長野県在住の方で、住まいの不安や困りごとがある方は75.9%!

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日々暮らしていると、日常生活に追われて住まいの細々とした不満に目をつぶって生活している人は少なくありません。自分が住んでいる住まいが、意外に不便なこと、こうだったら良いな...と思うこともたくさんありますよね。

そこで今回、各都道府県の方々に住まいの不安や困りごとに関してのアンケート調査を行い、その結果を皆様にお届けしたいと思います。

今回は、長野県に住んでいる30~60代の世帯主の男女を対象に、住まいの不安に関するアンケートを実施しました。その結果からわかったこと、住宅の不満を解消するリフォーム事例などをご紹介します。

1.長野県在住の方の住まいの将来の不安や困りごと

長野県在住の方は、住まいの将来に対してどの程度不安を抱えているのでしょうか。

まずは、「あなたの住まいで将来を考えた場合の不安、不満、困りごとを教えてください。」という質問の結果について見ていきましょう。住まいの将来に対して不安を抱えている方々の割合は次のようになりました。

住まいの将来に対して不安を抱えている方は、75.9%と全国でも3番目に多い割合となりました。

不安や困りごとを掘り下げてみると、具体的に不安を感じているところはそれぞれ異なり、地域は同じでも住まいによって不満や困りごとは変わってくることもわかりました。特に、戸建て・マンションの建物種別では大きな違いがみられました。

次のデータは、戸建てとマンション・アパートに分けて、将来の不安や困りごとを調べた結果です。

戸建て
1位:断熱性がない(27.2%)
2位:浴室や浴槽が使いにくい(19.6%)
3位:玄関の段差(18.5%)

マンション・アパート
1位:部屋数が少ない(37.5%)
2位:廊下に手すりがない(18.8%)
2位:部屋が狭い(18.8%)
2位:浴室や浴槽が使いにくい(18.8%)

戸建て住宅に住んでいる方では、「断熱性がない」「浴室や浴槽が使いにくい」「玄関の段差」という不安や困りごとが多かったのに対して、マンション・アパートに住んでいる方は、「部屋数が少ない」「廊下に手すりがない」「部屋が狭い」「浴室や浴槽が使いにくい」という不安や困りごとが多い結果となりました。

2.アンケート結果からわかったこと

戸建てにお住いの方々の不安や困りごと

戸建て住宅に住んでいる方の不安や困りごとを見ると、住宅の老朽化にともなう使い勝手の悪さによるものが多いと考えられます。

長野県の戸建て住宅の約半数は1990年以前に建てられたものであり、現代主流になっている間取りや設備に対応していない住宅が多いと考えられます。

また、長野は平均寿命が全国トップクラスであり高齢化が深刻な県でもあります。日本経済新聞によると2040年には世帯主が高齢者の世帯数は半分に達するとされている。そのため、住宅のバリアフリー化が進んでいないことも、不満の要因といえるでしょう。

長野県の戸建てで最も不安の大きかった「断熱性がない」に関しては、「あなたの住んでいる地域で、住みづらい時期を教えてください。」という質問の回答をもとにみていきます。

想像通り、1月と2月の冬場に住みづらさを感じる方が非常に多く、冬場に最も住みづらさを感じる他県と比較しても、圧倒的に割合が多い結果となっています。

断熱性への不安や困りごとは、冬場の寒さに要因あるようです。

マンション・アパートにお住いの方々の不安や困りごと

一方、マンション・アパートに住んでいる方の不安や困りごとを見ると、部屋数の少なさや狭さ、設備に関する不満が多いことが分かりますが、中でも特徴的なものは「廊下に手すりがない」が2位に入っていることです。

マンション・アパートの不安・困りごとで、廊下の手すりが上位にランクインする県はほとんどなく、長野県の18.8%は今回調査した全ての県の中で、最も高い割合となっています。

こうしたところも、高齢化による影響が考えられます。

3.不満を解消した長野県のリフォーム事例

リフォーム・リノベーションは、住まいの不満を解消するための1つの方法です。

住まいの不満を解消して住みやすく変えたケースとして、長野県のリフォーム事例を紹介します。

【長野県 O邸】

築年30年の戸建て住宅の水まわり(キッチン、洗面)をリフォームした事例です。築年数が古くても心地よい住まいに変えることができます。

4.住まいの不満をリフォーム・リノベーションで解消

リフォームには、台所・トイレ・浴室などの水まわり、玄関の収納など、気になる部分だけを行うものから、間取りなどを変更する大々的なものまで様々です。

予算や目的に応じて適切なリフォームを行うことで住まいの不満を解消できます。

例えば、高齢者の入浴を快適にしたい場合は、浴槽内に傾斜や段差をつけ、入りやすい深さと肩まで浸かれる深さを作る、浴槽の高さをまたぎやすい30~40cm程度に改修するといったリフォームで快適性はもちろん、転倒などのリスクも低減できます。

5.まとめ

今回は、長野県特有の住まいの不安や困りごと、そうした不満を解消するリフォーム事例を紹介しました。

長野県では、増え続けている高齢者に対し、設備が古い住宅が多いため不便が生じており、不満を感じる方が多いことがわかりました。

現在の住まいに不満を抱えている方は、事例のようにリフォーム・リノベーションが不満を解消する1つの方法です。将来の為に住まいのリフォーム・リノベーションを考えてみてはいかがでしょうか。

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