兵庫県在住の方は高齢者も安心して過ごせる家にリフォーム希望
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「将来はこんな家に住みたい」「ここを○○のようにリフォームしたい」など、住まいに対して思い描く理想は人それぞれではないでしょうか。一方で、「○○が壊れそう」「ずいぶん年季が入ってきた」など、今すぐリフォームしたい箇所もあるかと思います。
そこで、各都道府県の方々に住まいのこだわりや実現したいリフォーム、今すぐ改善したい箇所に関してアンケート調査を行いましたので、その結果を皆様にお届けしたいと思います。
今回は、兵庫県に住んでいる30~60代の世帯主の男女を対象に実施した、アンケート結果とそこからわかったことをご紹介します。
1.兵庫県在住の方は限られた空間を有効活用している
まずは、「あなたが住まいに関してこだわりがあるところは何ですか?」と質問した回答をみていきましょう。
(戸建て)
1位:間取り (33.3%)
2位:リビング(30.2%)
3位:断熱性 (23.8%)
(マンション)
1位:間取り (32.6%)
2位:キッチン(30.4%)
2位:収納 (30.4%)
戸建て、マンションの両方で1位を獲得したのは間取りとなりましたが、2位以下は戸建てとマンションで大きく異なる結果となりました。
戸建てではリビングと断熱性にこだわりがある世帯が多いのに対し、マンションではキッチンと収納にこだわりがある世帯が多いのです。このことから、戸建てとマンションでこだわるポイントに相違はありますが、全体的に間取りにこだわりがある方が多いということがわかります。
兵庫県は全国で7番目に人口が多く、県土の6割が山地となっているため平地の地価は都市圏並です。そのため、傾斜のある山間地に家を建てるか、限られた平地に家を建てるしかなく、平地に建設する場合は建築面積が狭くなる可能性が高くなっています。
その結果、兵庫県には間取りを工夫することで過ごしやすい空間を実現しようとしている方が多いことが予想できます。
2.兵庫県在住の方の理想のリフォーム
次に、「あなたが住んでいる住まいを理想の住まいにリフォーム・リノベーションする場合、どこをどんな風に変えたいか詳しく教えてください。」と質問した回答をみていきましょう。
こちらは自由回答のため、抜粋したものをご紹介していきます。
個別リフォーム系の回答
(戸建て)
- 夫婦の寝室にしようと思っていた部屋が、使い勝手が悪く、結局物置部屋になっているので、何とかしたい。
- 現在リビングが6畳プラスダイニングが6畳で少し狭いため、リビングに面している和室をリビングにしたい。
(マンション)
- 和室を今風に見せれる和室にしたいことと、冬は暖かく夏は涼しく過ごせる様にしたい。
- キッチンを広くし使いやすくする事と収納を増やし部屋を広く使えるようにする。
バリアフリー系の回答
(戸建て)
- ベランダとリビングの段差をなくして、ベランダもリビングの部屋の延長のように使える家にしたい。
- 高齢化が気になるので、段差をなくする。手すりなどをつける。全館冷暖房。ただし経費は安く。
(マンション)
- キッチンを広くし使いやすくする事と収納を増やし部屋を広く使えるようにする。
全体リフォーム/リノベーション系の回答
(戸建て)
- 不要となった子ども部屋の仕切りを撤去し、広いオーピンスペースを確保するとともに、傷んできた浴室の改装、また洗面台の水回りも気になる。
- 猫を飼っているので、キャットウォークを壁面に設置したり、猫と共生出来る住宅。
(マンション)
- 永年住み続けているので、いたんだ箇所や汚れた箇所をきれいにしたい。
- 採光、通風をよくし、省エネルギーを図る。
3.高齢期でも安心して過ごせる住まいを希望
ここまでは住まいに対するこだわりや理想のリフォームについてみてきましたが、5年以内にリフォームするとしたら、どういったリフォームを考えているのでしょうか。
そこで、「現在の住まいに対して5年以内にリフォーム・リノベーションなどで改善をしたい箇所はありますか?賃貸住宅にお住いの方は、仮に改善できるとしたらどこを改善したいかをお答えください。」と質問した結果とその回答理由を確認していきましょう。
(戸建て)
1位:トイレ (25.4%)
1位:お風呂 (25.4%)
3位:外壁 (20.6%)
(マンション)
1位:お風呂 (34.8%)
2位:キッチン(26.1%)
3位:トイレ (23.9%)
アンケートの結果、戸建て、マンションの両方でお風呂・トイレ・キッチンという水回りを中心に3位圏内に入っていますが、回答の理由は次のようになっています。
(戸建て)
1位:住まいのいたみを直す、きれいにする (48.8%)
2位:住宅の維持管理をしやすくする (14.6%)
3位:間取り、収納、設備などを使いやすくする (12.2%)
(マンション)
1位:高齢期の生活の安全・安心や住みやすさの向上(32.3%)
2位:間取り、収納、設備などを使いやすくする (12.9%)
3位:住まいのいたみを直す、きれいにする (9.7%)
3位:親、子などとの同居・隣居・近居 (9.7%)
使用頻度の高い水回りのリフォームニーズが高いことからもわかるように、戸建てでは48.8%もの方が「住まいのいたみを直す、きれいにする」という理由を選びました。マンションでも「住まいのいたみを直す、きれいにする」は3位に入っています。これは兵庫県だけではなく、他の都道府県でも見られる傾向です。
しかし、マンションで最も多く選ばれたのは、高齢者でも安心・安全に暮らせるような家にしたいという項目です。これには、65歳以上の高齢者が急速に増えている背景があることが考えられます。
現在の高齢化率(65歳以上の人口割合)は全国で36番目と低くなっていますが、2045年までに高齢化率が10.1ポイント伸びることが予想されており、この伸び率は全国で11番目の高さとなっています。
高齢者が増えるため住宅のバリアフリーを整備する必要がありますが、兵庫県では新設住宅着工戸数が減少しており、築古の住宅が増えています。高経年住宅は現代のバリアフリーに対応していない住宅が多いため、高齢期の生活に不安が大きくなっていることが想像できます。
4.中古物件を購入し解放的な空間にリフォーム
兵庫県在住の方に、住まいのこだわりや理想のリフォーム、直近5年でリフォームした箇所についてアンケートを取った結果をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
住まいに対してこだわりや住みたいと思う理想はありつつも、将来ではなく直近5年のように、現実的な設問になると今困っていることや利便性を求める方が多いようです。
実際、なにかが故障してから買い替えやリフォームを検討される方も少なくありません。
しかし、これから住み続けていく住まいでは、理想とする住まいの形を実現するために、まとめてリフォーム/リノベーションをしてしまった方が、トータルで見ると安くなるケースがほとんどであり、住みたいと思える家で暮らすことができます。
この機会に、改善したい個所ではなく、「どんな家に住みたいか?」を考えてみてはいかがでしょうか。
最後に、兵庫県で理想の住まいを手に入れたM邸の事例をご紹介します。
兵庫県への転勤をきっかけに築40年の中古物件を購入されましたが、間取りが細かく区切られていたため、より解放的な空間にしたいという思いから実際にフルリフォームされました。
リフォームをしたことで明るく風通しの良い家になり、断熱性も優れているため冷暖房をほとんど使わないというMさんですが、水まわり(キッチン、トイレ、洗面)、居室(洋室(寝室・子供部屋など)、和室)、外まわり(外構(庭)・バルコニー・エクステリア)、その他(玄関・ホール)など全面的にリフォームした事例になります。
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