住む人が幸せになれる明るく開放感のある家|自慢の大黒柱を家のシンボルに

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埼玉県ふじみ野市にお住まいのM様は、築30年の木造住宅に親子4人(3歳、0歳のお子さん2人)で暮らしているご家族です。上のお子さんが3歳になったのをきっかけに、ご両親が住まなくなった実家へ転居しました。近くには、ご主人のご両親や妹さんのご家族なども住んでいます。

今回は「住む人が幸せになれる明るく開放感のある家」に成功した事例として、ご紹介をさせていただきます。ぜひ参考にしてください。

1.リフォームのきっかけ

ここではM様がご自宅を、リフォームすることになったきっかけについてご紹介します。

(1)お子さんの学校のことを考えて実家を譲り受けることに

M様は賃貸マンションに暮らしていましたが、長男ということもあり、将来的には実家に戻ることを考えていました。上のお子さんが小学校に入る前に、生活の基盤をしっかりと固めておきたかったそうです。

ただし、ご両親とは「完全同居」するのではなく、今流行の「近居」スタイルを検討していました。結果的にご両親が「娘の家族が来た時に手狭である」という理由で、近くの中古住宅に住み替えをして、M様ご家族が実家に移り住んでいます。

(2)使いやすい間取りにするためにリフォームを実行

ご両親が大切にしていた実家に住むことになったM様ですが、築30年の住宅のため、間取りや住居設備が古いタイプのものでした。おまけにリビングは日差しが入らず、とてもそのままでは住む気になれなかったそうです。

したがって、住む人の気持ちが明るくなるような、開放的で使い勝手の良い間取りに変更するリフォームを実行しています。

2.リフォームでのこだわりポイント

M様がリフォームする際に、特にこだわりたいポイントであげられたのは以下の3点です。

  • 立派な大黒柱を上手く残したい
  • 広く開放的な家にしたい
  • 寒くて暗いキッチンを明るくしたい

順にご紹介していきましょう。

(1)立派な大黒柱を上手く残したい

間取り変更をしてリビングを新しくつくる位置に大黒柱があると判明した時点で、立派な大黒柱をインテリアの一部として有効活用することにしました。
「M家のシンボル」として残すために、床材と合わせた落ち着いた色味で美しく仕上げています。
また、大規模リフォームをするということで、ご両親に承諾をいただく際に、「大黒柱を残して実家を継承していきたい」という思いを理解してもらえ、スムーズに話が進められたそうです。

(2)居心地の良いリビングにしたい

築30年前の住宅のため間取りが古く、現代のライフスタイルに合った間取りとはいえませんでした。
家の中で一番日当たりの良い場所を、めったに使わない客間にしており、普段過ごす居間は家の奥にある日当たりの悪いところです。
お客様は年に数回しか見えないのに、普段住んでいる家族が居心地の良くない環境でした。
今回のリフォームでは、家の中で一番良い場所にリビングを設置して、ゆっくりくつろげる素敵な空間に仕上げています。

(3)片付けのしやすい収納スペースをつくりたい

収納スペースが遠い場所にあると、何となく片付けるのが億劫になるものです。
M様の奥様は整理整頓を効率良く行なうため、片付けのしやすい収納スペースをつくることを希望されていました。
今回のリフォームでは部屋ごとに収納スペースをしっかり設けて、すぐに片付けられるようにしています。

3.【部位別】リフォームの内容

ここでは築30年のご実家が、どのように快適なお住まいに仕上がったのかについてご紹介します。

(1)明るく開放感のあるリビング

【リビングのbefore】

上の写真はリフォーム前のリビングの写真です。
全体的に暗い雰囲気で自然な明るさを感じられません。間取りも狭く、ゆっくりとくつろげませんでした。

【リビングのafter】

広々としたLDKにするために、客間とダイニングを一体化して部屋の面積を広げました。
インテリアは木の質感を感じられるウッディなテイストにまとめて、開放感のあるモダンなリビングとなっています。
M家のシンボルともいえる大黒柱もインテリアの一部として味わい深い趣を醸し出しています。(上の写真)

【天井をなくして開放的になったリビング】

明るさと開放感を確保するために、2階の部屋の一部をなくして吹き抜けをつくりました。(上の写真)
吹き抜けがあるので上からも日差しが差し込み、明るい部屋の中で居心地よく過ごせます。
M様は家の中でこのリビングが一番のお気に入りの場所であり、まるでリゾートホテルにいるかのように極上の時間を楽しまれています。

(2)リビングが見渡せる最新式の対面キッチン

【キッチンのbefore】

キッチンが暗くて寒いというのもM様の悩みでした。
造り付けの食器棚もありましたが、30年前の様式ということでおしゃれとはいえません。
小さなお子さん2人の子育ての最中であるM家では、キッチンはとても重要なエリアなため、楽しく家事ができることを希望されていました。

【キッチンのafter】

リフォーム後のキッチンは上の写真です。
最新機能を備えた対面式のキッチンを設置しました。リビングが見渡せるので、小さなお子さんたちの様子を見守りながら家事に取り組めます。
カラーは白を選び、ウッディな色味と調和してぬくもりのある空間に仕上げています。
リビングからは光も入り込む、明るい雰囲気のキッチンです。

(3)収納力抜群で清々しい雰囲気の洗面所

以前の住宅では洗面所に窓がない間取りであったため、湿気がこもりやすく衛生上も良くありませんでした。
今回のリフォームでは、洗面所の位置を移動することにより、明るさと換気を確保できる窓を設置しています。空気の入れ替えができるので、健康面でも安心です。

収納力を上げるため、洗面化粧台は収納がたくさんできるタイプを選び、天井までの造り付けキャビネットを設置しました。カウンターも備えているので、入浴する際に着替えやタオルなどを置いておけます。キャビネットや洗面台はリビングと同じようにウッディなテイストでまとめており、スタイリッシュでありながら温かみのある空間です。

(4)木の質感が感じられる清潔なトイレ

築30年のため、トイレも設備が古く寒々しい場所でした。
トイレは1日に何回も使う場所であり、赤ちゃんがいるM家では、これからトイレトレーニングも待っています。
小さなお子さんたちが清潔かつ安全に使えるために、トイレを新しくすることも欠かせないポイントです。

今回のリフォームではトイレのドアを外開きとし、手すりも設置しました。
今はまだお若いM様ご夫婦ですが、老後になっても安心して利用ができます。
トイレの中には手洗い場や収納を設けて、この空間だけで用が足りるようになっています。
インテリアのテイストもウッディな雰囲気にまとめているスタイリッシュなトイレです。

4.リフォーム後の暮らしの変化

M様にリフォーム後の暮らしの変化について尋ねてみましたところ、以下のようなご回答をいただきましたのでご紹介します。

  • 片付けがしやすくなった

以前住んでいた賃貸マンションと比較すると、収納スペースが適所にあり、片付けるのがとてもラクになったそうです。
キッチンも収納スペースが完備されているため、使い終わったらすぐに仕舞えるというよい循環になりました。
お子さんのために用意したスタディールームでは、おもちゃ入れをカウンター下に置いていますが、小さなお子さんでもきちんと片付ける習慣を身につけています。

5.住友林業のリフォームについて

M様が当社にリフォームをご依頼されたきっかけなどについてお伺いいたしました。

(1)住友林業ホームテックを選んだ理由

当初は新築を検討されていたM様は、近くの展示場で住友林業など数社のモデルハウスを見学されていました。その中でも住友林業の担当者が対応も早く丁寧だったので、住友林業に依頼することを考えていたそうです。
最終的にはリフォームになったため、住友林業から当社を紹介させていただきました。

(2)住友林業ホームテックの対応

リフォーム工事に際しての当社の対応についてお伺いをしたところ、以下のようなご回答をいただきました。

  • 最初の打ち合わせのときから非常に満足
  • 提案力が高く何の不満もない

M様は住宅展示場で見たときから、住友林業が得意としている「木の家」の良さを気に入っていただいておりました。
具体的に話を聞いたのは当社ともう1社でしたが、住友林業ホームテックの担当者がM様ご夫妻と近い年代であり、提案するプランなどに納得できたそうです。
特に奥様と女性の担当者が、同じ年でお互い子供を持つ主婦であるということで、動線や家族の生活リズムなど話が合い、的確なアドバイスを得られたと喜んでいただきました。

当初は具体的なプランを特にお持ちでなかったM様に、「スタディールーム」などさまざまなプランをご提案させていただきましたが、「何の不満もなかった」とご満足いただいております。

6.まとめ

今回は築30年のご実家を、「住む人が幸せになれる明るく開放感のある家」にリフォームした、埼玉県ふじみ野市のM様の事例について詳しくご紹介をさせていただきました。

ご両親が建てた大切なご実家を、子育てがしやすい明るく開放的な家にすることに成功しています。
新しく生まれ変わった家にはご両親や妹さん家族もひんぱんに訪問され、ご家族で楽しい団らんを過ごされています。
居心地の良くなったマイホームで、M様ご家族は、たくさんの思い出をつくり上げていくことでしょう。