旧家・古民家の省エネルギーリフォーム技術│住友林業のリフォーム

快適な生活を保つための技術

旧家・古民家の多くは家の断熱性能に問題があり、快適に過ごすための性能が十分ではありません。住友林業の省エネルギーリフォーム技術は、外の温度変化に影響されず、四季を通して室内で快適に過ごせる家を作るための技術です。

住まいを解体せずに気密断熱性を把握する調査方法や、自然の力を活用する新しい技術など、省エネ性能の向上を図る研究開発にも積極的に取り組んでいます。

サーモカメラによる現場調査で、問題個所が明確にわかる

温度に応じて色が変わって写るサーモカメラを用いて部屋を撮影すれば場所ごとの温度が一目でわかり、どこにどんな気密断熱材技術を採用すればいいかの判断がつきやすくなります。住友林業ホームテックは無駄なく効率のいいリフォームを実現できるよう、このような調査技術の研究も行っています。

大きなガラス戸は冷えの原因になります。

ガラス戸の前に障子戸を重ねるだけでも大きな断熱効果を得られることがわかる写真です。
ガラス戸に次いで上部の土壁部分が冷たく、暖気が上るはずの天井も障子戸の表面よりは温度が低いことを、色の違いが示しています。

黄色から赤になるほど温度は高く、
緑色から青になるほど温度が低いことを示しています。

畳のへりからも冷気が侵入。

引き戸の下と、畳のへりから冷気が漏れ、畳の表面や柱を冷やしている様子がわかります。
直前まで立っていた人の足の位置が赤くなっていることからも、ちょっとしたことで温度が変わることもうかがえます。

天袋の中や天井や壁も断熱が必要。

天袋の写真です。上の戸を閉めている写真から、天袋の中から冷気がもれていることがわかりますが、開けてみると驚くほど中が冷えていることがわかります。天袋内の天井や壁の断熱を怠ってはいけないということの証拠です。

建物の状況に合わせた断熱メニューを用意

木造住宅の断熱性能に関する基準（旧省エネルギー基準）が制定されたのは昭和55（1980）年のことです。
それ以前に建てられた家には、断熱材がまったく入っていないこともありますので、断熱・省エネ診断をおすすめします。
断熱材工事は、外壁側からも室内側から施工でき、同時に耐震補強工事も行えますので、筋かい方式から面材方式に変えると断熱材をすっぽり充填できるので効果的です。
また、床下断熱や通気止め、コンセントの気密処理などを精密に行うことで、より断熱性の高い家が実現します。