築100年の古民家リフォーム|愛着のある我が家を快適に暮らせる家に

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岡山県真庭市にお住まいのM様ご家族は、築100年の戸建て木造住宅で暮らしています。 今回は「築100年の古民家を快適に暮らせる家」のリフォームに成功した事例として、ご紹介をさせていただきます。
ぜひ参考にしてください。

1.リフォームのきっかけ

ここではM様が築100年の戸建て木造住宅を、リフォームすることになったきっかけについてご紹介します。

(1)建物が老朽化して冬になると非常に寒い

M様宅は築100年という歴史のある古民家のため、建物全体の老朽化が進んでいました。
そのため、水回り関連の設備機器も古くなり、建具や内装も汚れや傷んでいる箇所が目立っています。

また、建物が古いため冬になるとすきま風が入り、冬場が非常に寒いのが辛かったそうです。今回のリフォームではリビングやキッチンに床暖房を導入して、暖かく過ごせるようになっています。

(2)使いやすい間取りにして全ての部屋を有効活用したい

M様宅は部屋数が多い広々とした家ですが、使用できる部屋は少ないという問題点がありました。

お子さん達も中学生になり、それぞれ子供部屋を必要としていることから、全ての部屋を有効活用できるようにリフォームしています。

リフォームで新たに設けた子供部屋は以下の写真です。
物置と化していた2階の1室を子供用の学習スペースにしました。
天井を高くするためにむき出しにした梁は、インテリアのアクセントとなっています。

2.リフォームでのこだわりポイント

M様がリフォームする際に、特にこだわりたいポイントであげられたのは、おもに以下の2点です。

  • 「古き良きもの」は残しながら快適に暮らせる家にしたい
  • キャットウォークの設置

順にご紹介していきましょう。

(1)「古き良きもの」は残しながら快適に暮らせる家にしたい

下の写真はリフォーム前の和室です。
M様宅は今までに2回ほどリフォームを行ってきましたが、経年劣化により建具などが傷み、使いにくい状況でした。
部屋の中も全体的に暗めのトーンで、居心地がよいとは言えません。

【和室のbefore】

リフォーム後の和室は以下の写真です。
建具を新しくして壁をきれいにしたので、古いものを残しながらも明るい雰囲気となりました。欄間や柱、天井などは以前の住宅のものを再利用し、伝統的な美しさを醸し出しています。

ご先祖様から代々受け継いだ「書」を襖に仕立てるなど、旧家ならではの活用をしており、M家の歴史を後世に伝えていく役割も担っています。

【和室のafter】

(2)キャットウォークの設置

M様宅では、可愛らしい猫ちゃんを家族の一員として大切に育てています。
今回のリフォームでは、キッチンにこの猫ちゃんのためのキャットウォークを設置することになりました。

M様は当初、ここまでしっかりしたものは考えていませんでしたが、このキャットウォークを利用すると天井など高い場所のお手入れがしやすいそうです。

3.【部位別】リフォームの内容

ここでは築100年の住宅が、どのように快適なお住まいに仕上がったのかについてご紹介します。

(1)以前の趣を残した風格ある外観

下の写真はリフォーム前の建物外観です。
伝統的な和風住宅ですが、経年劣化により建物全体が色あせています。
特に玄関周りが古びた雰囲気になっていました。

【建物外観のbefore】

リフォーム後の建物外観は以下の写真です。
以前の住宅の趣を残しながらも、美しい古民家として再生しました。
漆喰の真壁造りをそのまま活かし、持ち味であるどっしりとした風格ある佇まいを見せています。

【和室のafter】

(2)吹き抜けのある開放的なLDK

以前のキッチンはダイニングスペースと共有しており、リビングなど他の部屋とは離れていたため使いにくい間取りでした。(下の写真)
インテリアも統一性がなく、全体的に雑多な印象を与えています。

【ダイニングキッチンのbefore】

リフォーム後のLDKは以下の写真です。
キッチンをリビングダイニングの隣に移動して使いやすい間取りに変更しました。
隣り合っていた3室の和室を一体化して、広々としたLDKに仕上げています。
大きな吹き抜けを設けて明るく開放的な空間になり、家族全員がゆっくりとくつろげるスペースです。

【LDKのafter】

システムキッチンは白で統一して、清潔感のある雰囲気にまとめました。(下の写真)
対面式なので、家族と会話をしながら料理を楽しめるキッチンです。
収納スペースもたっぷりあるため、いつもスッキリとした空間を保てます。

(3)癒しの空間のバスルーム

つい長湯をしてしまいたくなるゆったりとしたバスルームです。(下の写真)
バスルームは1日の疲れを癒す大切な場所であるため、M様はゆっくりとくつろげる広いバスタブにしたいと考えていました。

今回のリフォームでは、バスルームの面積を広げて大型のシステムバスを導入しています。ドーム型の天井が、より高さを感じられる開放的な空間であり、換気暖房機も取り入れたので、冬の寒い日でも暖かく快適に入浴できます。

(4)木質感が漂う明るく清潔なトイレ

下の写真はリフォーム前のトイレです。
和式トイレにポータブル便器を取り付けて利用していました。
床や壁がタイルのため、寒々しい印象を与えます。

【トイレのbefore】

リフォーム後は使いやすく清潔なトイレに生まれ変わりました。
白を基調とした木目調のインテリアで、明るく居心地の良い空間に仕上げています。

最新式のトイレを導入し手洗いカウンターも設け、寒さ対策としてパネルヒーターも設置しました。手すりを付けたので、年配の方も安心して利用できます。

【トイレのafter】

(5)旧家の趣を感じさせる来客用の玄関

下の写真はリフォーム前の来客用の玄関です。
広さはありますがどことなく生活感が漂うため、M様はお客様をお迎えする場所として、もっとスッキリとした空間にしたいと考えていました。

【玄関のbefore】

リフォーム後に完成した玄関は下の写真です。
旧家の雰囲気を残しながらも、スッキリとした空間に仕上げています。
天井にむき出しにした梁はそのまま活かして、和モダンな趣を演出しました。
上がり框は低い段差にして壁に手すりを設置したので、高齢者も安全に利用できます。

【玄関のbefore】

4.リフォーム後の暮らしの変化

M様にリフォーム後の暮らしの変化について尋ねてみましたところ、以下のようなご回答をいただきましたのでご紹介します。

  • 動線が良くなり時間に余裕ができた
  • 家の中が明るくなり暖かく過ごせるようになった

キッチンとリビングを一体化して家事動線が良くなったため、時間を効率的に使えるようになり気持ちに余裕ができたそうです。また、設備を一新し、オール電化にしたことで家事の労力も軽くなったと喜ばれています。今までは灯油ボイラーでお風呂を沸かすなどの手間がありました。

床暖房など寒さ対策も備えたため、冬場でも暖かく過ごせるようになったとのことです。吹き抜けや窓を設置したので、太陽の光が差し込む明るい住まいに生まれ変わりました。

5.住友林業のリフォームについて

M様が当社にリフォームをご依頼されたきっかけなどについてお伺いいたしました。

(1)住友林業ホームテックを選んだ理由

M様はリフォームを検討し始めた当初から、かなり大掛かりな工事になることを予想しており、ある程度大きな会社に依頼することを考えていました。

インターネットで検索したところ、「古民家」の実績が豊富な住友林業ホームテックを選んでいただいております。最初から当社に依頼することを考えていたため、他社に相見積もりを取ることはしなかったそうです。古民家の再生は当社の得意とする分野であり、たくさんの古民家を美しく快適な住まいに生まれ変わらせています。

(2)住友林業ホームテックの対応

リフォーム工事に際しての当社の対応についてお伺いをしたところ、以下のようなご回答をいただきました。

  • とても良くしてもらったので深く感謝をしている
  • 工事をした部分はすべて気に入っている

築100年の古民家ということで、今回のリフォームはかなり大規模な工事となりました。
M様にとってはご先祖様から受け継いだ大切な家であり、これからも家族が安全かつ快適に暮らせる住まいにする必要があります。

伝統的な趣はそのまま残しながらも、間取りの変更や設備機器を最新式にすることで、由緒ある古民家が居心地良く暮らせる素敵な住まいに再生しました。
「工事をした部分はすべて気に入っている」と喜んでいただき、当社としても大変うれしく思います。

6.まとめ

今回は築100年の木造住宅を、「伝統を残しながらも快適に暮らせる家」にリフォームした、岡山県真庭市のM様の事例について詳しくご紹介をさせていただきました。

築100年のM様宅は、新築では出せない奥深い味わいのある住宅です。今回のリフォームでは、ご先祖様から受け継いだ部材も再利用することでM家の歴史を後世に伝える住まいが完成しました。M家ならではの伝統が感じられる温かい雰囲気の住宅です。

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