大分県在住の方は高齢期を見越したリフォームを重視
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「将来はこんな家に住みたい」「ここを○○のようにリフォームしたい」など、住まいに対して思い描く理想は人それぞれではないでしょうか。一方で、「○○が壊れそう」「ずいぶん年季が入ってきた」など、今すぐリフォームしたい箇所もあるかと思います。
そこで、各都道府県の方々に住まいのこだわりや実現したいリフォーム、今すぐ改善したい箇所に関してアンケート調査を行いましたので、その結果を皆様にお届けしたいと思います。
今回は、大分県に住んでいる30~60代の世帯主の男女を対象に実施した、アンケート結果とそこからわかったことをご紹介します。
1.狭い空間を有効利用した間取りにこだわりがある
まずは、「あなたが住まいに関してこだわりがあるところは何ですか?」と質問した回答をみていきましょう。
(戸建て)
1位:間取り (32.2%)
2位:収納 (23.7%)
3位:キッチン (20.3%)
(マンション)
1位:間取り (48.6%)
2位:お風呂 (28.6%)
3位:キッチン (25.7%)
3位:換気・通気性(25.7%)
戸建てとマンションの両方で1位を獲得したのは間取りという結果になりました。戸建てでは、次いで2位に収納、3位にキッチンと並んでいます。
一方、マンションでは2位にお風呂、3位に同率でキッチンと換気・通気性が並んでいます。
このことから、大分県にお住まいの方は生活スペースの区切りや配置、キッチンスペースにこだわりを持っていることが伺えます。
大分県は県土の約7割を森林が占めており、人が住める可住地面積割合は県土面積の28.3%しかありません。そのため、1戸当たりの敷地を十分に取得できず、自由度の高い間取りの設計をできる世帯は少ないことが想像できます。
そこで、限られた空間を有効利用して住みよい居住スペースを作る方が多く、間取りにこだわりをお持ちの方が多いのかもしれません。
2.大分県在住の方の理想のリフォーム
次に、「あなたが住んでいる住まいを理想の住まいにリフォーム・リノベーションする場合、どこをどんな風に変えたいか詳しく教えてください。」と質問した回答をみていきましょう。
こちらは自由回答のため、抜粋したものをご紹介していきます。
個別リフォーム系の回答
(戸建て)
- キッチンの傷みがひどく、大理石のてんぱんが割れてまな板等を置きにくいのでリフォームして、ついでに収納の多い広いキッチンにしたい。
- 中古住宅を買ったので、購入時かなりのリフォームをしたが、予算の関係で、風呂ができなかったので、風呂洗面所を最新設備にしたい。
(マンション)
- キッチンライトを変える。
- トイレを温水便座に改装して、冬場の寒さ対策を整えたい。
バリアフリー系の回答
(戸建て)
- 外階段の部分にスロープをつけたい。
- 子どもと年寄りが住みやすいように、段差と快適性。
(マンション)
- バリアフリー化、特に風呂の入り口の段差をなくし足の負担をなくしたい。
- 老後暮らしやすい。お風呂の改修。
全体リフォーム/リノベーション系の回答
(戸建て)
- 季節ごとのメインリビングを分けて、夏冬の冷暖機器の入れ替えや衣替えの手間を省く収納の工夫がほしい。
- 庭にウッドデッキを増設したい。部屋の間取りの見直しをしたい。お風呂を全面改装したい。
(マンション)
- 高齢な母と共に、自分達も60才を過ぎたため、快適な室温の維持が可能になるように、高断熱な窓への交換か、二重窓の設置をしたい。
- キッチンとリビングを広くする。
3.高齢者が暮らしやすい家にリフォームしたい方が多い
ここまでは住まいに対するこだわりや理想のリフォームについてみてきましたが、5年以内にリフォームするとしたら、どういったリフォームを考えているのでしょうか。
そこで、「現在の住まいに対して5年以内にリフォーム・リノベーションなどで改善をしたい箇所はありますか?賃貸住宅にお住いの方は、仮に改善できるとしたらどこを改善したいかをお答えください。」と質問した結果とその回答理由を確認していきましょう。
(戸建て)
1位:お風呂 (16.4%)
2位:キッチン(13.4%)
3位:間取り (11.9%)
3位:洗面 (11.9%)
3位:外壁 (11.9%)
(マンション)
1位:トイレ (15.4%)
1位:断熱性 (15.4%)
3位:お風呂 (12.8%)
アンケートの結果、戸建てとマンションの両方でお風呂・キッチン・トイレ・洗面という水回りを中心に上位に入っていますが、回答の理由は次のようになっています。
(戸建て)
1位:住まいのいたみを直す、きれいにする (51.6%)
2位:高齢期の生活の安全・安心や住みやすさの向上(12.9%)
2位:間取り、収納、設備などを使いやすくする (12.9%)
(マンション)
1位:間取り、収納、設備などを使いやすくする (29.4%)
2位:住まいのいたみを直す、きれいにする (17.6%)
2位:高齢期の生活の安全・安心や住みやすさの向上(17.6%)
2位:省エネルギー性能の向上 (17.6%)
使用頻度の高い水回りのリフォームニーズが高いことからもわかるように、戸建てとマンションの両方で「住まいのいたみを直す、きれいにする」という理由が多く選ばれました。これらは、大分県に限った話ではなく、他の都道府県でも多く見られる傾向です。
しかし、戸建てとマンションで2位に入っているように、高齢期の生活のためにリフォームをしたいというニーズも多く見られたのには、高経年住宅の数が多くバリアフリーの導入が進んでいないという背景があります。
「平成30年版 大分県統計年鑑」によると、大分県の住宅総数477,300戸のうち1990年以前に建てられた住宅は54%に上ります。以前建てられた住宅の多くにはバリアフリーが整っておらず、通路が狭く歩行が難しい、段差が多い、お風呂の暖房設備がないなど高齢者にとって生活しづらい住環境となっています。
その結果、高齢者が暮らしやすいバリアフリーへのニーズが大きくなっていることが想像できます。
4.和と洋の対照を楽しめる家にリフォーム
大分県在住の方に、住まいのこだわりや理想のリフォーム、直近5年でリフォームした箇所についてアンケートを取った結果をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
住まいに対してこだわりや住みたいと思う理想はありつつも、将来ではなく直近5年のように、現実的な設問になると今困っていることや利便性を求める方が多いようです。
実際、なにかが故障してから買い替えやリフォームを検討される方も少なくありません。
しかし、これから住み続けていく住まいでは、理想とする住まいの形を実現するために、まとめてリフォーム/リノベーションをしてしまった方が、トータルで見ると安くなるケースがほとんどであり、住みたいと思える家で暮らすことができます。
この機会に、改善したい個所ではなく、「どんな家に住みたいか?」を考えてみてはいかがでしょうか。
最後に、大分県で理想の住まいを手に入れたA邸の事例をご紹介します。
重厚な外観が気に入られていましたが、和と洋を取り入れたくつろげる空間にしたいという想いや、設備の老朽化に不安があったため実際にフルリフォームされました。
外観や玄関は和風のままリビングを洋風にすることで和洋折衷を楽しめる空間をつくり、断熱性の向上やバリアフリー対策をされた他、居室(リビング・ダイニング)、その他(玄関・ホール)など全面的にリフォームした事例になります。
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