定年後の「終の棲家」|ゆとりのある空間で至福の時を過ごせる住まい

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岡山県岡山市にお住まいのG様ご夫婦は、築30年の戸建て木造住宅で暮らしています。
ご夫婦お二人でゆったりと住むために、間取り変更を中心としたリフォームを実行しました。

今回は「定年後の"終の棲家"」のリフォームに成功した事例として、ご紹介をさせていただきます。ぜひ参考にしてください。

1.リフォームのきっかけ

ここではG様が築30年の戸建て木造住宅を、リフォームすることになったきっかけについてご紹介します。

(1)定年後の「終の棲家」に

G様ご夫婦は横浜のマンションに20年間住んでいましたが、定年に合わせてご主人の故郷である岡山市に戻ることになりました。

岡山にあるG様所有のご自宅は30年前に建てられた木造住宅で、リフォームは今回で2回目です。以前は家族みんなで住んでいたため部屋数も多くありましたが、現在は、お二人で住むことになるため、部屋数の多さよりゆったりと過ごせる広々としたスペースにすることを優先しています。

(2)間取りがライフスタイルに合っていない

定年後の「終の棲家」として長く住み続けるには、以前の住宅の間取りが現在のライフスタイルに合っていないという問題がありました。

今回のリフォームでは、将来的にお二人で暮らしていくことを想定していたため、バリアフリーでゆったりとくつろげる広い空間を実現しています。2部屋をワンフロアにするなど部屋数を減らし、ゆとりのある広いお部屋が完成しました。

2.リフォームでのこだわりポイント

G様がリフォームする際に、特にこだわりたいポイントであげられたのは、おもに以下の2点です。

  • ゆとりのある部屋にしたい
  • 好みに合った空間づくり

順にご紹介していきましょう。

(1)ゆとりのある部屋にしたい

20年にわたって横浜のマンションに住んでいたG様は、今回、戸建て住宅に暮らすにあたって「ゆとりのある空間」を最優先していました。

上の写真はリフォーム後のサブリビングですが、玄関から直結した広い間取りになっています。フロアには奥様が厳選した、お気に入りのアジアン風の家具を設置して、モダンな雰囲気を演出しました。

こちらのホールは来客に対応する他に、楽器などを演奏する多目的スペースとしても活用しています。

(2)好みに合った空間づくり

上の写真はリフォーム後のLDKです。
以前の住宅ではキッチンと応接間が細かく区切られていましたが、壁を取り壊してワンフロアに仕上げています。

奥にある対面式キッチンからダイニング、リビングと一間続きになっているので、食事の支度や掃除など動線も良くなりました。ダークブラウンを基調とした落ち着いたインテリアで、G様のお気に入りのスペースです。

3.【部位別】リフォームの内容

ここでは築30年の住宅が、どのように快適なお住まいに仕上がったのかについてご紹介します。

(1)田園風景の中に溶け込む和風の外観

緑豊かな美しい田園風景の中に、溶け込んでいる和風住宅です。
G様は内部を大きく変更しても、外観は以前の住宅の面影を残したいと考えていました。
伝統的な日本文化の雰囲気が漂い、懐かしさを感じさせます。

建物のサッシを断熱性の高いタイプに変えたので、暖かく暮らせるようになりました。
G様は、故郷で家とお墓を大切に守っていくことを考えています。

(2)家事動線が良いおしゃれなキッチン

今回のリフォームでは対面キッチンを導入して、家族とコミュニケーションをしながら楽しく家事ができるようになりました。
白とダークブラウンを基調にした清潔なシステムキッチンで、リビングの様子も一目で見渡せます。

カウンター収納はキッチン家電がうまく収まり収納力もあるので、スッキリとした状態を保つことが可能です。勝手口はリビングダイニングから見えない位置に設置して、部屋の中が丸見えにならないようにしています。

(3)書院造の本格的な和室

二間続きだった和室は一部屋を残して、当時のままに保存しました。
掛け軸を掛けるための床の間や棚板を段違いに取り付けた違棚(ちがいだな)がある、本格的な書院造の和室です。

和室の前には広縁を残し、小さなテーブルセットも備え付けました。天気の良い日には明るい日差しが差し込む中で読書を楽しめます。

(4)将来を見据えたバリアフリーのトイレ

ブラウンのアクセントウォールがおしゃれなトイレです。
老後を見据えて手すりを付けたバリアフリーのトイレにしました。
手洗いボウルも設置してコンパクトにまとめています。

トイレの壁にはインテリアがお好きな奥様が鏡やアートポスターを取り付けて、居心地の良い空間に仕上げています。

(5)ゆとりと奥行きのある玄関ホール

木の質感を大切にしている広々とした玄関ホールです。
玄関左側の広縁の一部を利用して、玄関框を広げて新たな玄関ホールに仕上げています。
G様は玄関に入った瞬間に広がりと奥行きのある空間にしたいと考えており、ご希望通りに実現しました。

玄関左側は来客用のスペース、右側はプライベート用のスペースとして生活空間を使い分けています。

4.リフォーム後の暮らしの変化

G様にリフォーム後の暮らしの変化について尋ねてみましたところ、以下のようなご回答をいただきましたのでご紹介します。

  • 家全体が暖かくなった
  • お気に入りの家具を置きたい場所に設置できる

サッシを変えたので断熱性が高まり、冬でも暖かく過ごせるようになりました。
また、G様の奥様はインテリアにこだわりをお持ちのため、お気に入りの家具を置きたい場所に設置できるのを喜んでいただいております。
今まではマンションだったため置き場所が制限されていましたが、今回リフォームしたので家の中が広くなり、お好きな場所に設置されています。

5.住友林業のリフォームについて

G様が当社にリフォームをご依頼されたきっかけなどについてお伺いいたしました。

(1)住友林業ホームテックを選んだ理由

G様は横浜に住んでいるときに住宅展示場に行かれたことがきっかけで、住友林業の家を知っていただきました。定年後は岡山に戻ることをお考えになっていましたが、岡山に支店があるハウスメーカーは少なかったそうです。

既存の家が木造住宅だったため、「木の家なら住友林業」ということで、当社を選んでいただきました。当社は質の良い木材を使用してリフォームする会社であり、今回のリフォームではG様にも大変ご満足いただいております。

(2)住友林業ホームテックの対応

リフォーム工事に際しての当社の対応についてお伺いをしたところ、以下のようなご回答をいただきました。

  • 短期間での打ち合わせでしたがイメージ通りになりました

G様が新築ではなく既存の家をリフォームしたのは、故郷に帰って「家とお墓」を守りたいという理由があるからでした。既存の家の良さを活かしながら、自分たちのライフスタイルに合った家づくりを実現されています。

今回のリフォームでは大胆な間取り変更を行い、以前の住宅とはまるで違う広々とした住空間をつくり上げました。こだわりの家具を設置して、G様宅ならではのモダンな雰囲気が完成しています。

6.まとめ

今回は築30年の木造住宅を、「定年後に終の棲家として暮らせる家」にリフォームした、岡山県岡山市のG様の事例について詳しくご紹介をさせていただきました。

G様は定年後の穏やかな暮らしを、奥様とつくり上げた理想の住まいで過ごすことを願われています。今回リフォームしたことにより、お二人の「家」を大切に思う気持ちがカタチになった素敵な家へと生まれ変わりました。これからもお二人で至福の時間を過ごして下さい。