築109年の古民家を和モダンな家にリフォーム|最新設備で快適に暮らせる住まいに

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三重県亀山市にお住まいのT様は築109年の古民家を購入して、ご家族3人で暮らしています。

味わい深い趣のある古民家にモダンなインテリアや最新機能をプラスして、快適に暮らせるモダンな家にリフォームしました。

今回は「築109年の古民家が快適に暮らせるモダンな家」に生まれ変わったリフォーム成功事例として、ご紹介をさせていただきます。ぜひ参考にしてください。

1.リフォームのきっかけ

ここではT様が築109年の古民家を、リフォームすることになったきっかけについてご紹介します。

(1)転勤をきっかけに古民家を購入

T様ご夫婦はご主人の仕事の関係で、横浜から現在お住まいになっている三重県亀山市に転勤をしてきました。勤務先は四日市にあり、3年ほどで横浜に戻る予定でしたが戻れなくなったため、マイホームを購入することを検討し始めたとのことです。物件価格の高い横浜より地方である三重県で購入したほうがお得ではないかと考えました。インターネットで物件を探してみたところ、気になる古民家が見つかったので購入されています。

(2)LDKの雰囲気などに不満

こちらの物件は街から離れすぎているというわけでもなく、生活をしていくにはそれほど不便がない土地でした。ただ、売り出し前にリフォームされていたとはいえ、LDKの雰囲気などには満足できなかったそうです。

特にキッチンは奥様のご家族が設計やデザイナー関係のお仕事をされているということもあり、斬新なデザインで評価が高い「TOYO KITCHEN STYLE」を採用しました。古民家の味わいとスタイリッシュなキッチンが融合し、和モダンな空間に仕上がっています。

2.リフォームでのこだわりポイント

T様がリフォームする際に、特にこだわりたいポイントであげられたのは以下の3点です。

  • 居心地の良いLDK
  • デザイン性の高いモダンなキッチン
  • 使いやすい玄関収納

順を追ってご紹介しましょう。

(1)居心地の良いLDK

T様は家族みんなで1日の大半を過ごすLDKを、居心地の良い空間にすることにこだわりました。古民家の良さを活かしながら、モダンな雰囲気に仕上げることを目指しています。とはいえ、あまり「和」のテイストばかりに傾いてしまうのは避けたかったそうです。
フローリングの床はオークなぐり加工(でこぼこのある仕様)されたものを使用し、ダークな色味のものを選びました。古民家にふさわしい落ち着いた雰囲気となっています。

(2)デザイン性の高いモダンなキッチン

キッチンは機能的でスタイリッシュな「TOYO KITCHEN STYLE」のシステムキッチンを導入することを考えていました。こちらはご主人が特にこだわられ、名古屋のショールームで実物もご覧になったそうです。

ダイニングテーブルとイスも「TOYO KITCHEN STYLE」とコンランとの提携による商品を選び、デザイン性の高いモダンなキッチンに仕上げています。

(3)使いやすい玄関収納

使いやすい玄関収納にすることも、こだわりたいポイントのひとつでした。
玄関収納は当初、インターネットで購入する予定でしたが売れてしまったため、隣の骨董屋さんにお願いしたそうです。その後、大工さんがちょうどよい具合に作ってくれ、まるで造り付けの家具のように玄関になじんでいます。

3.【部位別】リフォームの内容

ここでは築109年の古民家が、どのように快適な住宅に仕上がったのかについてご紹介します。

(1)風情ある和風の外観

日本情緒あふれる古民家風の建物外観です。
平屋建てで昔懐かしい「和」の雰囲気を感じさせます。
どっしりとした日本瓦や木の格子戸が素朴な美しさを演出し、帰ってくる人を温かく出迎えてくれる建物です。古民家ならではの深い味わい深さが印象に残ります。

(2)美しく生まれ変わったスタイリッシュなキッチン

キッチンのbefore(ビフォー)

上の写真はリフォーム前のキッチンです。
きれいになってはいますが、何の変哲もない古いタイプの流し台でした。
おしゃれなキッチンにすることを思い描いていたT様は、真っ先にリフォームをする場所として考えています。

キッチンのafter(アフター)

リフォーム後のキッチンは上の写真です。
「TOYO KITCHEN STYLE」のアイランド型システムキッチンに入れ替えました。
ステンレス製のクラシックモデルで、スタイリッシュなシステムキッチンです。

シンクが台形に設計されているため、対面キッチンですが水はねをすることもありません。
ステンレス製なのでこまめな手入れが必要ですが、毎晩ご主人が磨いているとのことです。
高さもちょうどよく、システムキッチンの側面に窓の緑が美しく映り込みます。

(3)新旧が融合したモダンなリビング

リビングのbefore(ビフォー)

リフォーム前のリビングは上の写真です。
古民家風の素朴な味わいがあるものの、おしゃれな空間とはいえません。
T様は古民家の良さを活かしながら、モダンなリビングにすることを目指していました。

リビングのafter(アフター)

リフォーム後のリビングは上の写真です。
古民家の持つ趣の中に「TOYO KITCHEN STYLE」のダイニングテーブルや照明を設置しました。まるで古民家カフェのようにおしゃれでモダンな空間となっています。

リビングの床はダークな色調のフローリングに張り替えて、柱や梁と色味を合わせました。
LDKと洋室の間にある建具には既存の格子戸を再利用して、古材が持つ味わい深さを演出しています。

(4)「木」のテイストでまとめられた清潔な洗面所

洗面化粧台は購入前にリフォームされていましたが、T様のセンスに合うものではなかったため、新しく入れ替えました。
全体的に木の質感が感じられる古民家のため、洗面所も「木」のテイストでまとめています。

洗面化粧台や吊戸棚、キャビネットはダークな色味のブラウンを選んで、家全体のカラーに合わせています。

4.リフォーム後の暮らしの変化

T様にリフォーム後の暮らしの変化について尋ねてみましたところ、以下のようなご回答をいただきましたのでご紹介します。

  • お子さんが家の中でのびのびと走り回っている
  • キッチンが使いやすい

以前はマンションに住んでいたため、お子さんが家の中で走り回ることはできませんでした。引越しをした当初は慣れずにとまどっていたお子さんも、今では元気に広い部屋の中を走り回っています。

キッチンが使いやすくなったので、家事の時間が楽しくなったのもうれしい変化のひとつです。マンションのキッチンは狭かったため、使いにくいのが問題でした。機能的でスタイリッシュなシステムキッチンで、T様は毎日快適に家事をこなされています。

5.住友林業のリフォームについて

T様が当社にリフォームをご依頼されたきっかけなどについてお伺いいたしました。

(1)住友林業ホームテックを選んだ理由

T様はマイホームを取得するにあたって、中古住宅を購入してリフォームすることをお考えになっていました。インターネットで「古民家」「リフォーム」と検索したところ、古民家リフォームで実績豊富な住友林業ホームテックが表示されたそうです。当社のカタログ「温故知新」を取り寄せて検討されています。

当初、リフォームを依頼する会社の候補には、こちらの古民家を売りに出していた会社も含まれていました。しかし、T様の希望するプランに対して、「それは難しい、お金がかかります」など、要望に応えることができないため、最終的に当社がお任せいただくことになりました。当社の担当とは話がすぐにまとまり、イメージを伝えるだけで満足のいく提案を受けています。

(2)住友林業ホームテックの対応

リフォーム工事に際しての当社の対応についてお伺いをしたところ、以下のようなご回答をいただきました。

  • 現場での対応力やコミュニケーション力に優れている
  • 見積価格と最終価格に誤差がなかった

現場での対応力に優れており、担当とのコミュニケーションがうまく取れたことを喜んでいただけました。信頼関係を築けたため、リフォームを再度依頼するときには、今回の工事の担当者にお願いしたいそうです。

見積りの際には細部にわたって積算をしています。そのため、最初にご提示させていただいた見積価格と、工事終了後の最終価格に誤差がなかったこともお客様との良好な信頼関係につながっているといえるでしょう。

6.まとめ

今回は築109年の古民家を、「快適に暮らせる和モダンな家」へのリフォームに成功した、三重県亀山市のT様の施工例をご紹介させていただきました。

古民家が持つ味わい深い趣にスタイリッシュさをプラスすることで、新旧がうまく融合した和モダンな住まいへと生まれ変わりました。

緑あふれる亀山市の美しい自然の中で、おしゃれな雰囲気を楽しみながら毎日を快適に暮らしていけます。