NAGOYA STYLE Vol.51~地震について~
2020年01月28日
皆様こんにちは。
営業の神戸です。
近年、地震や台風が頻繁に起こり災害への関心が高まってきました。
そのような非常事態に何か対策をたてなければと考える方も多いかと思います。
今回は地震に関するお話をしたいと思います。
さて住宅には耐震基準というものが存在します。
耐震基準は大きな災害が起こると同時により厳しいものへと改正を重ねてきました。
〇1981年(昭和56年) 旧耐震基準から新耐震基準へ
こちらの基準改正の原因は宮城県沖地震にあります。
旧耐震基準では震度5程度の中規模地震に対して倒壊しないという概念でしたが、
新耐震基準では震度6以上に耐えられることを基準とするよう設けられております。
ここでは主に地震の力に抵抗する耐力壁の量の基準が引き上げられています。
〇2000年(平成12年) 新耐震基準から2000年現行基準へ
この基準改正は阪神淡路大震災の後に行われております。
ここで改正された内容として2つご紹介いたします。
①柱、梁、筋交いの接合部に取り付ける金物の基準
木造住宅の構造である柱、梁、筋交いをそれぞれ
しっかり固定できるように金物が指定されました。
地震が起こった際に柱が基礎から抜けてしまうなど接合部からの倒壊を防ぐためです。
②耐力壁のバランスを考慮
住宅では日当たりのいい南側に窓多く配置し北側に壁を持ってくることが多いです。
そんなバランスを考慮していなかった家が
ねじれて倒壊する例が少なくありませんでした。
そこで、建物の重さの中心と耐力壁などの強さの中心の離れ具合である
「偏心率」が基準として追加されバランスが考慮されました。
この耐力壁のバランスと構造材の引き抜きに対する対策の強化こそが
2000年現行基準になります。
以上改正された耐震基準をご紹介させていただきました。
ご自宅の地震に対する安全性はどの程度のものか
少しでも関心をもっていただければと思います。
弊社では、現状の耐震診断から耐震補強計画までご提案させていただいております。
ご興味のある方はぜひ一度ご検討してみてはいかがでしょうか。
今後もイベントを開催しています。
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