徳島県在住の方は収納や設備が使いやすい家を意識
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「将来はこんな家に住みたい」「ここを○○のようにリフォームしたい」など、住まいに対して思い描く理想は人それぞれではないでしょうか。一方で、「○○が壊れそう」「ずいぶん年季が入ってきた」など、今すぐリフォームしたい箇所もあるかと思います。
そこで、各都道府県の方々に住まいのこだわりや実現したいリフォーム、今すぐ改善したい箇所に関してアンケート調査を行いましたので、その結果を皆様にお届けしたいと思います。
今回は、徳島県に住んでいる30~60代の世帯主の男女を対象に実施した、アンケート結果とそこからわかったことをご紹介します。
1.住まいの空間全体にこだわりがある徳島県民
まずは、「あなたが住まいに関してこだわりがあるところは何ですか?」と質問した回答をみていきましょう。
(戸建て)
1位:間取り (38.0%)
2位:キッチン(26.6%)
3位:収納 (20.3%)
3位:採光 (20.3%)
(マンション)
1位:キッチン(34.6%)
2位:トイレ (30.8%)
2位:お風呂 (30.8%)
戸建てで1位を獲得したのは間取りで、他の回答に11.4ポイント差をつけています。次ぐ2位にはキッチン、3位には同率で収納と採光が並ぶ結果となっています。
一方、マンションでは1位がキッチンで、2位には同率でトイレとお風呂がランクインしており、マンションにお住まいの方は水回りにこだわりがあることがわかりました。
このようにさまざまな項目がランクインしていることから、徳島県にお住まいの方は、間取り、水回り、収納など、住宅のあらゆる面にこだわりを持ってお住まいであることがわかります。
徳島県は、標高の高い剣山をはじめ山が多く、山地が県の8割を占めているため、山地と平地に住む方で天候や生活環境が違うことが考えられ、北部と南部でも天候の特徴が異なるため、周りの環境や居住地域によってこだわるポイントが異なるのかもしれません。
2.徳島県在住の方の理想のリフォーム
次に、「あなたが住んでいる住まいを理想の住まいにリフォーム・リノベーションする場合、どこをどんな風に変えたいか詳しく教えてください。」と質問した回答をみていきましょう。
こちらは自由回答のため、抜粋したものをご紹介していきます。
個別リフォーム系の回答
(戸建て)
- キッチンが古くて、設備も不便なので、収納の多いキッチンに変えたい。
- 洗面所に洗濯機を置いているのですが、洗濯物が取り出しにくいので、洗濯機の向きを変えたいのです。でも、水道の蛇口との位置関係もあるので、大変です。ガス台と戸棚の間隔が狭いです。でも、階段が迫っているので、改造がしにくいのです...。
(マンション)
- キッチンの床が軋んで引っ込む様になったのと、流し台が古くなったので交換したい。
- 玄関をもう少し広かったらいい。
バリアフリー系の回答
(戸建て)
- 高齢の両親と将来的に住むようになった時を考えて、段差をなくし全体的に手すりを設置したい。
- 高齢者になるのでバリアフリーなどしたい。
(マンション)
- 段差を無くす。フローリング。
- 老人がゆっくり移動できるスペース。
全体リフォーム/リノベーション系の回答
(戸建て)
- 子供が独立し、2階部分は不要。高齢になったため2階に移動するのは困難になってきている。一階部分にもう一部屋欲しい。
- お風呂場が広くて快適なのはいいのですが、冬の間、洗い場でいる時間が寒いので、暖房設備を整えたり床暖にしたりしたいです。リビングは、フローリングの傷みが激しいので、落ち着いた色目の板に貼り替えて、かつ床暖も検討してみたいです。
(マンション)
- 壁紙を白く、床材は明るくナチュラルに。キッチンは対面式システムキッチンに。ウォークインクローゼットなど、収納スペースの充実。
- 部屋間取りの変更。
3.収納や設備を使いやすくというニーズが高い
ここまでは住まいに対するこだわりや理想のリフォームについてみてきましたが、5年以内にリフォームするとしたら、どういったリフォームを考えているのでしょうか。
そこで、「現在の住まいに対して5年以内にリフォーム・リノベーションなどで改善をしたい箇所はありますか?賃貸住宅にお住いの方は、仮に改善できるとしたらどこを改善したいかをお答えください。」と質問した結果とその回答理由を確認していきましょう。
(戸建て)
1位:お風呂 (22.8%)
2位:トイレ (16.5%)
3位:間取り (13.9%)
3位:キッチン(13.9%)
(マンション)
1位:トイレ (26.9%)
2位:キッチン(23.1%)
3位:間取り (15.4%)
アンケートの結果、戸建て、マンションの両方でトイレ・キッチンなどの水回りが上位にランクインしていますが、回答の理由は次のようになっています。
(戸建て)
1位:住まいのいたみを直す、きれいにする (33.3%)
2位:間取り、収納、設備などを使いやすくする (20.8%)
3位:高齢期の生活の安全・安心や住みやすさの向上(16.7%)
(マンション)
1位:住まいのいたみを直す、きれいにする (28.6%)
2位:間取り、収納、設備などを使いやすくする(21.4%)
3位:親、子などとの同居・隣居・近居 (14.3%)
使用頻度の高い水回りのリフォームニーズが高いことからもわかるように、戸建てとマンションの両方で「住まいのいたみを直す、きれいにする」という理由が1位となりました。これらは、徳島県に限った話ではなく、他の都道府県でも多く見られる傾向です。
しかし、同じく戸建て、マンションの両方で間取りや収納、設備などを使いやすく変えたいという意向が多いのには、こだわりが強いことも考えられますが、住宅着工件数の減少と建物の老朽化という背景も挙げられます。
徳島県の「住宅着工の動向」によると、2018年の住宅着工戸数は前年と比べ8.6%減少しています。そのため、住宅の築年数がたち設備が古くなっているため、現代のライフスタイルに合わせて収納や設備を使いやすいように変えたいというニーズが大きくなっているのかもしれません。
4.災害も踏まえたリフォーム
徳島県在住の方に、住まいのこだわりや理想のリフォーム、直近5年でリフォームした箇所についてアンケートを取った結果をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
住まいに対してこだわりや住みたいと思う理想はありつつも、将来ではなく直近5年のように、現実的な設問になると今困っていることや利便性を求める方が多いようです。
実際、なにかが故障してから買い替えやリフォームを検討される方も少なくありません。
しかし、これから住み続けていく住まいでは、理想とする住まいの形を実現するために、まとめてリフォーム/リノベーションをしてしまった方が、トータルで見ると安くなるケースがほとんどであり、住みたいと思える家で暮らすことができます。
この機会に、改善したい個所ではなく、「どんな家に住みたいか?」を考えてみてはいかがでしょうか。
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