中古住宅を二世帯同居にリフォーム|光と風が心地よく子育てしやすい間取りを実現

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東京都大田区にお住まいのM様ご夫婦は、築25年の戸建て木造住宅で2歳のお子さんと、奥様のお母様の4人で暮らしています。
同居をするにあたって二世帯向きの中古住宅を購入し、リフォームしました。

今回は「中古住宅を二世帯同居にリフォーム」した成功事例として、ご紹介をさせていただきます。ぜひ参考にしてください。

1.リフォームのきっかけ

ここではM様が築25年の戸建て木造住宅を、リフォームすることになったきっかけについてご紹介します。

(1)義母と同居をすることに

M様は奥様と2歳になるお子さんの3人で暮らしていましたが、一人暮らしだった奥様のお母様と同居をすることになり中古の戸建て住宅を購入しています。

当初、ご主人は新築することを検討していましたが、お母様は中古物件でも良いと考えており、予算的な兼ね合いもあって「中古物件を購入してリフォームする」という案で落ち着きました。

マンションも候補に挙げていましたが、気兼ねなく二世帯で暮らすにはフロアを分けた方が良いだろうということになり、最終的に中古の戸建て住宅を選んでいます。

(2)中古物件を購入してリフォーム

今回のリフォームでは、お母様が住む1階はクロスの張り替えなどの軽微なリフォーム、子世帯が暮らす2階は間取りの変更や住設機器の交換などフルリフォームを行いました。M様ご夫婦には2歳のお子さんがいるため、子育てしやすい間取りに変える必要があったからです。

また、中古物件のためトイレやキッチンなどの水回り設備が老朽化していたので、すべて交換して新しくしています。寝室以外の部屋は、将来子供部屋をつくる際に対応しやすい仕様に設計しました。子供が独立したら再び一間続きで使えます。

2.リフォームでのこだわりポイント

M様がリフォームする際に、特にこだわりたいポイントであげられたのは、おもに以下の2点です。

  • 南側にベランダを設けて子供を遊ばせるスペースに
  • 明るく風通しの良い空間

順にご紹介していきましょう。

(1)南側にベランダを設けて子供を遊ばせるスペースに

子育て真っ最中のM様ご夫婦は、大切なお子さんが楽しく家で過ごせるようにさまざまなプランを考えていました。
その一つが、「南側にベランダを設けて子供を遊ばせるスペースにする」ことです。
M様宅は東急線沿線の閑静な住宅街にあるため、人目を気にせずお子さんと遊べるスペースを希望していました。

今回のリフォームでは家の中で一番日当たりが良い南側に、目隠し付きのルーフバルコニーを設け、お子さんが遊べるスペースに活用しています。夏場になるとプールを出して、お子さんを楽しく遊ばせています。

(2)明るく風通しの良い空間

毎日を気持ちよく快適に暮らすには、「明るさ+風通しの良さ」が必要です。
上の写真はリフォーム後のLDKですが、天井の一部を急こう配にして高さを演出し、開放的な空間に仕上げました。

天井には美しい木目のウッドパネルを張り付けて、自然な風合いをイメージしています。照明付きのシーリングファンを設置することで風の流れをつくり出すので、夏でも過ごしやすいお部屋です。東側と南側の両方に大きな掃き出し窓を設置して、明るい日差しが入り込むようにしています。

3.【部位別】リフォームの内容

ここでは築25年の住宅が、どのように快適なお住まいに仕上がったのかについてご紹介します。

(1)収納力たっぷりの使いやすいキッチン

キッチンの流し台が古かったため、最新式の対面キッチンを導入しました。
クロスの色に合わせた真っ白なキッチンは収納力がたっぷりで、調理器具や食器などの出し入れがとても簡単です。引き出しタイプで使いやすく、モノがしまいやすいため常にキレイな状態を保てます。

リビングで遊ぶお子さんの様子を見守りながら家事ができるのも、対面キッチンのうれしい点です。窓からは明るい日差しが入り込み、明るい気分で料理を楽しめます。床には汚れが落ちやすいタイル調のフロアを張ったので、掃除も面倒になりません。

(2)フレキシブルに利用できる子供部屋

子供用のプレイルームとして、LDKの隣にお部屋を設けました。
リビングに近いので、くつろぎながらお子さんの遊ぶ様子を見守れます。
壁の一部には湿気を取り除くエコカラットを採用して、クリーンな空気をキープできるように仕上げました。

こちらの部屋は将来、子供部屋としても使えるように、間仕切りができる仕様です。壁に設置したカウンターデスクは、お子さん用の学習スペースや、ご主人用のテレワークスペースとして活用できます。

(3)ウッドパネルが印象的な落ち着けるリビング

天井のウッドパネルが癒し感を与えてくれる、落ち着いた雰囲気のリビングです。
床は明るめのチェリー材を使用して、ナチュラルな空間に仕上げました。
木の素材でできたテレビボードを置き、木の質感が漂う素敵なお部屋となっています。

くつろいで団らんするために広々としたスペースが欲しかったので、あえてソファーとテレビ以外は何も置いていません。よけいな家具がないので掃除もラクに行えます。

(4)清潔感のあるおしゃれな洗面化粧台

洗面所は白を基調に爽やかなイメージでまとめました。
収納力もたっぷりなので、日用品のストックや歯ブラシなどのグッズをきちんと収納できます。

床はリビングと同じ色味の床材を使用して、明るい雰囲気に仕上げました。
1日を気分よくスタートできるおしゃれで清潔な洗面所です。

(5)スタイリッシュで個性的なトイレ

トイレもかなり老朽化していたため、フルリフォームをしました。
ブラックのアクセントウォールが個性的な印象を与える、スタイリッシュなトイレです。
タンクレストイレを設置してコンパクトにまとめました。

トイレ内には洗面キャビネットを設けたので、トイレ関連の備品をスッキリと収納できます。キャビネットの棚にはオーデコロンを置いて、香りを楽しめるのもうれしいポイントです。

4.リフォーム後の暮らしの変化

M様にリフォーム後の暮らしの変化について尋ねてみましたところ、以下のようなご回答をいただきましたのでご紹介します。

  • 一間続きのLDKが今の子育て生活に合っている
  • 風通しが良いので気持ちよく暮らせる

M様は当初、寝室以外の部屋をすべて一間続きにすることに、やや不安を感じていました。
しかし、実際に暮らしてみると、目が離せない小さなお子さんがいる現在のライフスタイルには、ピッタリと思われたそうです。部屋が細かく区切られていないので、掃除もしやすいと喜んでいただいております。

また、大きな掃き出し窓やシーリングファンを設置したので風通しが良くなり、気持ちよく暮らせるようになりました。新鮮な空気が部屋の中に入るので、ストレスなく生活ができます。

5.住友林業のリフォームについて

M様が当社にリフォームをご依頼されたきっかけなどについてお伺いいたしました。

(1)住友林業ホームテックを選んだ理由

M様が住友林業ホームテックを知ったきっかけは、住宅展示場で住友林業のモデルハウスを見学したことでした。家の中に入ったときの雰囲気が、静かで落ち着いている点を気に入ったそうです。リフォームすることを伝えると、住友林業が当社を案内してくれました。

最初のうちは、当社を含む4社に見積りを依頼しプランを提示されましたが、最終的に当社のプランが一番良かったとのことです。大手ということで信頼感があり、提案力が高いことも評価していただきました。営業担当者のセンスが良かったことも、決定する際の大きなポイントとなったそうです。

(2)住友林業ホームテックの対応

リフォーム工事に際しての当社の対応についてお伺いをしたところ、以下のようなご回答をいただきました。

  • 思った通り提案力に優れていた

当社は提案力の高さに定評があり、お客様がイメージされた内容を具体的にプランとしてご提案できるハウスメーカーです。今回のリフォームでは、M様のご家庭の状況が「子育て中」「お母様との二世帯同居」「光と風を感じられる住まい」をキーワードに、さまざまなアイディアを実現しました。

また、お子さんが成長されることも考えて、プレイルームを簡単に独立した子供部屋に変えられる仕様など、現在のライフスタイルが変化していくことも見込んだうえでリフォームをしています。

当社は長い期間にわたってお客様が快適に暮らせる家をつくり上げることを、大切な使命と考えております。

6.まとめ

今回は築25年の中古住宅を、「光と風が心地よく子育てしやすい二世帯住宅」のリフォームに成功した、東京都大田区のM様の事例について詳しくご紹介をさせていただきました。

中古住宅を購入した後、M様のライフスタイルに合わせてきれいにリフォームすることで、新築同様に快適で居心地良く暮らせる家が完成しました。風通しが良く光が差し込むため、気分よく毎日を過ごせます。世帯別にフロアを分けているため、二世帯同居でも気兼ねすることはありません。

それぞれの世帯ごとに生活スタイルを分けると、プライバシーを守れるのがメリットです。いざという時にはお互いに協力し合えるので、安心して暮らせます。