岐阜県在住の方で、住まいの不安や困りごとがある方は75.0%!
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日々暮らしていると、日常生活に追われて住まいの細々とした不満に目をつぶって生活している人は少なくありません。自分が住んでいる住まいが、意外に不便なこと、こうだったら良いな...と思うこともたくさんありますよね。
そこで今回、各都道府県の方々に住まいの不安や困りごとに関してのアンケート調査を行い、その結果を皆様にお届けしたいと思います。
今回は、岐阜県に住んでいる30~60代の世帯主の男女を対象に、住まいの不安に関するアンケートを実施しました。その結果からわかったこと、住宅の不満を解消するリフォーム事例などをご紹介します。
1.岐阜県在住の方の住まいの将来の不安や困りごと
岐阜県在住の方は、住まいの将来に対してどの程度不安を抱えているのでしょうか。
まずは、「あなたの住まいで将来を考えた場合の不安、不満、困りごとを教えてください。」という質問の結果について見ていきましょう。住まいの将来に対して不安を抱えている方々の割合は次のようになりました。
住まいの将来に対して不安を抱えている方は、75.0%と非常に多いのが特徴です。
東海地方では1番、全国でも4番目に多い割合となっており、多くの方が不安を抱えていることがわかります。
不安や困りごとを掘り下げてみると、具体的に不安を感じているところはそれぞれ異なり、地域は同じでも住まいによって不満や困りごとは変わってくることもわかりました。特に、戸建て・マンションの建物種別では大きな違いがみられました。
次のデータは、戸建てとマンション・アパートに分けて、将来の不安や困りごとを調べた結果です。
戸建て
1位:浴室や浴槽が使いにくい(28.1%)
2位:断熱性がない(24.0%)
3位:玄関の段差(20.8%)
マンション・アパート
1位:リビング・キッチンが狭い(25.0%)
2位:玄関の段差(16.7%)
2位:廊下の幅が狭い(16.7%)
2位:トイレが使いにくい(16.7%)
戸建て住宅に住んでいる方では、「浴室や浴槽が使いにくい」「断熱性がない」「玄関の段差」という不安や困りごとが多かったのに対して、マンション・アパートに住んでいる方は、「リビング・キッチンが狭い」「廊下の幅が狭い」「トイレが使いにくい」という不安や困りごとが同数で多い結果となりました。
2.アンケート結果からわかったこと
戸建てにお住いの方々の不安や困りごと
戸建て住宅に住んでいる方の不安や困りごとを見ると、高齢化と住宅の老朽化による使い勝手の悪さが要因だと考えられます。
近年建設される住宅は高齢化社会に合わせたバリアフリー化が進み、快適な生活を実現する設備が整っているのが一般的ですが、まだバリアフリー対応住宅が少ないことが推測されます。
住まいの不安や困りごとに関しては、岐阜県特有の地形も要因の1つになっていると考えられます。
岐阜県は日本有数の豪雪地域を抱える地域でもあり、山間部の増えこみは大変厳しいため、断熱性を求める声が多くなっているのでしょう。浴室や浴槽が使いにくいとう不安や困りごともこうした気候に関係しているのかもしれません。
ここで、「あなたの住んでいる地域で、住みづらい時期を教えてください。」という質問の回答を見てみましょう。
木曽山脈や飛騨山脈に囲まれた岐阜県は、冬季の平均気温がとても低い豪雪地帯です。度々日本一になる夏の暑さも有名ですが、冬の住みにくさを挙げる方が圧倒的に多い結果となっています。
雪国ではない岐阜県は、東北地方ほど高気密高断熱住宅が普及していないため、「断熱性がない」と感じる方が多いと推測されます。
マンション・アパートにお住いの方々の不安や困りごと
一方、マンション・アパートに住んでいる方の不安や困りごとを見ると、リビング・キッチンや廊下の狭さが圧倒的に多いことが分かります。
マンション・アパートは、戸建てに比べると気密性が高いことから、断熱性に関しての不安や困りごとは少ない結果となりました。
また、岐阜県に限ったことではありませんが、マンションやアパートでは、どうしても部屋数や部屋の広さが限られてしまうため、「部屋数が少ない」「部屋が狭い」という不安や困りごとが多くなったと考えられます。
3.不満を解消した岐阜県のリフォーム事例
リフォーム・リノベーションは、住まいの不満を解消するための1つの方法です。
住まいの不満を解消して住みやすく変えたケースとして、岐阜県のリフォーム事例を紹介します。
【岐阜県 K邸】
築年数51年の戸建て住宅の水まわり(キッチン)、居間(リビング・ダイニング、和室、洋室(寝室・子供部屋など))、外まわり(外壁)、その他(玄関・ホール)をリフォームした事例です。築年数が古くても住みやすく変えることができます。
4.住まいの不満をリフォーム・リノベーションで解消
リフォームには、台所・トイレ・浴室などの水まわり、玄関の収納など、気になる部分だけを行うものから、間取りなどを変更する大々的なものまで様々です。
予算や目的に応じて適切なリフォームを行うことで住まいの不満を解消できます。
例えば、冬場の冷たいお風呂のタイルが気になる場合は、防水仕様のパネルを張ることで、広さを変えずに改善することができます。また、配管スペースなどを活用して、浴槽そのものを広くするなども可能です。
5.まとめ
今回は、岐阜県の住まいの不安や困りごと、そうした不満を解消するリフォーム事例を紹介しました。
岐阜県では、高齢化に対応できる住宅の不足や、山地が大部分を占め可住地面積が少ない事情から、水回りなどが狭くなり、使い勝手に不満を感じる方が多いことが分かりました。また、山地特有の厳しい寒さによって断熱性を求める方が多くいます。
現在の住まいに不満を抱えている方は、事例のようにリフォーム・リノベーションが不満を解消する1つの方法です。将来の為に住まいのリフォーム・リノベーションを考えてみてはいかがでしょうか。
【参照サイト】
都道府県格付研究所『可住地面積の割合ランキング』
【参考サイト】
リショップナビ
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