先祖代々住み継がれてきた旧家・古民家ならではの「木の重厚感」や「家族の歴史」を活かしながら、現代の暮らしに合った機能や設備を取り入れて次世代に受け継ぐためのリフォームをご紹介します。
旧家・古民家とは?
一般的に、明確な定義がありませんが、住友林業のリフォームでは、1950年以前に建築された建物を旧家・古民家と呼んでいます。
住宅の建築時期と性能
旧家・古民家 | |||||
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建築年 | ~1950年 | 1950年~ | 1981年~ | 2000年~ | 2025年~ |
建築基準法 | 法制定前 | 旧耐震基準 | 新耐震基準 | 2000年耐震基準 | 2025年耐震基準 |
基礎 | × | △ | △ | ○ | ○ |
図面 | × 殆ど残っていない |
△ 実際の建築物と合っていないケースあり |
△ 実際の建築物と合っていないケースあり |
○ | ○ |
接合金物 | × | × | △ | ○ | ○ |
壁のバランス | × | × | △ | ○ | ○ |
壁量 | × | × | ○ | ○ | ◎ |
断熱性・気密性 | × | × | × | △ | ○ |
旧家・古民家のリフォームのポイント
建物の問題点を明らかにする

旧家・古民家のほとんどが建築当時の図面が残っていません。
そのため、先ずは今の建物を徹底的に調査し、図面の書き起こしや建物の基本性能調査をする必要がありますが、これには非常に手間が掛かり、かつ、困難を極める作業となります。
当社では、伝統の木造建築工法を熟知した技術者が在籍し、現況調査や図面の復元、後世に住み継ぐために本当に必要な改良ポイントの把握に当たっています。
耐震性を確保する

住友林業のリフォームでは、最初に耐震改修方法を5つに分類し、建物の状態や法的規制、お客様のご要望などの色々な条件に対して、最適な補強方法を導き出すシステムを導入しています。
趣はそのままに、耐震性・断熱性を向上

長く住み継がれてきた旧家・古民家の面影を残しながら、独自に開発した工法により、最新の機能を備えた住まいへと再生します。
耐震性の向上に加え、断熱性を向上させることで、エコにも貢献します。