長野県在住の方は今の生活ニーズに合わせたリフォームを重視
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「将来はこんな家に住みたい」「ここを○○のようにリフォームしたい」など、住まいに対して思い描く理想は人それぞれではないでしょうか。一方で、「○○が壊れそう」「ずいぶん年季が入ってきた」など、今すぐリフォームしたい箇所もあるかと思います。
そこで、各都道府県の方々に住まいのこだわりや実現したいリフォーム、今すぐ改善したい箇所に関してアンケート調査を行いましたので、その結果を皆様にお届けしたいと思います。
今回は、長野県に住んでいる30~60代の世帯主の男女を対象に実施した、アンケート結果とそこからわかったことをご紹介します。
1.冬も暖かく過ごせる工夫にこだわりがある
まずは、「あなたが住まいに関してこだわりがあるところは何ですか?」と質問した回答をみていきましょう。
(戸建て)
1位:間取り (28.7%)
2位:換気・通気性(24.1%)
2位:冷暖房 (23.0%)
3位:断熱性 (23.0%)
(マンション)
1位:間取り (47.6%)
2位:キッチン (38.1%)
3位:収納 (28.6%)
戸建とマンションの両方で1位を獲得したのは間取りという結果になりました。
2位以降を見ていくと、戸建てでは室内の風通しの良さや涼しさ・暖かさを保つことにこだわる世帯が多いのに対し、マンションではキッチンや収納といった空間にこだわる世帯が多いことがわかりました。
他の都道府県を見ても冷暖房にこだわる世帯が多いことは珍しく、このことから、長野県にお住まいの方は生活スペースの区切りや空間の構成に加え、室内の温度を均一に保つことにもこだわりを持っていることが伺えます。
気象庁の統計によると、長野県では1月の平均気温が-0.6℃と氷点下に及び厳しい寒さとなるため、雪の多い北部では3m近くの積雪となることも珍しくありません。また、盆地が多いため一日の中での気温差も大きく、寒さ対策が欠かせない県のひとつとなっています。
そのため、冷暖房や断熱性にこだわり冬も暖かく過ごせるように意識している世帯が多いのかもしれません。
2.長野県在住の方の理想のリフォーム
次に、「あなたが住んでいる住まいを理想の住まいにリフォーム・リノベーションする場合、どこをどんな風に変えたいか詳しく教えてください。」と質問した回答をみていきましょう。
こちらは自由回答のため、抜粋したものをご紹介していきます。
個別リフォーム系の回答
(戸建て)
- お風呂、脱衣所が寒いので快適、健康的にお風呂を楽しめるようにしたい。
- 家族が増えたので洗濯物が多い。ウッドデッキを作って洗濯物が干せるようにしたい。
(マンション)
- お風呂の追焚き機能の追加と保温機能の追加。
バリアフリー系の回答
(戸建て)
- 私と妻と91歳の父の3名のみ。父の隠居・介護専用室があれば便利。トイレや風呂場も介護しやすい場所・仕様に変えたい。
- 高齢者が同居しているので、バリアフリーとヒートショック予防に断熱性能を上げたい。
(マンション)
- 年齢があがってきたので、階段や段差の解消をはかりたい。
全体リフォーム/リノベーション系の回答
(戸建て)
- 子どもがみな家を出て家族がどんどん減り今の家の大きさが無駄なので、収納専門の部屋や大量にある本のための書庫を作るのが夢です。
- リビングが広すぎて光熱費がかかるので狭くしたい。窓の位置を高くして壁にモノが置けるようにしたい。
(マンション)
- 騒音が小さい部屋にしたい。
- 壁紙を一新したい。
3.現在のニーズと合った間取りや設備に変えたい
ここまでは住まいに対するこだわりや理想のリフォームについてみてきましたが、5年以内にリフォームするとしたら、どういったリフォームを考えているのでしょうか。
そこで、「現在の住まいに対して5年以内にリフォーム・リノベーションなどで改善をしたい箇所はありますか?賃貸住宅にお住いの方は、仮に改善できるとしたらどこを改善したいかをお答えください。」と質問した結果とその回答理由を確認していきましょう。
(戸建て)
1位:お風呂 (23.0%)
2位:トイレ (18.4%)
3位:断熱性 (16.1%)
(マンション)
1位:お風呂 (33.3%)
2位:キッチン(23.8%)
3位:トイレ (19.0%)
3位:断熱性 (19.0%)
アンケートの結果、戸建て、マンションの両方でお風呂・トイレ・キッチンという水回りを中心に3位圏内に入っていますが、回答の理由は次のようになっています。
(戸建て)
1位:住まいのいたみを直す、きれいにする (43.1%)
2位:間取り、収納、設備などを使いやすくする(19.6%)
3位:省エネルギー性能の向上 (13.7%)
(マンション)
1位:間取り、収納、設備などを使いやすくする(33.3%)
2位:住まいのいたみを直す、きれいにする (25.0%)
3位:省エネルギー性能の向上 (16.7%)
使用頻度の高い水回りのリフォームニーズが高いことからもわかるように、「住まいのいたみを直す、きれいにする」という理由が戸建てでは1位、マンションでは2位と上位に入っています。これらは、長野県に限った話ではなく、他の都道府県でも多く見られる傾向です。
しかし、いたみの修復と同様に戸建てとマンションの両方でニーズが高かったのは、間取りや収納、設備の改善です。これには、長野県内の住宅が老朽化しているという背景があります。
長野県の住宅の約半数は1990年以前に建てられており、すでに築30年以上が経っています。築年数が古い住戸は間取りや収納が現代のニーズと合致していないケースが多く、設備が古いことで住みづらさを感じる方が多いことが想像できます。
例えば、先ほども見た通り長野県は寒さが厳しく暖房を使う機会が多いですが、暖房が古いと室内を効率的に暖められないといった問題が起こります。このように、現状とニーズのギャップにより間取りや収納、設備をリフォームで改善したいという方が多いのかもしれません。
4.木と梁を活かしたぬくもりのある家にリフォーム
長野県在住の方に、住まいのこだわりや理想のリフォーム、直近5年でリフォームした箇所についてアンケートを取った結果をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
住まいに対してこだわりや住みたいと思う理想はありつつも、将来ではなく直近5年のように、現実的な設問になると今困っていることや利便性を求める方が多いようです。
実際、なにかが故障してから買い替えやリフォームを検討される方も少なくありません。
しかし、これから住み続けていく住まいでは、理想とする住まいの形を実現するために、まとめてリフォーム/リノベーションをしてしまった方が、トータルで見ると安くなるケースがほとんどであり、住みたいと思える家で暮らすことができます。
この機会に、改善したい個所ではなく、「どんな家に住みたいか?」を考えてみてはいかがでしょうか。
最後に、長野県で理想の住まいを手に入れたM邸の事例をご紹介します。
お子様が独立したことをきっかけに、家の木や梁を活かしてデザインを統一したい、冬の寒さを改善したいという想いから実際にフルリフォームされました。
木と梁を活かした統一感のあるデザインに変更しつつ寒さ対策も行い、水まわり(キッチン、浴室・バス、トイレ)、居室(リビング・ダイニング、和室)など全面的にリフォームした事例になります。
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