マンションリフォームの限界に挑む 開放的な空間に変貌を遂げた上品な住まい

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ライフスタイルが変化していくにつれ、「住まいに求めるものが変わる」というのは、よくある話です。
設備が老朽化していくことも考えられます。
常に住み心地の良い住まいを保つためには、定期的なメンテナンスが必要なのかもしれません。

今回は、設備の老朽化が重なったことをきっかけにリフォームを決断され、開放感のある住み心地の良い住まいを手に入れたお客様の事例をご紹介します。

1.リフォームのきっかけ

ここではS様がリフォームを決断された理由をご紹介をします。

(1)過去にもライフスタイルの変化に合わせリフォーム

S様のお住まいは築28年のマンションです。
以前に子供部屋の勉強机の造り付けと撤去などで2回のリフォームを経験しています。
お子様の成長とともに、住まいもメンテナンスしてきたのです。

現在は2人のお子様も独立され別居しており、ご主人様も単身赴任をされているため、S様は一人で暮らしていました。

(2)相次ぐ設備の老朽化

最初に不具合があったのは、洗面台のボウルでした。
修繕の見積もりをしましたが、思ったより高額となり一旦保留に。

その後お風呂の配管にも不具合が生じ、工事を行うには床のフローリングを剥いで作業する必要があったといいます。

思いのほか大規模な修繕が必要となったこともあり、「いっそのこと新たに住まいを購入するか、リフォームを行うか、どちらかの選択をしよう」と思うようになったそうです。

(3)マンションの間取りを大胆に変更したいならリフォームしかない

「仕事柄、不動産関係に詳しいのですが、マンションの間取りはこの数十年間であまり大きく進化していないと感じていました。だから本当に思い通りの間取りにするなら、リフォームするしかないと思ったんです。」

新築を購入するには費用が嵩むこともあり、S様は費用を抑え自由自在に住まいを設計できるリフォームを選択されることになったのです。

2.リフォームでのこだわりポイント

S様は今回のリフォームで「開放的な間取り」「大空間LDKの新設」「使い勝手の良さ」を希望されました。
ここでは、S様が特にこだわったポイントについてご紹介をします。

(1)細部にまでこだわった設計 近隣への配慮も忘れずに

廊下、寝室とLDKを、使い勝手の良いストレートな導線でつなげることを意識し、設計しました。
インナーサッシと断熱材を採用したことで、気密性と断熱性が格段に向上しています。

またウッドタイルや格子スクリーン、照明などを駆使し、白を基調としたシンプルで上品な空間を演出した点もポイントです。

工事でご迷惑をおかけすることから、マンション理事会の定例会に出席させていただくなど、近隣住民の方に対しても細心の注意を払いました。

(2)モデルルームのような上質空間 開放的なLDK

お子様の成長とともに使用する機会が減り、和室はデッドスペースと化していました。
和室に圧迫され、隣接するリビングは細長く閉鎖的な空間になっていたといいます。
そこで、開放的なLDKを実現するため、和室とリビング、キッチンを一体化しました。

使い勝手の悪かった独立キッチンは、リビングと一体化したアイランド型に生まれ変わりました。
収納もたっぷりと用意し、動線も整理したことで、使い勝手も格段に向上しています。
作業しながら会話をすることができるようになった点も、大きなメリットです。
プライムウッドのフローリングが上質な空間を造る、開放的なLDKとなりました。

白を基調としたシンプルな空間に、照明で品よく照らされたアクセントウォールがよく映えます。
広さと奥行き十分の壁面収納を造り付けているため、物が外に溢れることのないスッキリとした空間となりました。

(3)機能もデザインも充実の玄関と廊下

湿気がこもりやすく、すぐに結露していたという玄関も、機能的で美しい空間に大変貌を遂げました。

空間と溶け込む違和感のない収納になるよう、下足入れはオリジナルの造作家具を採用しています。
正面にあるエコカラットの壁紙は、湿気対策や消臭効果が期待できるため、機能性も高くなりました。
ライトによる陰影によって壁紙の凹凸がより際立ち、上品なインパクトを添えています。

LDKに続く廊下には、スリッパなどのアイテムを入れる収納を造りました。
扉に鏡を貼っているので、出がけに身だしなみのチェックができます。
玄関先で鏡を使いやすいよう、扉の開く向きなども工夫しました。

廊下とLDKを繋ぐ扉は 明かりに照らされたモダンな縦格子スクリーンを採用しています。
家族の気配を感じつつも、プライベート空間が見えすぎない絶妙なデザインです。
廊下側からもLDK側からも印象的な、美しい間口となりました。

3.【部位別】リフォームの内容

ここでは更に細かく、S様のご自宅のこだわりポイントをご紹介します。

(1)家族のつながりを感じる寝室

ご主人様が単身赴任をされていることもあり、寝室はS様お一人分だけ用意するという要望があったと言います。
しかし、ヒアリングを重ねるにつれて、ご主人様が将来お戻りになることはもちろん、お父様の介護による同居へのご不安が出てきました。

そこで、使い勝手の良い洋室を2部屋用意しています。
2部屋をつなぐ引戸をつけ、家族の気配が感じられるよう工夫しました。
S様お一人での生活には、部屋全体をウォークインクローゼットの感覚で使用することができ、大変便利です。

(2)大容量の収納も充実

収納がなく家具を買い増すと、どうしてもデザイン性を損ねたり、片付けが煩雑になることが難点です。
そのような課題を解決すべく、玄関やリビングなど、様々な場所に造作収納を設けています。

各所の大容量収納と動線の整理により、常にキレイな空間を保つことができるようになりました。

(3)シックな空間で過ごす寛ぎのバスタイム

大理石調のパネルがシックなバスルームです。
ユニットバスを採用しているので、ゆったりと足を伸ばして湯船に浸かることができます。

乾燥機付きなので、しつこい湿気に悩まされることもありません。
機能性とデザイン性が共存する空間となりました。

(4)洗面室とトイレが一体となったホテルのような空間

マンションという限られた面積の中でも、出来る限り開放的なトイレにしたかったというS様。
そこで、天井の梁と腰高の壁で仕切り、洗面とトイレを一体化させることでご希望を実現しました。

洗面化粧台は、収納力もたっぷりあるものをセレクトし、多数のアイテムを簡単に収納することができます。
トイレと洗面室が一体化したことで、ホテルのような仕上がりになりました。

4.リフォーム後の暮らしの変化

S様にリフォーム後の暮らしの変化について尋ねてみましたところ、以下のようなご回答をいただきました。

  • やり残したことが一切ないと思えるほど、全ての空間を気に入っている。リフォームをして本当に良かった。
  • 空間としての気持ちよさはもちろん、断熱材や二重サッシを入れてもらったことで、温熱環境が改善された。「マンションてこんなに快適だったんだ!」と日々感じている。
  • 生活の習慣だけでなく、気分的なものが一番変わったと思う。掃除のしやすさ、収納のしやすさ、湿気の改善、動線の整理など、様々なことが劇的に変化したことで、常にキレイな空間を保とうとするようになった。
  • 夫も居心地がいいようで、前よりも頻繁に単身赴任先から帰ってくるようになった。特にお風呂がお気に入りのようだ。
  • 父も「俺の部屋ができている」と友人たちに自慢しているようだ。
  • 息子たちはキレイすぎてびっくりしたようだ。
  • 弟も「芸能人の家のようだ」と言っていた。
  • マンション内での内覧会では、「うちのマンションでもこんなにキレイに変わるのか!」と驚かれ、とても好評だった。

他にも多くのお褒めの言葉をいただき、S様ご家族にも大変お喜びいただいています。

5.住友林業のリフォームについて

ここではS様が当社にリフォームを依頼されたきっかけなどについてお伺いしました。

(1)住友林業ホームテックを選んだ理由

大規模なリフォームができる業者の選択肢がなかったとこもあり、インターネット検索等を通じて当社にお声がけいただいたそうです。
当初は消去法で当社を選んだため大きな期待はしていなかったとのことですが、プラン提案の速さや対応の丁寧さに信頼を感じられ、当社をお選びいただくことができました。

(2)住友林業ホームテックの対応

「最初から理想通りの提案をいただいたので、全てが非常にスムーズでした。とにかく対応が早く人当りも良いので、なんでも相談できて本当にありがたかったです。分かりやすい説明で理解しやすかったので、納得のリフォームが出来たと感謝しています。近隣の方への配慮も素晴らしく、誠実に対応して委託ことができました。」と、大変ご満足いただいております。

6.まとめ

今回は、設備の老朽化が重なったことをきっかけにリフォームを決断され、開放感のある住み心地の良い住まいを手に入れた、S様の事例をご紹介させていただきました。
白を基調とした、シンプルで上品な住まいです。
S様ご家族が今後の人生を過ごされる、大切な住まい造りに貢献できたことが大変光栄です。
この度は当社をお選びいただき、ありがとうございました。