プライベートを重視した個性的な家|三世帯が仲良く暮らせる住まいを実現

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埼玉県熊谷市にお住まいのT様は、築20年の住宅に暮らしている三世帯のご家族です。
母屋、鉄骨2階建て部分と1階駐車場と2階スペースの3つの建物に分かれて住んでいます。

今回は「家族のプライベートを尊重しながら個性的な住宅」のリフォームに成功した事例として、ご紹介をさせていただきます。ぜひ参考にしてください。

1.リフォームのきっかけ

ここでは、T様がご自宅をリフォームすることになったきっかけについてご紹介します。

(1)水回りが老朽化

T様宅は3つの建物に分かれており、母屋にはお母様、鉄骨2階建て部分+1階駐車場と2階スペースにT様ご夫婦と息子さんの2家族が暮らしています。
しかし、T様が住んでいる鉄骨2階建て部分は水回りが老朽化してきて、バスルームの前の床に黒カビが目立つようになりました。そのため、何とかきれいにしたいと思っていたそうです。

(2)使わなくなった2階のスペースを有効活用

駐車場の上の2階スペースは以前、お母様がお友達とカラオケを楽しむために使用していました。しかし、高齢になったため使わなくなり、ここ10年ほどは誰も使用していません。せっかくのスペースを有効活用するために、2階スペースをリフォームして水回りとLDKをつくることになりました。

2.リフォームでのこだわりポイント

T様がリフォームする際に、特にこだわりたいポイントであげられたのは以下の2点です。

  • 明るく清潔感のあるリビング
  • 水回りをできるだけ広くする

順を追ってご紹介しましょう。

(1)明るく清潔感のあるリビング

上の写真は駐車場の2階スペースをリフォームしたリビングです。
母屋とは別に設けられており、プライベートスペースとして利用されています。
T様は、こちらのリビングのイメージとして、明るく清潔感のある空間にすることを希望していました。

天井の高さを少しでも確保するため、天井を折り上げ天井にしたり、床は段差をつけて低めに設置したりするなど、さまざまな工夫を凝らしています。白でトータルコーディネートされたおしゃれな空間であり、縦型のブラインド、調湿効果がある壁材のエコカラット、タイル床など異なる素材を上手く活用してまとめています。

(2)水回りをできるだけ広くする

水回りも大切なプライベートスペースとして、できるだけ広い空間にすることにこだわられていました。
こちらの洗面台は広々としたL字型につくられており、リビングと同様、白でカラーコーディネートされています。(上の写真)
L字型のカウンターは広く使いやすいので、朝の身支度もゆったりと快適に整えられます。

3.【部位別】リフォームの内容

ここでは築20年のご自宅が、どのように快適なお住まいに仕上がったのかについてご紹介します。

(1)「和」の風情が漂う建物外観

上の写真は、T様宅の建物外観です。
「和」の風情が漂う瀟洒な建物で、立派な塀が家の格式の高さを思わせます。
T様は以前の住宅の雰囲気はそのままにして、老朽化した部分だけを直したいと考えていました。

玄関先の軒天には化粧垂木などの意匠が施され、門の入り口は木の引き戸と縦格子の面引き戸が上手く調和しています。旧家の味わい深い雰囲気が醸し出されている玄関まわりです。

(2)重厚感のあるモダンなリビング

こちらはお母様が暮らしている母屋のリビングです。
段差のないフローリングなので、高齢のお母様も安心して移動できます。
以前の住宅にあった和室2部屋と縁側を取り込んで、広々とした開放的な空間となりました。折り上げ天井や立派な調度品が重厚感を感じさせます。

仏檀は部屋を見渡せる中央に設置したため、お母様も毎日手を合わせやすくなったそうです。古くなり開け閉めが大変だった雨戸は電動シャッターに変えたので、労力がかからず防犯上も安全になっています。

(3)収納力たっぷりの明るいキッチン

上の写真は駐車場2階スペースにある、T様ご夫婦のキッチンです。
リビングや洗面所のスペースと同じように、白を基調にまとめています。
壁には縦長のスリット窓を設置して、明るい日差しが入り込むようにしました。

背面に設けた大容量のキャビネットに食器や家電などをすべて収納できるので、生活感を感じさせないおしゃれなキッチンです。

母屋のキッチンも一緒にリフォームしたのでご紹介しましょう。
下の写真がリフォーム後の母屋のキッチンです。

こちらのキッチンは、床のフローリングに合わせたダークブラウン系のシステムキッチンを設置しました。鏡面仕上げでグレードの高いキッチンです。高齢のお母様が火を使っても安全なようにIHコンロを採用しています。

T様宅では家族みんなが集まって食事をする機会が多いのですが、ダイニングに直通しているため、料理の配膳や後片付けもしやすいのがメリットです。

(4)大切なプライベート空間であるトイレ&バスルーム

上の写真はT様宅2階スペースのリフォーム後のトイレです。
衛生面を保つサニタリースペースも、プライベートな空間として大切にしたいというのがT様のご要望でした。

トイレはバスルームとそのままつながっており、まるで海外のホテルのような高級感が漂っています。

リフォーム後のバスルームは下の写真です。
トイレや洗面所、リビングと同様に白を基調にライトグレーでカラーコーディネートをしました。お風呂が大好きなT様は、ゆったりと入れるスタイリッシュなバスルームで、毎日の疲れを癒しています。

(5)古民家の趣が感じられる和風の玄関

上の写真はリフォーム後の母屋の玄関です。
和モダンな雰囲気で仕上げられており、古民家ならではの味わい深い趣を感じさせます。
T様は昔ながらの面影はそのままにして、古くなったところをきれいにしたいと思われていました。

天井と上り框はアクセントカラーとして赤茶色を使用し、玄関収納の下には間接照明を設置してレトロな雰囲気を演出しています。お客様を温かく迎えてくれる空間です。

4.リフォーム後の暮らしの変化

T様にリフォーム後の暮らしの変化について尋ねてみましたところ、以下のようなご回答をいただきましたのでご紹介します。

休日には家族全員で昼食を取る機会が増えた

T様宅はお正月やお盆など季節の節々には、親戚の方が遊びにいらして楽しい時間を過ごされています。多いときには15人ほど集まることもありますが、広々としたLDKなので、ゆったりと家族全員が過ごせるようになりました。

普段でも休日には家族全員で昼食をとる機会が増え、開放的なダイニングで家族だんらんのひとときを楽しまれています。(下の写真)

5.住友林業のリフォームについて

T様が当社にリフォームをご依頼されたきっかけなどについてお伺いいたしました。

(1)住友林業ホームテックを選んだ理由

T様は近くにある住宅展示場を見学されたのがきっかけで、当社を知っていただきました。
他のリフォーム会社からもプランを提案されていましたが、普通の間取りのためあまり面白味がなかったそうです。

その点、住友林業ホームテックが提案したプランは間取りや空間の使い方が斬新であり、T様のご要望を実現できるものでした。したがって、最終的に当社を選んでいただいております。

(2)住友林業ホームテックの対応

リフォーム工事に際しての当社の対応についてお伺いをしたところ、以下のようなご回答をいただきました。

  • 快適にくつろげる部屋になった
  • 内装もイメージ通りに仕上がっている

今回のリフォームでは、お母様の居住スペースである母屋と、若夫婦世帯が住んでいる2階スペースをそれぞれの家族の個性に合わせて内装や間取りを仕上げました。

お客様を迎える家として利用する母屋は、以前の住宅の趣を活かしながら、より重厚感あふれる格式高い住まいとなっています。若夫婦世帯が住んでいる2階スペースは、プライベートスペースとして家族がリフレッシュできるくつろぎの空間として生まれ変わりました。
それぞれが快適にくつろげる理想的な住まいが実現しています。

6.まとめ

今回は築20年の3つの建物を、「それぞれが快適に暮らせる個性的な家」にリフォームした、埼玉県熊谷市のT様の事例について詳しくご紹介をさせていただきました。
お客様を迎えられるパブリックスペースとして利用できる母屋と、個人がゆっくりとくつろげるプライベートスペースとして使用する2階スペースをバランスよく活用することで、家族全員がそれぞれの個性に合った住まい方を実現することができます。
ストレスフリーで暮らせるため、家族間においても互いに温かい思いやりを持ちながら仲良く暮らせることでしょう。