住まいのリフォームを進めるにあたって重要なお金のこと。賢くリフォームするためのポイントをご紹介します。
リフォーム・ローンを上手に活用
リフォーム費用のすべてを自己資金でまかなうのが難しい場合は、金融機関からの借入でカバーする方法があります。
当社経由でお申込みいただくことで、金利が優遇されるリフォーム・ローンもあります。
減税・補助金の活用で実質負担額を軽減
一定の条件に沿ったリフォームをする場合、減税制度や補助金制度を利用して費用を軽減することができます。
リフォーム減税制度
耐震や省エネ、バリアフリー、三世代同居対応、長期優良住宅化などのリフォームをする場合、工事費に応じて所得税や固定資産税が軽減される制度があります。
対象となる工事が現行の省エネ基準や耐震基準を満たす必要がある場合、リフォーム・ローンを利用した場合に限定されるものなど、制度により一定の条件があります。
また、親などからのリフォーム資金の援助には一定額まで贈与税がかからない特例もあります。
適用できる制度については、お気軽にご相談ください。
所得税の控除例1
現金またはローンを利用してリフォームする場合の制度(令和2年度)
投資型減税 (所得税) |
最大控除額 | |
---|---|---|
①耐震 | 25万円 |
①〜④併用の場合 または ②④⑤併用の場合 95万円 |
②バリアフリー | 20万円 | |
③省エネ | 25万円 | |
④三世代同居 | 25万円 | |
⑤長期優良住宅化 | 50万円 |
※それぞれに要件・条件があります。
所得税の控除例2
返済期間5年以上のローンを利用してリフォームする場合の制度(令和2年度)
ローン型減税 (所得税) |
最大控除額 |
---|---|
バリアフリー |
62.5万円 (所定の工事を複数行った場合の最大控除額) |
省エネ | |
三世代同居 | |
長期優良住宅化 |
※それぞれに要件・条件があります。
所得税の控除例3
返済期間10年以上のローンを利用してリフォームする場合の制度(令和2年度)
10年以上のローンを利用してリフォームをすると、10年間にわたって借入金の年末残高の1%が、支払った所得税から戻ります。
最大控除額 | |
---|---|
住宅ローン控除 |
10年間で400万円 (控除対処となる工事費限度額:4000万円) |
※要件・条件があります。
リフォーム補助金制度
国や自治体では、耐震や省エネ、介護(バリアフリー)などのリフォームをする場合、補助金などを支給するさまざまな制度を設けています。補助金を受けられる要件や制度は、自治体によって異なります。
また、空き家をリフォームして活用する場合、自治体によって、補助金や融資などの支援を受けられる場合があります。
適用できる制度については、お気軽にご相談ください。
補助金制度の一例(令和2年度)
助成対象 | 概要 | 助成額 | 事業名 |
---|---|---|---|
長期優良住宅化 | 耐震性や省エネ性を向上させる長期優良住宅化リフォームに対し補助金を交付 | 最大 300 万円 |
令和元年度補正予算 長期優良住宅化リフォーム補助金 |
断熱リフォーム | 高性能な断熱改修を行う場合に補助金を交付 | 最大 120 万円 |
令和2年度 高性能建材による住宅の断熱リフォーム支援事業(一般社団法人 環境共創イニシアチブ) |
ネット・ゼロ・エネルギーハウス(ZEH)化 | ネット・ゼロ・エネルギーハウス(ZEH)へ改修する場合に補助金が交付 | 60 万円〜 |
令和2年度 ZEH支援事業(一般社団法人環境共創イニシアチブ) |
※それぞれに要件・条件があります。この他にも自治体等によるさまざまな助成金制度があります。
リフォーム費用を抑えるヒント
以下のような方法で、リフォーム自体の費用を抑えることができます。
外装工事・屋根工事
外装工事で作業用の足場を設置する場合、同時に屋根の工事、太陽光発電システムの設置、シャッター設置などを行えば、一度組んだ足場を複数の工事で利用でき、設置費用を抑えられます。
水まわりの設備交換
キッチン、バス、トイレ、洗面所など水まわりの設備を同時交換することで、事前準備や配管工事などを一度に実施でき、個別に工事するよりも費用を抑えることができます。
関連範囲の同時工事
例えば、キッチンのみの工事で、床や壁など局所的に内装補修するよりも、空間的につながるリビング、ダイニングの床や壁も同時に施工する方が、工事面積あたりの単価を抑えられます。
早期のメンテナンス工事
建物は経年とともに劣化が進みます。劣化が進行してからでは大規模な補修が必要になりますが、傷みが目立つ前の早期にメンテナンスすることで、費用を抑えて状態を元に戻すことができます。
傷つきやすい箇所の耐久性向上工事
よく触れる壁やよく通る床などは、早く傷みがちです。高耐久性壁紙やフロアコーティングなど、耐久性のある素材を使うことで、将来の補修費用を抑えることができます。
家計の出費を抑える性能向上工事
例えば、断熱材を入れ替え、省エネ型エアコンにするなど、最新の高性能な資材・設備を組み合わせることで、リフォーム後の光熱費などを抑えることができます。
効率的なリフォームプランについては、お気軽にご相談ください。