空き家だった実家を大胆リフォーム ライフスタイルに寄り添った快適な住まいへ

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「ご両親が亡くなってから実感が空き家になっている」という状況に直面したら、どうするでしょうか。 賃貸に出す、取り壊す、リフォームするなど、沢山の選択肢が考えられそうです。
どのような手段を選んでも大きな決断になるため、後悔しない選択をしていきたいものです。

そこで今回は、空き家になっていたご実家をリフォームされ、ライフスタイルに寄り添った快適な住まいを手に入れたお客様の事例をご紹介します。
是非参考にして下さい。

1.リフォームのきっかけ

ここではN様がリフォームを決断された理由をご紹介をします。

(1)定年を前に住まいのことを考えて

N様はお仕事柄、定期的に転勤が必要になります。
長らくドイツで単身赴任をしていたそうですが、定年を間近に控えるようになり、今後の住まいのことを考えるようになったそうです。

(2)空き家となった実家

N様のお住まいは、20年前に住友林業で建てた家です。
隣の敷地にはご実家があり、ご両親が亡くなられてから8年ほど空き家になっていました。

ご両親の住まいは広々としており、使われている建材も上質だったそうで、壊すのがもったいないと感じていたそうです。

(3)ご実家をリフォームへ

今後の人生を考えたとき、ご両親の住まいを建て替え新築する、またはリフォームするのか、N様の住まいをリフォームするのか、様々に検討したといいます。

新築プランとリフォームプランを比較した結果、リフォームなら費用も抑えられ、仏壇を動かさずに済むことが分かり、大きなメリットを感じたそうです。

このような経緯から、N様はご実家の上質な素材を活かすリフォームを決断されました。

2.リフォームでのこだわりポイント

N様は今回のリフォームで「広々としたLDK」「来客に対応した間取り」「使いやすいキッチン」「実家の上質な素材を活かすデザイン」を希望されました。
ここでは、N様が特にこだわったポイントについてご紹介をします。

(1)ご夫婦のライフスタイルに寄り添った設計を

ご両親の思い出が詰まった住まいで使われていた、上質な建材などを活かすデザインを心掛けました。
ご希望の部屋数が多かったこともあり、各部屋との動線や空間の使い方も熟考しています。
インテリアや家具などもトータルにコーディネートされた、デザイン性の高い機能的な住まいとなりました。

(2)梁を見せ天井が印象的になった大空間LDK

開放的で明るく、爽やかな大空間LDKが完成しました。

間取りを変更しLDKを一体化したことで、広々とした空間を実現しています。
元の住まいで使われていた梁などを、そのまま活かした粋なデザインです。

大きな窓からあたたかな光が差し込む、明るいリビング。
木のぬくもりに囲まれて、心から寛ぐことができそうです。

梁見せ天井を採用したことで天井が高くなり、空間がすっきり広く感じられるダイニング。
美しい天井を見るために、ついつい上を見上げてしまいそうです。

(3)重厚なインパクトを添える多目的ホール

家に入るとすぐ目に飛び込んでくるのは、重厚感を称えた多目的ホール。
中央にはグランドピアノが佇む、印象的な空間です。

床のフローリングには濃いブラウンを、天井には黒を採用し、高級感を演出しました。
玄関を移動させ、多目的ホールから坪庭を眺めることができるよう設計しています。

ピアノを奏でながら外の景色に想いを馳せる、情緒的なホールとなりました。

(4)急な来客にも困らないセカンドリビング

急な来客にもすぐに対応できる、便利なセカンドリビングが完成しました。
生活感を感じさせることなく、お客様に気持ちよく過ごしてもらうことができます。

既存の碁天井をうまく取り入れた、落ち着きある居心地の良い空間です。

(5)スムーズな家事動線で便利 アイランド型キッチン

以前は居間の和室とキッチンの間に仕切りがあり、使い勝手が悪かったというキッチンも、見事に生まれ変わりました。

アイランド型キッチンも取り入れ、家事動線を整理しました。
LDKを一体化させたことで、家事効率が格段に良くなっています。
DKを見渡しながら作業ができるので、大変便利です。
奥様とお嬢様がセレクトした、えんじ色のアクセントが上品なインパクトを添える、美しい空間となりました。

キッチンにはパントリーを設け、収納力も向上しました。
広々としたキッチンは使い勝手がよく、作業もはかどります。

3.【部位別】リフォームの内容

ここでは更に細かく、N様のご自宅のこだわりポイントをご紹介します。

(1)和の良さを忘れないモダンな外観

住まいの顔となる玄関を中央に移動し、動線を整理しています。
視線を遮ると同時に 採光も充分取れる縦格子の扉にすることで、落ち着きのある雰囲気に仕上がりました。
どっしりとした構えが和の良さを称える、モダンな外観です。

(2)プライベート空間も家族のぬくもりも感じる寝室

お仕事柄、家を空けることが多く、帰宅する際も夜遅くなりがちだというN様。
就寝や起床の時間がずれることもあり、お互いを気遣って寝室を使うことになるため、申し訳なく感じていたといいます。

そこで、寝室を別々に設け、気兼ねなく利用できるよう工夫しました。
各寝室の間にドアを設置しているので、お互いの様子を伺うことができます。
付かず離れずの良い距離感で、利用できる寝室です。

(3)アクセントタイルがビビッドなバスルーム

明るく広々とした空間にしたいというご希望を叶えるべく、ユニットバスを採用しています。
ビビッドなアクセントタイルが空間を引き締めており、メリハリのあるバスルームとなりました。

(4)フラットでシンプルな洗面脱衣室

お手入れがしやすいよう、フラットなデザインの洗面台を採用しました。
足元に隙間があるデザインは、すっきりとした印象を与えます。
明るく清潔感のある洗面脱衣室です。

(5)奥行きのあるスタイリッシュなトイレ

奥行きをたっぷりとった、スタイリッシュなトイレ。
独立した手洗いカウンターも確保し、カウンターを活かし飾り棚も設置しています。
インテリア小物をディスプレイできるので、何を飾るか考えるという楽しみが一つ増えました。

4.リフォーム後の暮らしの変化

N様にリフォーム後の暮らしの変化について尋ねてみましたところ、以下のようなご回答をいただきました。

  • 広々としたLDKになったと思う。以前の家で使っていた梁などを利用できたのも嬉しい。天井が高いので解放感があり、大変気に入っている。間接照明がついたので雰囲気も良い。
  • キッチンがかなり使いやすくなった。収納も多く大変便利。家事動線もよく動きやすい。毎日使うところなので、こだわってよかった。
  • 多目的ホールは重厚感があっていい。玄関を移動させたので、ホールを通して坪庭を見られるようになった。眺めがよく癒される。
  • セカンドリビングも来客時に大変便利に使える。古い家に合った碁天井も上手く活かすことができた。
  • 2階に上がらず生活ができるので楽になった。
  • 寝室を分けたので、夫婦ともに気兼ねせず動ける。
  • インテリアや家具まで、トータルでコーディネートしてもらったことで、機能性だけでなくデザイン性も上がったと思う。自分たちでは思いつかないような提案で、一体感のある雰囲気に仕上がった。お願いして本当に良かった。
  • 玄関に入った瞬間に「広いね」と言われる。古い木材を再利用していることを伝えると、工夫がなされていることに皆さん驚かれている。
  • 雰囲気ががらりと変わったと言われることも多い。非常にレベルの高いリフォームだと感心していた。

他にも多くのお褒めの言葉をいただき、N様ご家族に大変お喜びいただいています。

5.住友林業のリフォームについて

ここではS様が当社にリフォームを依頼されたきっかけなどについてお伺いしました。

(1)住友林業ホームテックを選んだ理由

N様のお住まいは20年ほど前に住友林業で建てた家でした。
建設時からのお付き合いもあり、当社へお声がけいただいたそうです。

他社からもアプローチがあったとのことですが、当社への深い信頼感もあり、他社を検討することなくリフォームをお任せいただくことができました。

(2)住友林業ホームテックの対応

「全ての段階において対応は完璧でした。プランニング時はドイツに単身赴任中で、担当さんとのやり取りは全てメールだったんです。図面等はPDFで添付するなど、遠隔でのやり取りになりましたが、十分にコミュニケーションが取れました。大変丁寧に対応していただき、少しもストレスを感じることなく打ち合わせができ、ありがたかったです。月一回程度の対面打ち合わせも、効率的に行えるよう配慮してくれました。予想以上の出来栄えとなり、家族みんなで喜んでいます。」と、大変ご満足いただいております。

6.まとめ

今回は、空き家になっていたご実家をリフォームされ、ライフスタイルに寄り添った快適な住まいを手に入れた、N様の事例をご紹介させていただきました。
デザイン性と機能性が両立する、モダンな住まいです。
N様ご家族が今後の人生を過ごされる、大切な住まい造りに貢献できたことが大変光栄です。
この度は当社をお選びいただき、ありがとうございました。