細部にこだわった木質感ある住まいを実現!空間を有効活用したリフォーム事例をご紹介

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人生を共に過ごす住まいには、自然と愛着が湧くものです。しかし、そんな住まいも、時とともにメンテナンスが必要になることがあります。どうせメンテナンスするなら、いっそのこと大胆にリフォームをして、とことんこだわってみてもいいかもしれません。

この記事では、住友林業ホームテックが有するリフォーム実績のなかから、細部までこだわり抜いたリフォームで最高の空間を手に入れた、神奈川県Y様の事例をご紹介します。

1.リフォームのきっかけ

まずは、Y様がリフォームを決められた理由についてご紹介をします。

老朽化した設備

Y様は10年前に中古で購入した物件に住まわれています。壁紙などは新しく貼り替えられていましたが、設備は新品ではなかったそうです。お住まいは築20年近くなっており、設備等はそろそろ替え時だと感じていました。

物置状態の和室とロフト

お住まいの物件にはロフトがありましたが、「天井から引き出すタイプの階段で、年齢を重ねるうちに使いづらくなっていきました」とY様。このロフトと和室は物置状態になっており、空間を有効活用したいというご希望もありました。

お嬢様の留学

リフォームを検討し始めた時期が、お嬢様の1年間の留学と重なったことも契機となりました。

2.リフォームでのこだわりポイント

Y様がこだわったリフォームのポイントは、「空間の有効活用」「質感の良い素材の使用」「雰囲気の調和」の3つです。順にみていきましょう。

ロフトをモダンな空間に再生

まずは、使い勝手が悪く物置部屋と化していたロフトに固定階段を設置。安全性と利便性を向上させました。将来を見据え、上り下りのしやすさに配慮し、限られたスペースを活かしつつ詳細寸法を決められたそうです。
以前からある北側の窓の対面に、もうひとつ窓を設けたことで、風がよく吹き抜ける爽やかな空間となりました。
また、ロフトに続く階段には本棚も設置しています。「以前は収納場所がなく、家中が本であふれかえっていました。そこで担当さんに相談し、本棚を付けてもらったんです。これまでは出しっぱなしだった本が、すぐに片付けられるようになりました」とY様は語ります。
奥様はロフトでミシン作業を、お嬢様は階段に座って読書をしたりウクレレを弾いたりと存分に活用されています。家族の憩いの場、趣味の場としてロフトが大活躍しているそうです。

高さを活かしたリビング

「広く使い勝手のいい空間にしたかった」と話すY様は、今回のリフォームでまったく利用していない和室をリビングと一体化。抜けのある温かく落ち着いた空間を造りました。
「特にお気に入りなのは、吹き抜けの壁に使用した無垢材です」とY様。当初、無垢材はフローリングに使いたいというご希望がありましたが、マンションの規定等から断念せざるを得ず、その代わりに壁のアクセントとして使用することに。マンションの最上階=天井高がある、という利点も相まって、開放感ある空間づくりが実現されています。
「よく目に触れる場所でもあり、高さのある天井に向けて縦のラインが強調されました」とご満足いただいています。

お気に入りの家具と調和した空間

3つ目のポイントは、カントリー調の温かく柔らかな印象を醸し出す家具が活きる空間づくりです。そのためには、リフォームを行う空間と既存の空間を違和感のないよう融合させる必要があり、家具の配置を前提に統一感と利便性が共存する設計が行われています。たとえば、ピアノを壁に食い込ませリビングを広く使えるようにしたり、家具との調和を図るため、ダイニングの一角にレンガ風のタイルを貼り、煙突のように見えるアクセント壁を造作したりと、随所に工夫を凝らしています。
「上手く調和するかどうか最後まで悩みましたが、やってよかったです。赤みのあるレンガではなく、黄みのあるレンガを選んだのもよかった」とY様。結果的に、新旧の良さが融合した空間を造りだすことができました。

3.【部位別】リフォームの内容

ここではそのほかの、こだわりポイントをご紹介します。

爽快感と利便性が共存する廊下

白を基調とした爽やかな雰囲気の廊下には、大容量の収納を設置。収納力も上がり、着替えもしやすくなったそうです。ウォークインクローゼットの壁紙には、奥様のご希望でグレーのウッド柄を採用。壁に荷物がぶつかっても汚れや傷が目立ちにくいこともポイントのひとつです。

厳選した素材を活かすこだわりのキッチン

築20年近いキッチン設備は、使い勝手の良いものへと一新。収納をたっぷりとることで機能性を重視しつつも、デザイン性を担保している点がポイントです。モダンなタイルは全国の問屋に在庫を確認し取り寄せるなど、こだわりの素材を使用しています。
「リフォーム後はメンテナンスが非常に楽になりました。」と奥様にもご満足いただける仕上がりとなりました。

広い浴槽で憩いの時間を

バスルームは、シックな黒と爽やかな白が違和感なく溶け込む空間です。浴槽には手すりが取り付け、安全にも配慮しています。

使い勝手の良い脱衣所

脱衣所は各所に収納を用意。機能的な空間へと生まれ変わりました。使用頻度の高いアイテムはすぐに取り出せるよう収納ボックスを設置するなど細やかな工夫がみられます。

収納が違和感なく溶け込むトイレ

掃除用具などあまり目についてほしくないアイテムを違和感なく収納できるよう、空間に溶け込む収納ボックスを造作。白を基調とした明るく爽やかな空間です。

淡いブルーの壁に融和するこだわりのアイテム

玄関に入ってすぐ目に留まるのは、アンティークなアイテムたち。シックかつモダンな雰囲気に爽やかなブルーの壁が見事にマッチしています。気分によってお気に入りのアイテムを入れ替えるなど、調度品を飾る楽しみが増えそうです。

愛猫にも配慮した専用スペースも

ロフトの下には愛猫のための専用スペースが用意されています。以前はリビングに置かれていたトイレもうまく隠れ、臭いの軽減にも役立っています。「お世話するときも便利で片付けしやすい」と好評です。

4.リフォーム後の暮らしの変化

Y様にリフォーム後の暮らしの変化についてお伺いしたところ、以下のようなご回答をいただきました。

  • ロフトの使い勝手が格段に向上した。階段もついて安全に上がれる。本棚も設置され片付けがしやすくなったうえ、家族が趣味のスペースとして使用できるようになった。
  • 以前はダイニングテーブルでミシン作業をしていたため来客時や食事の際は都度片付けていた。リフォーム後はロフトで作業ができ、片付けの手間が省け作業がはかどるようになった。
  • 一番目に付くテレビの裏に希望していた無垢材を使えることになり嬉しい。天井が高く見えてとても気に入っている。
  • お気に入りの家具と空間が調和していて心地よい。
  • 収納が大幅に増えたことにより、家の片付けが非常に楽になった。
  • 設備が新しくなったことで、特に水回りのメンテナンスがしやすくなり便利。
  • 来客からは「マンションなのに階段がついている」と驚かれる。

5.住友林業のリフォームについて

Y様が住友林業ホームテックにリフォームをご依頼された理由のひとつに、マンションリフォームの実績の多さがあるといいます。実際、Y様は当社を含めた3社に見積もりをご依頼。そのなかで注視したのは、ロフトのプランニングです。「階段を設置したい」というご希望のもと各社のプランを比較検討した結果、当社プランの期待値がもっとも高かったことが依頼につながった、とお話しされます。

「夫婦ともにこだわりが強いほうだと思うので、細かく対応してくれるところでないと満足できないだろうと思っていました。住友林業ホームテックさんならしっかり対応してくれそうだと感じ、お願いすることに決めました」(Y様)

この言葉のとおり、妥協なしの視点で、さまざまな部分に変更を加えたと話すY様ですが、「ギリギリのタイミングでも可能な限り応じてくれました」と、住友林業ホームテックの対応を振り返ります。連絡を密にとっていたこともあり、不安はまったくなかったといいます。
「デザインを重視した扉を自分たちで購入しようとしたときも、担当さんからのアドバイス通りに大手の信頼できるブランドを選びました。結果的に毎日使い勝手の良さを実感しています。他にもさまざまなアドバイスをもらいましたが、非常に的確でした」とY様。当初、ご希望されていた「空間を有効活用した調和のとれた住まい」を、実現することができました。

6.まとめ

今回は「空間を有効活用した調和の取れた家」を希望された、神奈川県のY様のリフォーム事例についてご紹介しました。
さまざまな工夫がちりばめられたこだわりのお住まい。そのこだわりの分だけ、ご満足いただけるリフォームとなりました。