リタイア後の住まいを快適にリフォーム|新旧が調和した居心地の良い空間に

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神奈川県横須賀市にお住まいのI様ご家族は、築31年の戸建て木造住宅で暮らしています。
家業をリタイアした後、自宅でゆっくりと快適に過ごすためにリフォームを行いました。

今回は「リタイア後の住まいを快適にリフォーム」した成功事例として、ご紹介をさせていただきます。ぜひ参考にしてください。

1.リフォームのきっかけ

ここではI様が築31年の戸建て木造住宅を、リフォームすることになったきっかけについてご紹介します。

(1)体調を崩したため家業を閉じることに

I様はご夫婦でフード関連の仕事を家業としていましたが、ご主人が体調を崩されたため、リタイアをすることになりました。

今まで懸命に働いてきたI様ご夫婦でしたが、これからの余生は体をいたわりながらのんびりと暮らしていこうと決めています。

そのためにはゆっくりとくつろげる自宅が必要ですが、I様はここ30年ほど家業が忙しく、家のメンテナンスは何もしていない状態でした。今回のリフォームでは将来的な暮らしも視野に入れて、老後になっても暮らしやすい住まいに仕上げています。

(2)断熱性や耐震性が不安

I様宅は築31年の木造住宅であるため、断熱性や耐震性に不安を感じていました。
木造住宅の法定耐用年数は22年なので、10年ほど上回っている状態です。
今回のリフォームではリビングに梁を補強して耐震性を高めるとともに、大きく張り出させて空間のアクセントとして活用しています。

家の中には断熱材を補充し、二重窓を設置するなどして断熱性も高めました。家全体が暖かくなったため、朝起きるのがとてもラクになったと喜んでいただいております。

2.リフォームでのこだわりポイント

I様がリフォームする際に、特にこだわりたいポイントであげられたのは、おもに以下の2点です。

  • 1階だけで快適に生活できる間取りにしたい
  • ペットと楽しく暮らしたい

順にご紹介していきましょう。

(1)1階だけで快適に生活できる間取りにしたい

上の写真はリフォーム後の寝室です。紺のアクセントウォールが落ち着いた雰囲気を演出します。
以前の寝室は2階にありましたが、リタイア後は1階ですべての生活ができるようにしたかったため移動しました。ゆっくりと睡眠が取れるように、リビングとは廊下を挟んだ反対側に新設しています。LDKやトイレなど水回り関連もすべて同じフロアなので、食事や休憩、入浴など日常生活がすべて1階だけで行えるのがメリットです。

採光と通気性の確保のために取り付けた窓は壁の上部に設置したので、外からの視線を気にせずにゆっくりと休めます。

広さも8.7畳と大きめに取り、ベッドと反対側に畳スペースも設けました。
こちらの畳スペースは、リビングとは別にくつろげる場所として活用しています。(上の写真)

(2)ペットと楽しく暮らしたい

I様宅には家族の一員として、シーズー犬と猫ちゃんの合計2匹が暮らしています。
そのため、I様は大切なペットも居心地よく暮らせるようにリフォームしたいと考えていました。

今回のリフォームではリビングにキャットウォーク、寝室の外にウッドデッキを備え付け、ペット用の場所として利用しています。リビングには断熱材をしっかりと施し、二重窓も設置したのでペットも含める家族全員がポカポカと快適に過ごしています。

3.【部位別】リフォームの内容

ここでは築31年の住宅が、どのように快適なお住まいに仕上がったのかについてご紹介します。

(1)動線の良い対面式のキッチン

落ち着いた雰囲気を与える木目調の対面式キッチンです。
収納キャビネットが真後ろにあるので、食事の支度や片付けをテキパキとこなせます。
収納力もたっぷりなため、いつもスッキリとした状態を保てます。

家族がくつろいでいるリビングの様子も一目で見渡せるので、料理をするときも孤独感を感じません。

(2)ミスト付きでゆったりとくつろげるバスルーム

白を基調とした清潔感のある明るいバスルームです。
今までは在来工法の寒々しいお風呂場だったため、冬場の入浴は辛いものがありました。
今回設置したシステムバスは保温性もあるため、寒い日でも冷え込む心配がありません。

バスタブは足をゆったりと伸ばせる大型のタイプで、座れる段もあり半身浴も可能です。ミストや音楽スピーカーも設置したので、長風呂がお好きなお嬢さんが優雅なバスタイムを楽しまれています。

(3)広々とした使いやすい洗面室

以前の住宅の洗面室は狭くて暗い場所だったので、I様はもう少し余裕のある洗面スペースにしたいと考えていました。

今回のリフォームでは洗面室にゆとりのある広さを確保しています。
洗面化粧台はミラーの裏側も収納になっている収納力たっぷりのタイプを選び、スッキリと片付いています。

(4)清潔感のあるバリアフリーのトイレ

ブルーのアクセントウォールが爽やかな印象を与える清潔なトイレルームです。
以前の設備はかなり古かったため、最新式の機能的なトイレを設置しました。
壁に手すりを付けたので、老後になっても安全に利用できます。

こちらは玄関ホールの奥にあるトイレですが、I様宅では寝室の隣にもトイレを設置しました。寝室側のトイレには手洗いボウルも取り付けているので、夜中でも安心してトイレを使えます。

(5)開放的でゆとりのある玄関ホール

真っ白な空間に木の素材が美しく映える、開放的な玄関ホールです。
広い土間からホールへと続くゆとりのある空間に仕上げ、お客様を温かくお迎えします。

上がり框の幅は広く、段差は低くして高齢になっても安全に使えるようにしました。
シューズボックスは既存のものを再利用して、新旧がうまく調和されています。

4.リフォーム後の暮らしの変化

I様にリフォーム後の暮らしの変化について尋ねてみましたところ、以下のようなご回答をいただきましたのでご紹介します。

  • 収納力がアップしたので家の中が片付くようになった
  • 防音性が高まり外部の音が聞こえにくくなった

以前の住宅は収納スペースが十分でなく、家業も忙しかったために、家の中は常に「モノがあふれている」状態でした。今回のリフォームでは収納力たっぷりの設備機器や、収納スペースを新設して、適材適所にモノを片付けられるようになっています。
家の中はいつもスッキリと片付いているので、お嬢さんも「友達が呼べるようになった」と喜んでいただいております。

また、断熱材をしっかりと補充したため、断熱性だけでなく防音性も高まりました。
外部の騒音が聞こえにくくなったので、静かな環境が実現しています。

5.住友林業のリフォームについて

I様が当社にリフォームをご依頼されたきっかけなどについてお伺いいたしました。

(1)住友林業ホームテックを選んだ理由

I様は、リフォームするために住宅展示場へ見学に行った際に、住友林業の家に興味を持たれましたが、最初は数社のハウスメーカーの中のひとつという位置づけでした。しかし、当社が提案した間取りや担当営業の人柄や熱心さを気に入っていただけたため、最終的に当社を選んでいただいております。

偶然にも、I様宅の3軒隣に住友林業で新築したお宅があり、リフォームの最中に「住友林業ホームテック」の看板を見て声をかけてくださったそうです。その方には「うちも住友林業にして良かったよ」と仰っていただいております。

(2)住友林業ホームテックの対応

リフォーム工事に際しての当社の対応についてお伺いをしたところ、以下のようなご回答をいただきました。

  • 細かい要望にきちんと対応してくれた
  • 出来上がりに満足している

I様は施工中の仮住まいが自宅の目の前にあるアパートだったので、毎日工事の様子を見に来て下さいました。
「工事中にも細かい要望を色々伝えたところ、きちんと対応してくれた」
と喜んでいただいております。大工さんも礼儀正しく時間通りに来て、しっかりと作業をしていたとのことです。

I様宅の内装はインテリアコーディネーターが担当し、カーテンや照明などのインテリアトータルコーディネートをしています。プロの目で選ぶため、内装にぴったりあったインテリアを完成することができました。間取りの変更も含めて、出来上がりに満足していただいております。

6.まとめ

今回は築31年の木造住宅を、「リタイア後にゆったりと快適に住める家」のリフォームに成功した、神奈川県横須賀市のI様の事例について詳しくご紹介をさせていただきました。

30年間という長い年月を、ご夫婦ともに力を合わせながら懸命に働いてきたI様ですが、これからは体をいたわりながら、ゆっくりと過ごせる素敵な住まいが完成しました。
新しく生まれ変わったマイホームで、ご家族みんなで仲良く快適に過ごされていくことでしょう。