戸建てリフォームメニュー 内装リフォームの費用相場や事例を詳しく解説

経年とともに家だけでなく家族の暮らし方も変化していきます。身体に合わせて、より使いやすく快適な空間にしてはいかがでしょうか。また、カーテン取り替えや壁紙の張り替えだけでも、部屋が明るくなり雰囲気が一新します。まずご家族が暮らしやすい住まいにするために、手軽にできる内装リフォームをご検討ください。

内装リフォームの費用相場

内装リフォームの費用は、カーテンやブラインドなど比較的価格の安い部材の交換から、ある程度工事が必要な建具交換、間取りを変更した際の各内装材の全面刷新の順に、施工する部材の数や広さ、設備工事を伴う工事内容などに応じて高額になっていきます。

参考費用
30万円~

※20帖でクロス張替えのみ

費用変動の要素

少額

高額

  • カーテン交換
  • クロスの張り替え
  • 建具を交換
  • 壁材や壁の意匠を変更
  • 間取り変更に合わせた各種内装材を全面一新

内装リフォームのトレンド

15年前から暮らし方は変わっていませんか? リフォームのご相談でお話を伺うと、リビングで過ごす時間や使い方などが変化しているご家族が多くいらっしゃいます。内装を変えることで、今の暮らし方に合った住まいにリフォームできます。

利便性や見映えを高める収納

玄関に衣服収納を設置

  • 最近は玄関に衣服をしまえる収納を設置する家庭が増えています。コートや帽子、仕事カバンをリビングにしまっておければ、帰宅時にすぐにくつろげ、翌日出かけるときにも仕度がしやすくなります。

壁を有効活用するニッチ(埋込)収納

  • 収納家具を置く、あるいは壁に収納用の棚を設置する代わりに、壁の一部をへこませて収納スペースを設ける、あるいは壁に収納を埋め込む「ニッチ収納」が人気です。例えば、リビングにインターホンを埋め込む収納や、トイレなら備品入れの収納を壁の中に設置する、また柱の中に小物を入れる収納を作る方法です。
    収納家具や造り付けの棚に比べ、壁の凹凸が目立たなくなり、部屋を広く使えるほか、デッドスペースも活用できます。埋め込む家具や設備の色味を壁と揃える、または敢えてアクセント的に変えることで、部屋全体の印象をコーディネートできます。

昼夜で表情を変える内装

  • 同じリビングや寝室でも、温かい色味の照明や間接照明などを設置すると、床や壁、天井の雰囲気が昼夜で変わります。光の当たる角度で陰影の変化を楽しめるデザイン性の高い壁や塗り壁も選ばれています。
    リモートワークの普及で家で過ごす時間が増えたこともあり、仕事時間である昼とプライベートの時間の夜で住まいの表情を変えることで、気持ちを切り替える効果もあります。

内装リフォームの種類

壁紙や床などの内装を変えることで部屋のイメージを一新できます。それぞれの特徴を知り、部屋の用途や希望の雰囲気に合わせて選びましょう。

クロスを張り替えて印象を変えるほか、壁を塗り直す塗装工事や木材を貼り付けるといったリフォームの方法があります。
クロスは意匠性豊かなさまざまなタイプがあり、また消臭や湿気を吸収できる機能を備えたものもあります。
壁材には、ウッドパネルやデザインウォール、漆喰などがあります。ウッドパネルは豊かな木目と立体感が特徴。デザインウォールは壁面に表情を与え、照明の角度によって変化を楽しめます。消臭や調湿に優れ、洋室・和室どちらとの親和性も高い漆喰や、消臭・調湿に優れたエコカラットなど部屋の用途とデザインに合わせて選びましょう。
最近は壁の一面だけ、デザインを変えたり塗り壁にしたり空間のアクセントにする内装も人気です。ご紹介した壁材のほか、石やタイルなどを貼り付けてデザイン性高く演出することもできます。

クロス

ウッドパネル

デザインウォール

漆喰

天井

天井は面積が広いので、部屋の明るさや印象に大きく影響します。壁と同じように、クロスを張る方法のほか、木材を張り付けたり、漆喰などを塗る方法もあります。
木質系の天井であれば、国産の桧・杉の自然の木目が特徴の木製リブ天井材や、オーク材のナチュラルシーリングなどは、自然素材の温かみにより部屋全体を落ち着いた空間に整えてくれます。漆喰や珪藻土は、調湿性・断熱性に優れています。中には壁と同様に、消臭・抗菌などの機能を有するタイプもあります。
素材だけでなく、梁をあえて見せることで、天井の高さをより演出したり、壁や床とデザインを合わせて空間に一体感を創出するリフォームも人気です。

木製リブ天井材

ナチュラルシーリング

床の素材には、人気が高い自然素材を使ったフローリングから、シートやクッションフロア、フロアタイル、カーペットなど上張りするもの、石や畳といった和の床材まで多様な種類があります。フローリング材の中にも無垢材フローリングや集成材フローリングなど複数の選択が可能です。
床材によって、部屋の明るさや温もり、広さの印象まで変わります。床材を選ぶ際には、照明の照り返しや採光、天井や壁との色・デザインの相性なども考慮することが大切です。
また、床は身体に触れる時間が長い部位でもあります。足裏への刺激は健康への影響が大きいとされており、住友林業のリフォームでは「疲れにくい」「ケガしにくい」「健康増進に効果がある」とされる天然素材の無垢材をお勧めしています。

フローリング

シート

クッションフロア

建具

ユニバーサルデザインの建具が増えています。バリアフリーに対応した段差のないドア・間仕切りや、開閉時の音が静かなドア、少ない力で開けられるドアなど。これらは防音性も備わっているので、二世帯住宅などに適しています。家族構成やライフスタイルの変化に合わせ、機能や性能を選んで建具を取り替えると良いでしょう。
また、建具を選ぶ際は部屋にマッチした色や素材を選ぶことで、空間に統一感が生まれます。お客様のご要望をヒアリングし、最適な色・素材・デザイン・機能の建具をご提案いたします。

ドア

間仕切り

カーテン・ブラインド・ロールスクリーン

カーテン・ブラインド類は、採光の調節はもちろん、防音・防湿・遮光・遮熱・消臭などさまざまな役割を担っています。一般的なカーテンの他、空間をスッキリ見せるロールスクリーンなども人気があります。また、木や紙素材のデザイン性の高いブラインドも一般的になりました。ブラインドは角度を変えれば、光を室内に取り込みながら、屋外からの視線を防ぐ効果があります。ロールスクリーンは、わずかな操作で開閉できるので、周辺を掃除しやすいのが特徴です。
カーテン・ブラインドは、室内の印象を手軽かつローコストで変えられます。外からのプライバシー保護の観点も考慮して選ぶことをお勧めします。

カーテン

ブラインド

ロールスクリーン

収納

リフォームは収納を見直す良い機会です。モノの要不要を見極めるだけでなく、収納自体を暮らし方に合わせて変えられるためです。「いつも座っている椅子から手を伸ばすだけでリモコンが取れる」など、生活動線や部屋での過ごし方にフィットする位置に収納を設けることで、暮らしやすさが格段に向上します。造り付けの収納であれば、既製品の収納家具よりも空間になじませることができます。地震で倒れる心配もありません。
最近は壁との一体感を考慮したニッチ収納、ユニット化されたシステムクロゼットなどが人気です。

造り付け収納

システムクロゼット

内装リフォームのポイント

ポイント内装リフォームは「全体」で考える

  • 壁や天井など大規模な工事が必要となるリフォームのほか、カーテンの取替えや壁紙の張り替えなど簡単な作業で済むものもある内装リフォームですが、「住まいをトータルでコーディネートするリフォーム」をお勧めします。
    注意点として、傷や老朽化が目立つ場所だけをリフォームで新しくすると、その部分だけ見た目が変わるため、バランスの悪さを感じながら生活することが挙げられます。同じタイミングで内装を含めたLDKなどを改修すれば、バランス良い空間を実現できます。

住友林業のリフォームならインテリアコーディネートも提案

  • 住友林業ホームテックにはインテリアの専門担当が在籍しています。またリフォームエンジニアは、住まいとさまざまな素材に精通しています。これらのプロが、住まいの構造や材料はもちろん、水まわり空間と居住空間のバランス、家具や照明などのインテリアまで、トータルでリフォームをご提案できます。
    例えば、空間を広く感じさせるためのスポットライト照明や、出窓の高さや壁の梁の出っ張りなどのスペースに収まる造り付け収納など、過ごしやすさを追求したリフォームをご提案します。

住友林業のリフォームなら技術力で柔軟に内装アレンジ

  • 住友林業のリフォームは、確かな技術力に裏打ちされた的確な構造計算を基に、既存の壁を撤去するといったリフォームも可能です。例えば、抜いた壁のところに格子状の内装を施せば、見映え良い仕上がりになります。また、住まいの構造上撤去できない柱を活用して収納を設けるなど柔軟なアイデアと技術で、さまざまなご要望を実現します。

住友林業のリフォームなら手摺り一つでも確実に調査

  • バリアフリー対策で手摺りを設置する工事は一見簡単に思えますが、取り付け位置の見極めはもちろん、しっかりと体重を支えられるよう設置することが何よりも重要です。そのため、手摺りに体重がかかっても耐えられるように壁内補強が必要な場合があります。その診断も含め、手摺りを付けられる際は、リフォームエンジニアにご相談ください。

    どこでも設置できる下地つき手摺りもあります

内装リフォームで利用できる減税・補助金制度

内装リフォームで耐震や省エネ、バリアフリーリフォームをした場合、減税制度や補助金を活用できる場合があります。適用できる制度については、お気軽にご確認ください。

所得税の控除例1

現金またはローンを利用してリフォームする場合の制度(2022年12月31日まで)

投資型減税(所得税) 最大控除額
耐震リフォーム 25万円
省エネリフォーム 25万円
バリアフリーリフォーム 20万円

※それぞれに要件・条件があります。

所得税の控除例2

返済期間5年以上のローンを利用してリフォームする場合の制度(2022年12月31日まで)

ローン型減税(所得税) 最大控除額
省エネリフォーム 62.5万円
(所定の工事を複数行った場合の最大控除額)
バリアフリーリフォーム

※それぞれに要件・条件があります。

固定資産税の控除例

(2022年12月31日まで)

投資型減税(所得税) 最大控除額
耐震リフォーム 家屋の固定資産税額の1/2
(床面積120㎡相当まで)
省エネリフォーム 家屋の固定資産税額の1/3
(床面積120㎡相当まで)
バリアフリーリフォーム 家屋の固定資産税額の1/3
(床面積100㎡相当まで)

※それぞれに要件・条件があります。

耐震・省エネ・バリアフリーリフォームに関わる補助金制度の一例

令和2年度
長期優良住宅化
リフォーム推進事業
①一定の性能向上が認められる場合
最大100万円(※1:150万円)
既存住宅の性能向上のためのリフォーム工事および三世代同居改修工事を対象に、国から補助金が交付されます。
②長期優良住宅認定を取得した場合
最大200万円(※1:250万円)
③長期優良住宅認定を取得し、さらに省エネルギー性能を高めた場合
最大250万円(※1:300万円)

※1:三世代同居対応改修工事を実施する場合の補助限度額です。

※それぞれに要件・条件があります。この他にも自治体等によるさまざまな助成金制度があります。

内装リフォームした方の感想

実際に内装リフォームをご依頼いただいた方から、こんな声をいただいています。

(築26年/50代)

リフォームのきっかけ

水漏れが起こり、修理だけでなく、現在の家で満足していない部分もリフォーム。

「気に入っていた天井の照明を残して設計してもらえた。母の希望で業務用のキッチンを使用しているが、見た目が無骨で音も大きい。それを伝えると収納を多く設けて、見せたくない部分を隠せてかつ音が聞こえないように設計してもらえた。とても満足している」

(築30年・60代)

リフォームのきっかけ

昔から続く和菓子店と、同じ土地にある自宅をリフォームしたい。建て替えなどもしているが、和菓子店は明治8年創業。その佇まいを残したい。

「景観保護を推進する会の会長をしていることもあり、店舗の印象を残したかった。天井には無垢板を採用したが、その味わいが気に入っている。また店舗の床に石を使ったが、そちらも評判が良い」

(築33年・40代)

リフォームのきっかけ

両親との同居に際し、リフォーム。以前の家が、両親の要望を通してつくったものだったので、プロの提案がほしかった。

「天然素材に詳しく、インテリアコーディネーターも抱えているという点に魅力を感じ、依頼した。自分たちの暮らしに合った間取りから提案してもらえ、さらにクロスやカーテン、照明まですべて提案してほしいとお願いした。期待以上の提案で家をつくってもらえ、家族みんな喜んでいる」

内装リフォーム事例

多彩な内装素材を採り入れて表情豊かな空間に

木や石、タイルなど多彩な素材を用いることで、上質感に満たされる暮らしを実現。ひとり掛けのバルセロナチェア、お気に入りのソファなどが、シックな空間と美しく調和しています。折り上げ天井には間接照明を入れ、夜の表情も素敵に。「まるで違う家に住んでいるような感じです。どこにいてもリラックスできるのがいいですね」とOさん。

木をふんだんに組み込み、温もりある住まいを実現

住まいの顔となる玄関は濃いブラウンを基調としたシックな大人の雰囲気に。和を感じさせるデザインで高級感を醸し出しています。上がり框は段差を抑えるために階段状に。思い出の詰まった既存の式台を再利用し、手前を斜めに切ることで視覚的な広がりが感じられる空間になりました。

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  • 具体例を見せていただき、リフォームのイメージが膨らみました。(50代 夫婦)
  • リフォームの具体的なすすめ方や注意点がよくわかるようになりました(60代 夫婦)
  • オンライン相談で気軽に相談できてリフォームアドバイスをいただけました(40代 夫婦)

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