住友林業のリフォーム つくば支店 完成現場のご紹介8
2025年06月21日
実例紹介
みなさんこんにちは、つくば支店のリフォーム事例をご紹介します。
今回は茨城県の推定築200年H様邸のリフォーム事例です。
今回のリフォームでは、歴史ある旧家の立派な材を残しつつ、安心して暮らせる、地震に強い家にすることを目指しました。
約200年前の構造材を残しながら耐震性を高めるため、建物を丸ごと持ち上げる揚屋工法により基礎から補強工事を行いました。
長年にわたって歴史を紡いできた旧家の趣を残すため、できる限り材料は再利用し、新しく使用する材料も自然素材を多く採用しています。
当社独自の制震ダンパーをはじめとした耐震補強工法や環境負荷低減工法の採用により、長期優良住宅の認定を取得しました。
外観:既存の浴室や馬小屋を減築し、凸凹のある既存の平面形から、直線的でシンプルな外観に収めたプランとしています。
自然豊かな敷地で小さなお子様ものびのびと走り回れる環境となりました。
家全体をリフォームする上で断熱性能を向上させることにより、空調効率がよく大空間の間取りでも寒さを感じないよう工夫しました。
屋根:特徴のある茅葺屋根の勾配や、煙出しのデザインを活かした外観としています。
耐久性に優れたガルバリウム鋼板葺とする事で屋根を大幅に軽量化し、耐震性を高めています。
深い軒が夏の日差しを遮り、冬の日射を取り込むなど自然環境との共生を果たしています。
LDK:既存の構造材をあらわしとすることによりダイナミックな空間の広がりや、歴史ある風合いを感じられます。
スギ材を使用した無垢床に重厚な黒い梁と、クリーム系の内装を合わせることで、格式とぬくもりが調和した生活空間になりました。
内装の雰囲気に合わせてインテリアも深い色合いのものを採用しています。
こだわりのダイニングチェアにはウィリアムモリスの植物柄の張地を特注し、和の空間に華やかな英国デザインがアクセントとなっています。
キッチン:料理をしながら家族とコミュニケーションがとれるオープンな対面式とすると同時に、背面側にもサブシンクと
作業台を設けて効率的に家事ができるようにしました。
土間の北側に配置され、暗くて寒かったキッチンは、北面にも開口を設け、居間と繋げることで明るく、温かい空間となりました。
また、ウォークスルーのパントリーとキッチンを隣接させ、ダイニングとも通じる便利な回遊型動線としています。
サブシンク周りの壁にはお施主様の奥様が制作されたデルフト風タイルをしつらえました。
玄関:既存建具を多く利用し、リフォーム前の雰囲気を想起させる空間としています。
玄関ホールは既存建具をリフォームした可動間仕切りで区切れるようにし、現代の生活に合わせたプライバシーに配慮した空間となりました。
その一方で、昔のような人と人との繋がりは大切にしたいというお施主様のご意向を伺い、行事の際に近隣の方やご親族で集まるための
二間続きの和室は残し、玄関からアクセスしやすいよう配慮しました。
廊下:暗くて寒かった中廊下は大きく開いた開口から光や緑を取り入れることで明るくなりました。
断熱性能の高いサッシを採用したことで大きな開口を設けても寒さを感じづらくなっています。
和室の南と西を囲む廊下は南側だけを残した上で外部に連続する濡れ縁を設け、近隣の方と談笑したり、くつろぎながら読書が
できる明るいサンルームのような空間に生まれ変わりました。
いかがでしたでしょうか。簡単ではありますが、実例物件のご紹介をさせていただきました。
つくば支店では今回ご紹介をさせていただいたようなリフォーム実例を実際にご覧いただける現場見学会を定期的に開催しております。
またリフォームのご相談は随時受付けておりますので、お気軽にご相談ください。
担当:リフォームエンジニア 大野
- お電話での申し込み
お問い合わせは - つくば支店 0120-997-573