思い出の家を大胆リフォーム|子ども世帯も満足する将来を見据えた間取りに大変身

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熊本県熊本市にお住まいのU様は現在築14年の住宅で、息子さんご夫婦と穏やかな生活を過ごされています。程よい距離感を保ちながら、それぞれのライフスタイルを確立し、ストレスのない二世帯同居を実現されているご家族です。

今回は「二世帯で仲良く快適に暮らせる家」のリフォームに成功した事例として、ご紹介をさせていただきます。ぜひ参考にしてください。

1.リフォームのきっかけ

ここではU様が築14年のご自宅を、リフォームすることになったきっかけについてご紹介します。

(1)ご主人が他界され、息子さんご夫婦と同居することに

U様はご夫婦二人で仲良く生活されていましたが、ご主人が他界され一人暮らしとなりました。そんなU様を心配された長男ご夫婦が二世帯で同居することを提案され、大がかりなリフォームをすることになったのです。

U様はご主人との思い出がたくさん詰まったご自宅を大切にされており、同居を申し出てくれた長男ご夫婦の思いやりに深く感謝をされています。
息子さんもかつて暮らしていたご実家に対する思いがあり、お嫁さんのご理解のもと、お母様であるU様との同居を実現しました。

(2)当社のホームページでリフォームの本を請求

長男ご夫婦との同居が決まり始めた1年前くらいから、U様は率先して間取りやリフォームの内容について調べました。たまたまインターネットで住友林業ホームテックのホームページを見つけ、実例集をご覧になったそうです。

U様は実際にリフォームされたお客様の実例を見て興味を持たれ、当社に無料資料請求をしています。その後、当社の担当が詳細な説明をさせていただき、最終的にご契約へとつながりました。

2.リフォームでのこだわりポイント

U様がリフォームする際に、特にこだわりたいポイントであげられたのは以下の5点です。

  • 他界されたご主人様の温もりが感じられる(お母様) 
  • 将来を見通せる造り(お母様) 
  • お孫さんたちに安全な造り(お母様) 
  • デザイン性の高いリビングや使いやすいキッチン(息子さんご夫婦)
  • お客様が泊まれる和室スペース (息子さんご夫婦)

順を追ってご紹介しましょう。

(1)他界されたご主人様の温もりが感じられる(お母様) 

仲睦まじいご夫婦であったU様は、他界されたご主人の温もりをいつまでも感じられる住まいにすることを、何よりも優先と思われていました。

現在もご主人を看取った和室はそのままにして、中心に仏壇を置いています。リビングに面しているので遺影の中のご主人は、いつもU様のそばに寄り添っているかのようです。ご夫婦のなつかしい思い出とともに暮らせます。

(2)将来を見通せる造り(お母様)

将来的に介護をしやすい造りにするのも重要なポイントでした。
U様はご自分のお母様の介護もできるように、将来を見通せる造りの家にしたかったそうです。

リビングには土間があり、外から出入りしやすくなっています。車椅子を利用する際には便利でしょう。家の中にあるため履物が濡れないのもメリットです。家族だんらんや介護など、さまざまなシーンで役立ちます。

(3)お孫さんたちに安全な造り(お母様)

U様宅にはかわいらしいお孫さんがひんぱんに遊びに来られるので、小さなお子さんに安全な造りも必要でした。

LDKは広々としたスペースで段差もなく、土間も低めに作られているので落下する危険がありません。安心してお孫さんたちを遊ばせられます。

(4)デザイン性の高いリビングや使いやすいキッチン(息子さんご夫婦)

2階にある息子さんご夫婦の居住スペースは、おもに息子さんが主導してデザインや仕様を進めていきました。ご主人が特にこだわられたのはリビングで、かつてご自分が住んでいたことがあるだけに、真剣にデザインを考えています。

料理をするのが好きな奥様は、あえてIHではなくガスコンロにするなど、キッチンにこだわりを見せています。

(5)お客様が泊まれる和室スペース (息子さんご夫婦)

お客様が泊まれるお部屋としての和室をつくるのも、息子さんご夫婦が大切にしたポイントでした。奥様のご両親は長崎県にお住まいですが、遊びに来られたときのお泊りスペースとして用意しています。

リビングとつながっているので、将来お子さんが生まれたときのお昼寝スペースとしても活躍しそうです。

3.【部位別】リフォームの内容

ここでは築14年のご自宅が、どのように快適な住宅に仕上がったのかについてご紹介します。

(1)落ち着いた雰囲気の外観

U様宅は熊本市の閑静な住宅街にあり、コンクリート造の白い塀がおしゃれな戸建て住宅です。建物の前面には出し入れしやすい駐車スペースを設けています。外観はブラウン系でまとめた落ち着きのある雰囲気です。

築14年という築浅であり、鉄骨造りのしっかりした家なので安心して暮らせます。2階の吹き抜け部分を居住スペースとしたため、既存の屋根に補強を追加しました。構造検査をしっかりしているので安全にお住まいいただけます。

(2)土間のあるモダンなリビング

1階はU様の居住スペースとなっており、リビングには土間が設けられています。
玄関まで行かなくても外に出られるので、万が一、車椅子を利用するようになったときには出入りがしやすいでしょう。

リビングのソファーはイエローの革張りで高級感があり、和モダンな室内に調和しています。掃き出しの窓ガラスからは光が差し込み、明るく開放的な空間です。

(3)デザイン性の高いおしゃれなリビング

こちらは2階にある息子さんご夫婦のリビングです。リビングはあえて段差をつけることで、個性的な印象を与えています。段差は家具を固定したり、休憩やコミュニケーションを取るときに腰かけたりと、ご夫婦ならではの便利な使い方をされています。

全体的に木目調の家具やグリーン、芝生を思わせるラグマットなどを使用したナチュラルな雰囲気のおしゃれなリビングです。

(4)広々として清潔なバスルーム&洗面所

ダークブラウンと白で、シックな雰囲気にまとめられたバスルームと洗面所です。
洗面所は広めのスペースで木製のチェストを置いています。パジャマやインナー、タオル類などを収納するのによいでしょう。

バスルームのドアは引き戸タイプで、出入りしやすい仕様になっています。浴槽の近くに手すりを付けているので、足腰が弱った際には便利です。床も滑りにくいので、小さなお子さんや年配の方も安全に入浴できます。

(5)ゆったりくつろげる和のスペース

2階にある息子さんご夫婦の和室です。段差を付けて少し高めに設けています。
奥様のご両親が泊まるときのお部屋としてつくりました。格子の障子や琉球畳を使用して和モダンな雰囲気に仕上げています。

家の中に和のスペースがあると、何となくほっこりする方も多いでしょう。お客様もリラックスしながらくつろげる癒しの空間となっています。

4.リフォーム後の暮らしの変化

U様にリフォーム後の暮らしの変化について尋ねてみましたところ、以下のようなご回答をいただきましたのでご紹介します。

  • 前より部屋が明るくなった(お母様)
  • 防音性が高い(息子さんご夫婦)
  • にぎやかな生活になった(息子さんご夫婦)

以前は壁だった部分をバルコニーにつながる窓へと変えたため、前よりも部屋が明るくなりました。U様宅の1階レイアウトは変更しなかったので、生活スタイルは変わりがないそうです。

また、吹き抜けだった部分を2階のスペースとして増やしたため、上の階の防音性が高まりました。2階にいると階下の音が聞こえないので、戸締りを心がけているそうです。
お孫さんもよく遊びにいらっしゃるので、ご家族でにぎやかに過ごされています。

5.住友林業のリフォームについて

U様が当社にリフォームをご依頼されたきっかけなどについてお伺いいたしました。

(1)住友林業ホームテックを選んだ理由

U様宅は築14年という築浅であるということもあり、お母様は以前の家を設計した知り合いの方にリフォームを依頼することを考えていました。

しかし、希望通りの仕様になるのか不安な点もあり、ハウスメーカー数社を比較検討されたようです。最終的に当社の担当をご信頼してくださり、リフォーム工事を任せていただきました。

(2)住友林業ホームテックの対応

リフォーム工事に際しての当社の対応についてお伺いをしたところ、以下のようなご回答をいただきました。

  • スタッフが親身になって考えてくれた
  • 後から出てくる要望にもきちんと応えてくれた

S様宅は大がかりなリフォームのため、家が1軒建つほどの高額な工事費用となりました。そのため、金銭面の妥協点などコストに関わるご相談にも、お客様が納得できる形で丁寧にご説明をさせていただいております。

また、「孫の転倒防止用の柵を作ってほしい」「持っている板を活用してほしい」など、後から出てきたご要望にもきちんと対応したことで、高い評価をいただいております。

6.まとめ

今回は築14年の住宅を、介護など将来を見据えた住宅にグレードアップさせた、熊本県のU様のリフォーム事例についてご紹介させていただきました。

U様は大切なご主人の思い出を残しながらも、快適に暮らせる家へと生まれ変わったご自宅で、穏やかな日常を過ごされています。

息子さんご夫婦の居住スペースも理想通りに実現し、大変ご満足していただけました。
これから先も長く住み続けられる「終の棲家」で、ご家族が幸せに暮らされている情景が浮かびます。