趣味に特化したリフォーム

おうち時間を楽しく! ホームパーティーに適したキッチン・ダイニングリフォームとは?

暮らし・住まい

この記事をシェアしよう

インテリアをデザインするうえで重要なのは、コンセプトや具体的なデザインです。まずはどんな配置にし、どうディスプレイしていくかを決めましょう。

この記事の監修

工藤アラタ

専門学校を卒業後、建設会社設計課に就職。
住宅やビル、工場、各種施設などの設計業務に携わる。
現在は飲食業の傍ら、フリーで建築図面作成やライター業を兼務。
建築以外に、旅行やアウトドアなどの趣味を通しての記事なども執筆。

ここ数年、腕を振るった料理や彩り豊かな食卓をSNSに載せて交流を楽しむ人が増え、これらのSNSへの投稿もまた人気を集めています。料理の出来栄えだけでなく、オシャレなダイニングや作業しやすそうなキッチンに憧れる人も多いのではないでしょうか。

趣味として料理を楽しむシニア層も増えているなか、手間をかけて料理をつくり、美しく飾った食卓をたくさんの人と共有するのは、自宅でできる身近な楽しみのひとつです。

料理を通じ生活をより充実させたいと思う方にとって、キッチンリフォームは料理を楽しむこと、もてなすことはもちろん、家事の時短や負担の削減にも大きな役割を果たしてくれることでしょう。

家の顔でもあるキッチン・ダイニング

キッチンやダイニングは家族が集まる場所であり、家族との時間の多くを費やす場所。料理をする人だけにとどまらず、家族みんなにとって大切な場所です。

広くて使いやすいキッチンやダイニングがあると、狭いキッチンではかなわなかったホームパーティーもできるようにもなるので、キッチン利用の幅も大きく広がります。使いやすいキッチンをつくることで、家族みんなで料理を楽しむこともできるでしょう。

キッチンは妻や母の居場所というのはすでに過去のこと。これからのキッチンは、誰にとっても使いやすく片付けやすいことを一番に目指すことが大切です。

ホームパーティーで映えるキッチンとは

インテリアをデザインするうえで重要なのは、コンセプトや具体的なデザインです。まずはどんな配置にし、どうディスプレイしていくかを決めましょう。

キッチンは「アイランド」「L型」「I型」の動線があり、さらに「オープン」「セミオープン」「独立」と3タイプの間取りがあります。コンロやシンクの配置は「壁付け」「対面」があり、それらの組み合わせでさまざまなレイアウトが可能です。

ここでは、いくつかタイプあるキッチンのなかから、ホームパーティーに向いたものをご紹介します。

対面オープンタイプ(アイランドタイプ)

このタイプは、全員がパーティーに参加しながら調理できることや、料理の提供のしやすさ、動きやすさ、多くの人数でキッチンを使える点などのメリットがあります。パーティーには最適なタイプと言えるでしょう。

対面セミオープンタイプ(L型)

対面セミオープンタイプは、腰壁や吊戸棚、大きな開口部付きの壁などで仕切られたキッチンです。対面式でありながら、壁に面しているので汚れにくく、収納を多くとれるメリットもあります。L型であれば、作業スペースが広くとれるため、品数の多いパーティー料理を用意するにあたって作業がしやすいでしょう。

壁付きオープンタイプ(I型)

対面オープンやL型キッチンは、必要とするスペースがかなり大きいため、お住まいの間取りや面積によってはスペースが足りない場合があるでしょう。マンションの場合は配管の位置など、現実的な問題で諦めざるを得ないケースも多々あります。
その結果、壁付きオープンタイプ(I型)のキッチンを選ぶことになったとしても、ダイニングテーブルとキッチンのあいだに食器棚や収納棚、カウンターを設置することにより、簡易的な仕切りを作ることができます。仕切りはキッチンの目隠しになるだけでなく、作業スペースも広がるため、対面のような使い勝手も実現できます。

おすすめリフォーム設備 収納計画  住友林業のリフォーム

見せる収納、見せない収納

キッチンまわりをコーディネートするうえで最初に決めておきたいのは、調理道具や小物を「見せる」のか「隠す」のかです。それぞれのポイントを下記にまとめました。

▼見せる収納

  • 調味料は、デザイン性のある小瓶などに移し替えて飾る
  • 調理道具や調味料を飾って収納する場合は、デザインやカラーを統一する
  • 調味料棚や収納棚などを自分でDIYし、統一感を出す

▼見せない収納

  • キッチンやカウンター上に物を置かない
  • 調味料や調理道具類も、調理時以外は見えないように収納する
  • キッチン上に調理グッズや家電を出しておく場合は色を統一させ、目立たないようにする

システムキッチンの便利な機能

システムキッチンは、どんどん進化しています。この章では、キッチンにあるとうれしい、あると便利な機能をご紹介します。

タッチレス水栓

おすすめリフォーム設備 キッチン・台所リフォームの費用相場や事例を詳しく解説
年々進化し続けるシステムキッチン・台所の機能 住友林業のリフォーム

タッチレス水栓は単に便利なだけでなく、握力の弱い高齢者やや子どもにも使いやすいユニバーサルデザインです。自動で水が止まるので、出しっ放し防止にもなります。

人工大理石

キッチンといえばステンレス製が一般的ですが、シルバー色が好みでない場合やお部屋のインテリアと合わせにくい場合は、人工大理石などの素材もおすすめです。
キッチントップ一体型のシンクは、つなぎ目が無いので汚れにくく拭き取りやすいため、掃除もカンタンです。

広くて水はけのよいシンク

おすすめリフォーム設備 システムキッチン クリナップ 住友林業のリフォーム

広いシンクは大型の鍋や大きな平皿など、大人数用の調理で使う道具類の洗浄もラクラクです。シンク内に水たまりができない水はけ設計がされた設備なら、常に衛生的です。

フラットコンロ

キッチン・台所リフォームの費用相場や事例を詳しく解説
年々進化し続けるシステムキッチン・台所の機能 住友林業のリフォーム

フラットコンロの利点として、掃除のしやすさが挙げられます。無駄なパーツや継ぎ目が少ないため汚れにくく、メンテナンスも簡単です。

自動調理機能

キッチン・台所リフォームの費用相場や事例を詳しく解説
年々進化し続けるシステムキッチン・台所の機能 住友林業のリフォーム

火加減や加熱時間を自動で制御してくれる自動調理システムの最大のメリットは、火の消し忘れや火加減の調節のし忘れを防いでくれることにあります。つまり、調理の最中に他の家事に少しの間集中してしまっても、料理の失敗や火事の危険性などを軽減してくれるのがポイントです。

換気扇

換気扇は、従来のプロペラ型のものと比べて換気能力が高くメンテナンスのしやすい、ファンフィルター型が人気です。自動清掃機能が付いているものであれば、ボタンひとつでメンテナンスが完了するため、掃除も楽に行えます。

引き出し収納

キッチンの使いやすさを大きく左右するのが収納です。従来は扉タイプが一般的でしたが、収納力と使いやすさなどから現在では引き出し収納のキッチンが増えています。
収納容量だけでなく、背の低いお子さんや足腰の不自由な高齢者にも使いやすいユニバーサルデザインです。

昇降機能付き吊戸棚

キッチン・台所リフォームの費用相場や事例を詳しく解説
年々進化し続けるシステムキッチン・台所の機能 住友林業のリフォーム

キッチンスペースが狭い場合には吊戸棚などの、デッドスペースを上手く使う収納がおすすめです。しかし、高い位置の収納は、出し入れに危険がともなうことも多く、あまり使わないものを入れるにとどめるご家庭も多いのでは。その点、昇降機能付きの吊戸棚であれば、安全装置の付いた戸棚が昇降してくる設計のため、手が届きやすい収納として使うことができます。

食器洗浄機

食器洗浄機は、家事の手間や時間を軽減してくれるのはもちろん、ストローや水筒など、手洗いでは洗浄しにくいものもしっかり洗えるため、衛生的です。キッチンと一体化しているものであれば、コンパクトでじゃまにもなりません。

マンションでキッチンリフォームを行う場合の注意点

マンションのリフォームにおいては、戸建てとは少し勝手が異なります。
注意したい点を下記にまとめました。

水道配管

マンションの場合、コンクリート内に配管が埋め込まれている建物もあり、配管の移動が不可能なケースがあります。こうしたケースではシンクの位置を変えることができないなど、配置計画に影響が出る場合もあるので要注意です。

マンションの規約

IHコンロに変更する場合に発生する電気工事や、ガス管工事、附随する床材の変更などは、マンションの管理規約で禁止されている場合があります。工事の契約前に必ず管理会社に確認し、工事の許可を取るようにしましょう。

施工業者の選択

事業者のなかには、戸建ての施工がメインで、マンションや集合住宅などの工事には対応していない、または不得意であるところがあります。リフォームは、マンションの施工を多く行っている事業者に依頼しましょう。

まとめ

キッチンリフォームは相場が50~200万円と言われており、費用の幅に差があります。設備のグレードによっては倍以上の費用差が出てしまうことも珍しくありません。また、食洗器や浄水器などのオプションや、カップボードや吊戸棚なども付けるとなると、100万円以上の予算が必要と考えておくのがよいでしょう。

キッチンのリフォームは「長期優良住宅化リフォーム事業」における「三世代同居に対応したリフォーム」での補助金が対象になります。
両親や子どもとの同居を機にキッチンリフォームを行うという場合には、対象になると考えられます。こうした制度を利用して、賢くリフォームを行い、キッチンから住みやすいマイホームづくりを実現してみるのもよいかもしれません。