2019年版・住まいの実態調査【和歌山県編】住まいのこだわり

和歌山県在住の方はライフステージの変化に合わせたリフォームを希望

住まい研究所

日本最大の半島である紀伊半島の西側に位置する和歌山県。和歌山県の大部分は、紀伊山脈を中核とする標高1000m前後の山岳地帯です。南北の距離が長く、北部と南部では気候が異なるこの地域に住んでいる方々は、住まいに関してどのようなこだわりを持っているのでしょうか。

「将来はこんな家に住みたい」「ここを○○のようにリフォームしたい」など、住まいに対して思い描く理想は人それぞれではないでしょうか。一方で、「○○が壊れそう」「ずいぶん年季が入ってきた」など、今すぐリフォームしたい箇所もあるかと思います。

そこで、各都道府県の方々に住まいのこだわりや実現したいリフォーム、今すぐ改善したい箇所に関してアンケート調査を行いましたので、その結果を皆様にお届けしたいと思います。

今回は、和歌山県に住んでいる30~60代の世帯主の男女を対象に実施した、アンケート結果とそこからわかったことをご紹介します。

1.和歌山県にお住まいの方はお風呂でのリラクゼーションを大切にする

まずは、「あなたが住まいに関してこだわりがあるところは何ですか?」と質問した回答をみていきましょう。

(戸建て)
1位:間取り (23.1%)
2位:お風呂 (17.9%)
2位:採光  (15.4%)

(マンション)
1位:間取り (30.0%)
2位:お風呂 (20.0%)
2位:リビング(20.0%)

3位以内を見ると、戸建て、マンションの両方で1位が間取り、2位がお風呂という結果になっていますが、3位は戸建てが採光、マンションではリビングが選ばれ異なる結果となりました。

このことから、和歌山県にお住まいの方は生活スペースの区切りや部屋の配置に加え、お風呂にこだわりを持っている世帯が多いことがわかります。

和歌山は真言宗で有名な高野山を有する県です。県内は総じて温暖な気候で平均気温が16度を上回る地域がほとんどですが、高野山がある高野町は平均気温が10.9度と低く、1月の平均気温は0.1度にまで下がります。そのため、厳しい冬でもリラックスできるようにお風呂にこだわる世帯が多いのかもしれません。

2.和歌山県在住の方の理想のリフォーム

次に、「あなたが住んでいる住まいを理想の住まいにリフォーム・リノベーションする場合、どこをどんな風に変えたいか詳しく教えてください。」と質問した回答をみていきましょう。

こちらは自由回答のため、抜粋したものをご紹介していきます。

個別リフォーム系の回答

(戸建て)

  • ベランダを広くして、カーポートの屋根を兼ねられるようにしたい。
  • 風呂がもう少し広くて足が伸ばせたらいいのにと思う。

(マンション)

  • リビングを広くしたい。

バリアフリー系の回答

(戸建て)

  • いずれはバリアフリーを考える必要があるかもしれない。

(マンション)

  • 部屋の中に段差があるので今以上におばばになるとけ躓きそうなので。

全体リフォーム/リノベーション系の回答

(戸建て)

  • 将来息子が帰ってきて同居するとなった場合に備えて、私たちと息子達の居住空間を考え直したい。
  • 隣の親の家と廊下等で行き来できるようにしたいし、居間をできれば広くしたい。それとトイレと洗面所を直したい。これだけ考えれば立て替える方がいいのではと思ったりもします。

(マンション)

  • 子供が生まれたので、キッチンを広く、浴室を広く断熱性を高くして追い炊き機能が欲しい。
  • 窓は合わせガラス又は二重サッシにして夏の冷房の効きを良くするのと部屋と部屋の段差をなくしたい。

3.安心して過ごせる高齢期のためにリフォームを望む方が多い

ここまでは住まいに対するこだわりや理想のリフォームについてみてきましたが、5年以内にリフォームするとしたら、どういったリフォームを考えているのでしょうか。

そこで、「現在の住まいに対して5年以内にリフォーム・リノベーションなどで改善をしたい箇所はありますか?賃貸住宅にお住いの方は、仮に改善できるとしたらどこを改善したいかをお答えください。」と質問した結果とその回答理由を確認していきましょう。

(戸建て)
1位:お風呂 (17.9%)
2位:キッチン(15.4%)
3位:断熱性 (11.5%)

(マンション)
1位:お風呂 (30.0%)
1位:キッチン(30.0%)
3位:トイレ (20.0%)

アンケートの結果、戸建て、マンションの両方でお風呂・トイレ・キッチンという水回りを中心としたエリアがTOP3となっていますが、回答の理由は次のようになっています。

(戸建て)
1位:住まいのいたみを直す、きれいにする    (40.5%)
2位:高齢期の生活の安全・安心や住みやすさの向上(11.9%)
3位:間取り、収納、設備などを使いやすくする  (9.5%)

(マンション)
1位:高齢期の生活の安全・安心や住みやすさの向上(30.0%)
1位:間取り、収納、設備などを使いやすくする  (30.0%)
3位:住まいのいたみを直す、きれいにする    (20.0%)

使用頻度の高い水回りのリフォームニーズが高いことからもわかるように、戸建てでは1番多い40.5%の方、マンションでは20%の方が「住まいのいたみを直す、きれいにする」という理由を選んでいます。これらは、和歌山県に限った話ではなく、他の都道府県でも多く見られる傾向です。

しかし、和歌山県では住まいのいたみを直すのと同時に、多くの方が高齢期の生活のためのリフォームを考えているのには、和歌山県特有の背景が考えられます。

平成30年版高齢社会白書によると、和歌山県は高齢化率が全国で6番目に高いことがわかりました。また、高齢者の多くが戸建てに住んでいるというデータもありますが、その戸建ての多くは子育て期に購入しており、広くて維持管理が大変、2階に部屋があり階段の上り下りが困難などの問題が生じているのです。

そのため、高齢期に合わせた住まいづくりをしたいと考えている方が多いことが想像できます。

4.高級感のある二世帯住宅にリフォーム

和歌山県在住の方に、住まいのこだわりや理想のリフォーム、直近5年でリフォームした箇所についてアンケートを取った結果をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

住まいに対してこだわりや住みたいと思う理想はありつつも、将来ではなく直近5年のように、現実的な設問になると今困っていることや利便性を求める方が多いようです。

実際、なにかが故障してから買い替えやリフォームを検討される方も少なくありません。

しかし、これから住み続けていく住まいでは、理想とする住まいの形を実現するために、まとめてリフォーム/リノベーションをしてしまった方が、トータルで見ると安くなるケースがほとんどであり、住みたいと思える家で暮らすことができます。

この機会に、改善したい個所ではなく、「どんな家に住みたいか?」を考えてみてはいかがでしょうか。

最後に、和歌山県で理想の住まいを手に入れたK邸の事例をご紹介します。

親世代との同居を見越し、バリアフリーの導入をを中心に、間取りの変更や水回りの収納改善を行うなど実際にフルリフォームされました。

木材の質感を活かした高級感のあるデザインで、水まわり(キッチン、浴室・バス、トイレ)、居室(リビング・ダイニング、洋室(寝室・子供部屋など))、その他(玄関・ホール、廊下・階段・窓)など全面的にリフォームした事例になります。