神奈川県在住の方で、住まいの不安や困りごとがある方は62.7%!
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日々暮らしていると、日常生活に追われて住まいの細々とした不満に目をつぶって生活している人は少なくありません。自分が住んでいる住まいが、意外に不便なこと、こうだったら良いな...と思うこともたくさんありますよね。
そこで今回、各都道府県の方々に住まいの不安や困りごとに関してのアンケート調査を行い、その結果を皆様にお届けしたいと思います。
今回は、神奈川県に住んでいる30~60代の世帯主の男女を対象に、住まいの不安に関するアンケートを実施しました。その結果からわかったこと、住宅の不満を解消するリフォーム事例などをご紹介します。
目次
1.神奈川県在住の方の住まいの将来の不安や困りごと
神奈川県在住の方は、住まいの将来に対してどの程度不安を抱えているのでしょうか。
まずは、「あなたの住まいで将来を考えた場合の不安、不満、困りごとを教えてください。」という質問の結果について見ていきましょう。住まいの将来に対して不安を抱えている方々の割合は次のようになりました。
住まいの将来に対して不安を抱えている方は、62.7%。住みやすいイメージがある神奈川県ですが、6割を超える結果となりました。ただ、全国的に見ると山梨県に続いて2番目に不満や困りごとが少ないエリアとなっています。
不安や困りごとを掘り下げてみると、具体的に不安を感じているところはそれぞれ異なり、地域は同じでも住まいによって不満や困りごとは変わってくることもわかりました。特に、戸建て・マンションの建物種別では大きな違いがみられました。
次のデータは、戸建てとマンション・アパートに分けて、将来の不安や困りごとを調べた結果です。
戸建て
1位:玄関の段差(24.5%)
2位:敷地内(外部)の段差(13.2%)
2位:部屋が狭い(13.2%)
2位:急な階段(13.2%)
マンション・アパート
1位:部屋が狭い(20.4%)
2位:廊下の幅が狭い(16.3%)
2位:リビング・キッチンが狭い(16.3%)
戸建て住宅に住んでいる方では、「玄関の段差」「敷地内(外部)の段差」「部屋が狭い」「急な階段」という不安や困りごとが多く、マンション・アパートに住んでいる方は、「部屋が狭い」「廊下の幅が狭い」「リビング・キッチンが狭い」という不安や困りごとが多い結果となりました。
2.アンケート結果からわかったこと
戸建てにお住いの方々の不安や困りごと
戸建て住宅に住んでいる方の不安や困りごとを見ると、全国2位という人口に対して可住地面積が非常に狭いという神奈川県特有の事情によるものが多いと考えられます。
2015年の社会生活統計指標のデータによると、神奈川県の1住宅あたりの敷地面積は170㎡、47都道府県中44位という順位です。神奈川県は箱根や丹沢山地、多摩丘陵などに囲まれた地形のため宅地に向いた平地は限られており、敷地内に段差が生じるのも無理はありません。
また、全国の例にもれず、高度成長期の人口集中によって建てられた住宅の老朽化が進んでおり、高齢者社会となりつつある今、古いままの住宅ではバリアフリー基準が満たされず、玄関の段差や急な階段への不安が生まれていると推測されます。
さて、上位1,2位は「狭さ、段差」に関するものでしたが、その次に多かったのは「断熱性がない」という意見です。
ここで、「あなたの住んでいる地域で、住みづらい時期を教えてください。」という質問の回答を見てみましょう。
神奈川県は箱根、丹沢などの山岳地帯を有し、年間を通して涼しく、降雪も多い土地柄です。冬季の気温はマイナスを記録することも多くため、「断熱性がない」と感じる方が多いと考えられます。
マンション・アパートにお住いの方々の不安や困りごと
一方、マンション・アパートに住んでいる方の不安や困りごとを見ると、部屋の狭さ、老化の狭さ、リビング・キッチンが狭いなど、「狭さ」に関するものが圧倒的に多いことが分かります。
戸建てと同じように、敷地面積の確保が難しい事情もありますが、マンションやアパートでは、どうしても部屋数や部屋の広さが限られてしまうため、より狭さを挙げる方が多くなったと考えられます。マンション・アパートについては多くの都道府県で近い内容の結果となっています。
3.不満を解消した神奈川県のリフォーム事例
リフォーム・リノベーションは、住まいの不満を解消するための1つの方法です。
住まいの不満を解消して住みやすく変えたケースとして、神奈川県のリフォーム事例を紹介します。
【神奈川県 H邸】
築年数30年の戸建て住宅でしたが、水まわり(キッチン、浴室・バス、トイレ、洗面)、居間(リビング・ダイニング、その他(収納)をリフォームした事例です。築年数が古くても住みやすい住まいに変えることができます。
4.住まいの不満をリフォーム・リノベーションで解消
リフォームには、台所・トイレ・浴室などの水まわり、玄関の収納など、気になる部分だけを行うものから、間取りなどを変更する大々的なものまで様々です。
予算や目的に応じて適切なリフォームを行うことで住まいの不満を解消できます。
限られた広さの敷地では、段差や急な階段の傾斜を変更することは難しいですが、手すりを設置するだけでも、安全性が向上し安心感が生まれます。また階段の素材を滑りにくい床材に変えるのも効果的です。
5.まとめ
今回は、神奈川県特有の住まいの不安や困りごと、そうした不満を解消するリフォーム事例を紹介しました。
神奈川県では、山岳地が多い地形や人口密度の高さから、可住地面積が狭いという事情があり、部屋の狭さや急な階段に悩む方が多い結果となりました。また、住宅の老朽化や高齢化などから段差への不安が生まれています。
現在の住まいに不満を抱えている方は、事例のようにリフォーム・リノベーションが不満を解消する1つの方法です。将来の為に住まいのリフォーム・リノベーションを考えてみてはいかがでしょうか。
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