親世帯と子世帯が一緒に暮らす安心感。それぞれに心地よい距離感を保ちながら、お互いの暮らしをサポート。二世帯リフォームは、生活面や税制面でもメリットが期待できます。
住友林業のリフォームでは、柔軟な設計力で、ご家族に合わせた二世帯リフォームをご提案します。
二世帯リフォームの必要度をセルフチェック
二世帯リフォーム必要度チェック6項目
- 親や子世帯と一緒に暮らしたい
- 家事や育児、介護などのサポートがほしい
- 親(または子世帯)の生活が心配
- 将来の経済的・精神的な安心感がほしい
- 光熱費などを節約したい
- 相続対策を考えたい
1つでも当てはまる場合は、二世帯リフォームを検討してみてはいかがでしょう。
二世帯住宅で得られる安心感
実際に二世帯リフォームをした方への調査では、リフォームして良かったこと・助かっていることの1位として「いざというときに身寄りがいる安心感」が挙げられています。
二世帯同居は、家事や育児、介護などお互いをサポートし合うことができ、病気などいざという時に頼りにできる安心感があります。二世帯住宅は、親世帯、子世帯ともに過ごしやすくなる住まい方といえるでしょう。
「二世帯リフォーム」にして
良かったこと・助かっていること
株式会社リクルート 「2013年 リフォーム実施者調査」より
住友林業の二世帯リフォームのポイント
二世帯住宅は、いざというときに頼りにできる安心感がある反面、ライフスタイルや生活時間の違いなどによって、お互いにストレスを抱えてしまうことがあります。
住友林業のリフォームでは、それぞれのご家族の希望や状況を細部にわたるまで把握し、柔軟な設計力で、親世帯・子世帯両方の理想の暮らしを実現するためのプランをご提案します。
二世帯リフォームの種類
二世帯住宅は、その「独立度」によって、 大きく「完全同居タイプ」 「部分同居タイプ」「完全分離タイプ」 の3つに分けられます。ご家族が二世帯リフォームに求めるものを、まずは考えてみましょう。
完全同居タイプ
大家族の安心感でいつもにぎやか
リビング、ダイニング、キッチン、浴室などを共用、二世帯が完全にひとつの家族となって暮らす方法です。
もともと人づきあいが得意で、変化にも柔軟に対応できる家族に向いています。
リフォームのポイント
- 水まわりのスペースがひとつで済む分、みんなが集まるリビングを思い切って大きくしたり、それぞれの寝室を広くとってくつろぎのスペースを設けることが可能です。
- 子世帯用にミニキッチンやシャワーを設ければ、プライベートを確保できます。
部分同居タイプ(部分共有、部分分離タイプ)
生活パターンの違いを尊重し、楽しく交流
玄関はひとつですが、浴室やダイニング、キッチン、さらにリビングなどを世帯ごとに設けて独立性を高めたタイプです。
何をどこまで独立させるかによって、さまざまなバリエーションが考えられます。
リフォームのポイント
- 両世帯の交流ができるような場所をあらかじめ確保しておくとよいでしょう。
- 「独立」と「交流」のバランスを家族間で上手に保つことがポイントです。
- 家事支援についてもお互いにどの程度求めているのかを事前に話し合っておくとよいでしょう。
完全分離タイプ
独立した生活の中で感じるお互いの気配
玄関を別に設けるなど、共用で使う部分を最小限にし、生活空間を独立させた住まいを2つ並べたタイプです。
長く単世帯で暮らしてきた家族同士でも、無理なくひとつ屋根の下に暮らす安心感を実現できます。
リフォームのポイント
- 上下や左右に分けることが多く、一部を内部でつなぐ場合もあります。上下に分ける場合は、外階段の設置も可能です。
- 空間、設備が2つずつ必要になるため、比較的大きなスペースが求められます。
二世帯が快適に暮らすプランニングのポイント
Point 1
世帯ごとのプライベートを確保
親世帯と子世帯は本来、独立したそれぞれの家庭です。完全同居の間取りを考える場合でも、世帯ごとのプライベートな生活空間を確保しておくと安心です。
例えば、普段の生活は一緒でもそれぞれにリビングは設けるなど、ライフスタイルや生活時間の違いなどを考慮した間取りを考えましょう。
Point 2
集いたくなる交流空間を設ける
独立性の高いプランを考えている場合、どこかに交流できる共有空間を作っておくと、同居のよさを味わえます。
例えば、互いに行き来しやすい動線上に、ゆったりとした広さのリビングスペースを確保。普段は別々でも、週末や記念日には同じ食卓を囲んでみては。ともに過ごす時間が二世帯の距離がぐっと近づけます。
Point 3
動線を暮らしに合わせて
リフォーム前によく検討しておきたいのが、家庭内における人の動きです。
朝の慌ただしい時間に家族の動線がぶつかるなど、小さな積み重ねがストレスになります。
家の中に家事を切り盛りする人が複数いる場合には、使う時間や段取りをよく話し合いましょう。ミニキッチンや世帯ごとの物干し場を作っておくのもおすすめです。
Point 4
収納は世帯別に用意
家族の人数が増える分だけ、収納スペースをたっぷりと確保しておくことがポイントです。
リフォームする際には小屋裏(屋根裏)や、1階の天井と2階の床との間の階間も賢く活用しましょう。
天井の高さが1.4m以下で、広さがその真下にある部屋の床面積の2分の1未満であれば、容積率を気にせず収納スペースを確保することが可能です。
減税・補助金制度の活用で実質負担額を軽減
二世帯リフォームをする場合、減税制度や補助金をうまく活用して負担額を減らしましょう。
二世帯リフォームによる所得税の控除
所得税の控除① 投資型減税 現金またはローンを利用する場合 |
最大控除額 25万円 |
控除対象となる工事費限度額:250万円(控除率:10%) 期間:2021年12月31日まで(予定) |
所得税の控除② ローン型減税 返済期間5年以上のローンを利用する場合 |
最大控除額 62.5万円 |
控除対象となる工事費限度額:同居対応工事:250万円(控除率2%)、同居対応以外の工事:750万円(控除率1%) 期間:2021年12月31日まで(予定) |
二世帯リフォームによる相続税評価額の減額
親(被相続人)と一緒に住んでいる土地を相続した場合、330㎡までの相続税評価額が80%減額されます。
小規模宅地等の特例 (居住用宅地)の減額割合 宅地の種類:親(被相続人)が住んでいた宅地 |
減額割合 8割 |
減額面積: 330m3まで(同居または生計をひとつにする子どもが相続し、その後も住み続ける場合) |
二世帯リフォームに関わる補助金制度
令和2年度 長期優良住宅化 リフォーム推進事業 |
①一定の性能向上が認められる場合 最大150万円※1 |
既存住宅の性能向上のためのリフォーム工事および三世代同居改修工事を対象に、国から補助金が交付されます。 |
②長期優良住宅認定を取得した場合 最大250万円※1 |
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③長期優良住宅認定を取得し、 さらに省エネルギー性能を高めた場合 最大350万円※1 |
二世帯リフォームした方の感想
実際に二世帯リフォームした方から、こんな声をいただいています。
(築15年・30代)
リフォームのきっかけ 子供が成長し(4歳と2歳)、マンションが手狭になったため、両親との同居を検討
「複数社に依頼したが、住友林業ホームテックの完全分離の二世帯住宅という提案が、もっとも納得感があった。2階を子世帯の住居としたため、生活時間帯や子供が遊ぶ足音などに配慮して、親世帯の寝室と子世帯のリビングが上下で重ならないように間取りを工夫してもらった。完全分離型だが、お互いにそばにいることで安心感がとても大きい」
(築18年・30代)
リフォームのきっかけ 一人暮らしの義母が心配で、家族で同居することにした
「営業の方がとても良かったので、結局相見積りを取らず住友林業ホームテックに決めた。こだわったのは、義母と子どもたちが触れ合える間取りにすること。子供部屋は義母の部屋の前を通るつくりにした。義母も『新築に二度住めるようで幸せ』と言ってます」
(築31年・50代)
リフォームのきっかけ 姉と、妹とその娘の3人で暮らしているが、姉の定年を機に、二世帯風(1階と2階で空間を分ける)リフォームを検討
完全分離型の二世帯住宅にリフォーム。2階を子世帯用にすることで、妻のこだわりが詰まった暮らしやすい間取りを実現することができた。増築リフォームによってそれぞれの世帯の暮らしが豊かになったと感じている」
二世帯リフォーム事例
お母様とご夫婦がちょうど良い距離感を保つ
部分同居タイプに二世帯リフォーム
ご高齢のお母様がお一人で暮らしていた家にご夫婦で同居することになり、お互いにプライバシーを守りながら、ちょうど良い距離感でコミュニケーションをとりながら暮らせるようにリフォーム。メインのキッチンの他に、お母様の部屋にもミニキッチンを設けるなど、部分同居タイプの二世帯住宅にしました。
アメリカ人の奥様とご主人は、フレンチテイストがお好み。居間の格天井などこれまでのお気に入りを残しつつ、雰囲気を一新しました。
埼玉県O様邸
■建物種別:戸建て ■築年数:29年 ■構造:在来木造 ■工事面積:141.3m2 ■工期:150日
二世帯リフォームの注意点
検討の際には子世帯の配偶者に配慮
二世帯リフォームを成功させるには、子世帯の配偶者を思いやることが重要です。
親世帯と考え方が違ったり、世代間のギャップがあったり、配偶者の立場では、言いだしにくいこともあります
そのような場合、リフォームエンジニアがご家族のご要望を個別にお聞きするなど、ご家族それぞれの気持ち・要望に配慮したプランをご提案します。
リフォーム後の生活コストも事前に検討を
二世帯住宅には経済的なメリットが多くありますが、電気・水道・ガスなどの光熱費をどちらかが、まとめて払うのか、世帯ごとに払うのかなど、住まいの生活コストについては事前に話し合い、メーターを個別に設置するなど対策を検討しましょう。