仲良し姉妹が住まう実家をリフォーム 個性が光る上品な完全二世帯住宅へ 

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定年退職を迎え、家で過ごす時間が増えたら何をしたいと考えるでしょうか。
趣味に没頭するもよし、新たな仕事を始めるもよし、様々な選択肢があって楽しみ方は人それぞれです。
中には、長い時間を過ごす住まいを快適にしたいと思う方もいらっしゃるかも知れません。

そこで今回は、お姉様の定年退職を機に、姉妹で暮らす住まいを快適な二世帯住宅にリフォームされたお客様をご紹介します。
ぜひ、リフォームの参考にして下さい。

1.リフォームをした理由

ここではH様がリフォームを決断された理由をご紹介をします。

(1)お姉様の定年退職

H様姉妹は、かつてご両親と共に住んでいたご実家に姉妹で暮らしています。
これまでに数度のリフォームを経て、大切に手を加えてきた住まいです。

H様はお姉様と同居をされていましたが、お姉様が定年退職を迎えられ家にいる時間が増えることを機に、お互いのプライベート空間の確保を重視するようになりました。

(2)お孫様の誕生による帰省のために

H様の娘様にお子様が誕生することとなり、今後は里帰りの機会が増えることが予想されました。
お姉様の定年退職と、お孫様の誕生がきっかけとなり、H様は各世帯のプライバシーに配慮した、完全二世帯住宅にしたいと考えるようになったそうです。

以上の理由から、リフォームを決断されることとなりました。

2.リフォームでのこだわりポイント

H様は今回のリフォームで「プライベート空間の確保」「老朽化の対策」「耐震性の強化」を希望されました。
ここでは、H様が特にこだわったポイントについてご紹介をします。

(1)既存の良さはそのままに、安全で機能的な住まいへ

これまで4度ほどリフォームを繰り返してきた築50年の住まいは、阪神大震災後の歪み、傷みが残っていたそうです。
そこで梁補強、水回りの配管関係の対応をしながら、安全性と美しさが共存する住まいへと造り変えました。

塗装済みであった外壁や屋根など既存のいいところはできる限り残し、ご両親が大切に手を加えてきた住まいの面影を大切にしています。
H様姉妹が気に入っていた木の質感はそのままに、それぞれの嗜好にあった空間としました。

(2)皆が集える半独立型のLDK/畳みが特徴的なリビング

既存の間取りを活かしつつ、それぞれのライフスタイルに合ったスペースになるよう設計しました。

1階はH様が暮らすスペースですが、家族みんなで集うことができる空間にしたいというご要望がありました。
そこでダイニングとリビングを段違いにし、解放感と独立性の両立が図れる間取りとなるよう工夫しています。

皆で食事をすることも、自分だけのプライベートな時間を楽しむこともできるダイニング。
木のぬくもりがあたたかで、シックな雰囲気を演出しています。

2階は、お姉様の居住スペースです。
2階のリビングは琉球畳の落ち着いた畳コーナーを設置し、和洋両方の生活を満喫できる空間に仕上げました。

落ち着いた色合いのアクセント壁が、品のいいインパクトを添えています。
広くとった窓から差し込む光を受けながら、ゆったりと寛ぐことが出来そうです。

3.【部位別】リフォームの内容

ここでは更に細かく、H様のご自宅のこだわりポイントをご紹介します。

(1)既存の佇まいを残した爽やかな外観

既存の塗装と同様の色合いで、劣化部分の補修を行い、白基調の清潔な佇まいを維持しました。
ご両親の大切にしていた住まいの思い出を残す、爽やかな外観です。

(2)各々のライフスタイルに合わせたこだわりのキッチン

キッチンはH様姉妹のライフスタイルに合わせ、デザインを変えました。

H様がお住まいの1階は、娘様とお孫様が帰省されたときに、会話をしながら作業できるよう対面式キッチンを採用しました。
背面には窓明かりと収納を確保し、明るく機能的な空間です。

お姉様が暮らす2階は、落ち着いた佇まいとしました。
冷蔵庫置場は目隠しの格子スクリーンを設置し、生活感が出ないよう工夫しています。
ワインレッドのキッチンと深い色合いの床が、上品なコントラストを醸し出す、モダンで落ち着いた空間です。

(3)個性が光るエレガントな洗面空間

好みの色合いや雰囲気などのヒアリングを重ね、納得の空間が出来上がりました。

玄関脇にある洗面室は、白を基調とした爽やかな空間です。
光をたっぷりと取り込む、明るくエレガントな雰囲気となりました。

もう一か所の洗面室は、シックで可愛らしい雰囲気の鏡が特徴的です。

(4)デッドスペースを有効活用した洗面脱衣室

2階の洗面脱衣室は狭く、使い勝手が悪かったといいます。
そこで洗面カウンターを洋室に設置し、トイレと浴室の間を洗濯機置場と脱衣所に変更しています。
デットスペースを有効活用した工夫で、広く使い勝手の良い空間となりました。

(5)ダークな床と白壁のコントラストが美しい階段

ダークな色合いの床と白壁のコントラストがマニッシュな階段です。
壁面上部に1階リビング用に明かりとりの上部窓を設置し、2階に上がる際に人のぬくもりを感じられるよう工夫しています。
プライベートな空間と家族の温かさが共存する空間となりました。

4.リフォーム後の暮らしの変化

H様にリフォーム後の暮らしの変化について尋ねてみましたところ、以下のようなご回答をいただきました。

  • 家族のぬくもりとプライベートの空間、両方を感じられる住まいとなって大変満足。
  • 完全二世帯住宅なので、1階と2階でキッチンやお風呂など、生活に必要なものがすべてそろっており便利になった。
  • 両親の思い出が詰まった家の良い所が残せたことが嬉しい。
  • 震災後、歪みや傷みが気になっていたが、すべて解消されて安心。梁補強も行い、以前よりも安全に暮らせるようになった。
  • 1階の対面式キッチンも、2階の和テイストのモダンなキッチンも大変気に入っている。
  • 1階のリビングが広く開放的になったので、皆が集うようになった。
  • 2階が狭く生活しづらかったが、間取りを変更したことで機能的に使えるようになった。デッドスペースを有効活用できたことが大きいと思う。
  • 2階と完全に住居空間を分けたことで、プライベート空間が保て、快適に生活できるようになった。独り暮らしのようでもあり、誰かがいる安心感もあり、いいとこどりが出来てとても良い。

他にも多くのお褒めの言葉をいただき、H様とお姉様にも大変お喜びいただいています。

5.住友林業のリフォームについて

ここではH様が当社にリフォームを依頼されたきっかけなどについてお伺いしました。

(1)住友林業ホームテックを選んだ理由

当社のことはインターネット検索や広告で知ったというH様。
木造建築に強いという評判と、ブランドネームへの信頼、保証等の確かさから、当社を気に入ってくださり、リフォームを担当させていただくこととなりました。

(2)住友林業ホームテックの対応

「私と姉の希望をそれぞれきちんとヒアリングしてくださり、姉妹の個性が反映された住まいになっていることに大変満足しています。安全性だけでなく、機能性やデザイン性もかなり良くなりました。希望通りの空間になりとても嬉しいです。」と、大変お喜びいただくことができました。

6.まとめ

今回はご両親の思い出が詰まったご実家をリフォームされ、姉妹で暮らす完全二世帯住宅を手に入れられた、H様の事例をご紹介させていただきました。
シックで上品な佇まいが光る、姉妹の個性が反映された空間となり、大変ご満足いただいています。
H様姉妹や娘様、お孫様が心から寛ぐことのできる、大切な住まい造りに貢献できたことが大変光栄です。
この度は当社をお選びいただき、ありがとうございました。