愛知県在住の方で、住まいの不安や困りごとがある方は69.3%!
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日々暮らしていると、日常生活に追われて住まいの細々とした不満に目をつぶって生活している人は少なくありません。自分が住んでいる住まいが、意外に不便なこと、こうだったら良いな...と思うこともたくさんありますよね。
そこで今回、各都道府県の方々に住まいの不安や困りごとに関してのアンケート調査を行い、その結果を皆様にお届けしたいと思います。
今回は、愛知県に住んでいる30~60代の世帯主の男女を対象に、住まいの不安に関するアンケートを実施しました。その結果からわかったこと、住宅の不満を解消するリフォーム事例などをご紹介します。
1.愛知県在住の方の住まいの将来の不安や困りごと
愛知県在住の方は、住まいの将来に対してどの程度不安を抱えているのでしょうか。
まずは、「あなたの住まいで将来を考えた場合の不安、不満、困りごとを教えてください。」という質問の結果について見ていきましょう。住まいの将来に対して不安を抱えている方々の割合は次のようになりました。
住まいの将来に対して不安を抱えている方は、69.3%と約7割の方が該当するのが特徴です。東海地方では岐阜県に次ぐ2番目に多い数値であり、多くの方が不安を抱えていることがわかります。
また、不安や困りごとを掘り下げてみると、具体的に不安を感じているところはそれぞれ異なり、地域は同じでも住まいによって不満や困りごとは変わってくることもわかりました。特に、戸建て・マンションの建物種別では大きな違いがみられました。
次のデータは、戸建てとマンション・アパートに分けて、将来の不安や困りごとを調べた結果です。
戸建て
1位:断熱性がない(20.3%)
2位:玄関の段差(18.8%)
3位:敷地内(外部)の段差(14.5%)
3位:浴室や浴槽が使いにくい(14.5%)
マンション・アパート
1位:部屋が狭い(18.8%)
1位:浴室や浴槽が使いにくい(18.8%)
1位:換気や通気が悪い(18.8%)
戸建て住宅に住んでいる方では、「断熱性がない」「玄関の段差」「敷地内(外部)の段差」「浴室や浴槽が使いにくい」という不安や困りごとが多かったのに対して、マンション・アパートに住んでいる方は、「部屋が狭い」「浴室や浴槽が使いにくい」「換気や通気が悪い」が同数で不安や困りごとが多い結果となりました。
戸建てとマンション・アパートでは、「浴室や浴槽が使いにくい」という不安を除き、全く違う結果となりました。
2.アンケート結果からわかったこと
戸建てにお住いの方々の不安や困りごと
戸建て住宅に住んでいる方の不安や困りごとを見ると、バリアフリー対応に関する不安や困りごとが多いと考えられます。
愛知県が調査した「愛知県の住まい・まちづくりの現状と課題」によると、愛知県は全国と比べると平均よりも少しだけバリアフリー対応が進んでいる状況ですが、内訳は「手すりによるバリアフリー対応」が約半数を占めています。
一方で、またぎやすい浴槽や段差のない室内、玄関から道路まで車いすで通行できるなど、将来に備えておきたい対策に関しては、それぞれ2割程度しか対応が進んでいない状況で、こうした現状が、今回のアンケート結果につながっていると考えられます。
また、愛知県の戸建て住宅で最も不安の大きかった「断熱性がない」という声に関して、夏と冬どちらがより強く影響しているかを見ていきましょう。
「あなたの住んでいる地域で、住みづらい時期を教えてください。」という質問の回答は以下となります。
愛知県では、8月が住みづらいと感じている方が一番多い結果となりました。
愛知県東部は、伊吹山地・養老山地・鈴鹿山脈などがあるため、やや冷涼で冬季には大陸方面の季節風による降雪が見られますが、県全体で見ると太平洋岸気候に分類され、暖候期は高温・多雨という特徴があるため、このような結果になったと推測できます。
マンション・アパートにお住いの方々の不安や困りごと
一方、マンション・アパートに住んでいる方の不安や困りごとを見ると、部屋の狭さ、浴室・浴槽の使いにくさ、換気や通気の悪さが、同数で1位となりました。
これには、マンションやアパートの老朽化が影響していると考えられます。
実際、愛知県が発行した「愛知県住生活基本計画2025」によると、分譲マンションの新規供給戸数は、1994年をピークに減少傾向にありますが、比較的耐用年数が長い構造が多いため、今後、築30年以上を経過する老朽化したマンションが増加していくことが予測されています。
また、部屋の狭さに関しては、愛知県の戸建て住宅との違いも関係していると思われます。同じく「愛知県住生活基本計画2025」によると、愛知県は他の大都市圏と比べると、戸建て住居の割合が高く、住戸面積も広いという特徴があります。
そのため、マンションやアパートにお住まいの方は、より部屋の狭さを感じてしまうのかもしれません。
3.不満を解消した愛知県のリフォーム事例
リフォーム・リノベーションは、住まいの不満を解消するための1つの方法です。
不満を解消して住みやすく変えたケースとして、愛知県のリフォーム事例を紹介します。
【愛知県 O邸】
築年数25年の戸建て住宅の水まわり(キッチン、浴室・バス、トイレ)、居間(リビング・ダイニング、和室、洋室(寝室・子供部屋など))をリフォームした事例です。築年数が古くても心地よい住まいに変えることができます。
4.住まいの不満をリフォーム・リノベーションで解消
リフォームには、台所・トイレ・浴室などの水まわり、玄関の収納など、気になる部分だけを行うものから、間取りなどを変更する大々的なものまで様々です。
予算や目的に応じて適切なリフォームを行うことで住まいの不満を解消できます。
例えば、夏の高温や多雨ではなく、冬の寒さに不満があるならば、北側の部屋や廊下、洗面所などの床下に断熱材を敷き詰めるだけでも、冷えにくくなり、室内の暖房効果が上がります。
5.まとめ
今回は、愛知県の住まいの不安や困りごと、そうした不満を解消するリフォーム事例を紹介しました。
愛知県では、バリアフリー対応やマンションの老朽化が将来の不安につながっていることがわかりました。
現在の住まいに不満を抱えている方は、事例のようにリフォーム・リノベーションが不満を解消する1つの方法です。将来の為に住まいのリフォーム・リノベーションを考えてみてはいかがでしょうか。
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