2019年版・住まいの実態調査【奈良県編】住まいのこだわり

奈良県在住の方は中古住宅をきれいにするリフォーム希望

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平城宮跡の朱雀門や大仏で有名な東大寺、阿修羅像、四天王像のある興福寺、聖徳太子ゆかりの寺院であり世界最古の木造建築物の法隆寺などの仏閣が有名な奈良県。2010年に平城京遷都1300年を迎えたのは記憶に新しいでしょう。この地域に住んでいる方々は、住まいに関してどのようなこだわりを持っているのでしょうか。

「将来はこんな家に住みたい」「ここを○○のようにリフォームしたい」など、住まいに対して思い描く理想は人それぞれではないでしょうか。一方で、「○○が壊れそう」「ずいぶん年季が入ってきた」など、今すぐリフォームしたい箇所もあるかと思います。

そこで、各都道府県の方々に住まいのこだわりや実現したいリフォーム、今すぐ改善したい箇所に関してアンケート調査を行いましたので、その結果を皆様にお届けしたいと思います。

今回は、奈良県に住んでいる30~60代の世帯主の男女を対象に実施した、アンケート結果とそこからわかったことをご紹介します。

1.奈良県では家全体の間取りにこだわりある

まずは、「あなたが住まいに関してこだわりがあるところは何ですか?」と質問した回答をみていきましょう。

(戸建て)
1位:間取り(44.9%)
2位:お風呂(28.2%)
3位:収納 (25.6%)

(マンション)
1位:収納 (41.4%)
2位:間取り(37.9%)
2位:お風呂(37.9%)

戸建てとマンションで、間取り・収納・お風呂の3項目がTOP3を独占する結果となりました。

詳しく見ていくと、戸建てでは1位が44.9%の間取りで、2位以下に16.7ポイントも差をつけていますが、マンションでは2位の間取り・お風呂とは3.9ポイント差と僅差となっています。

このことから、奈良県にお住まいの方は生活スペースの区切りや配置を考え、住みよい環境を作っていることが伺えます。

奈良県は県土の多くを山地が占め、日本で最も可住地面積が狭いことで有名な県です。また、東大寺や平城宮跡などの重要文化財や農地が多く、住宅の建設が難しい場所も少なくありません。

そのため、広い敷地で自由に間取りを決めることができず、部屋の配置や収納スペースを工夫することにこだわりを持っている世帯が多いのかもしれません。

2.奈良県在住の方の理想のリフォーム

次に、「あなたが住んでいる住まいを理想の住まいにリフォーム・リノベーションする場合、どこをどんな風に変えたいか詳しく教えてください。」と質問した回答をみていきましょう。

こちらは自由回答のため、抜粋したものをご紹介していきます。

個別リフォーム系の回答

(戸建て)

  • 水回りが古くなってきていて、しまりのないところが多いので改善していきたい。
  • 換気扇など基本的な設備をリニューアルしたい。

(マンション)

  • 換気や通気性を良くしたい。遮音性を高めたい。
  • キッチンが低いので高く、収納とビルトインの食洗機が欲しいリビングや他の部屋に収納がほとんどないので収納スペースを増やしたい。

バリアフリー系の回答

(戸建て)

  • 段差をなくしたい。
  • バリアフリーにしたいです、部屋の間取りの変更、お風呂のリホームを考えています。

全体リフォーム/リノベーション系の回答

(戸建て)

  • 結露しやすい窓があるので、断熱性が高いものに変えたい。浴室を温めるのが大変なので浴室暖房が欲しい。
  • 基本的には間取りは気に入ってるので、もう少し床下など、デッドスペースや、ニッチスペースを活用した収納を増やしたい。

(マンション)

  • 窓を二重サッシにして収納を増やす。システムバスを入れ替えて浴槽を大きくする。
  • 猫が壁を引っ掻くので壁紙をきれいにしたい。

3.中古住宅をリフォームしていたみを直したい方が多い

ここまでは住まいに対するこだわりや理想のリフォームについてみてきましたが、5年以内にリフォームするとしたら、どういったリフォームを考えているのでしょうか。

そこで、「現在の住まいに対して5年以内にリフォーム・リノベーションなどで改善をしたい箇所はありますか?賃貸住宅にお住いの方は、仮に改善できるとしたらどこを改善したいかをお答えください。」と質問した結果とその回答理由を確認していきましょう。

(戸建て)
1位:お風呂 (23.1%)
2位:トイレ (21.8%)
3位:キッチン(17.9%)

(マンション)
1位:キッチン(31.0%)
2位:トイレ (20.7%)
2位:お風呂 (20.7%)

アンケートの結果、戸建て、マンションの両方でお風呂・トイレ・キッチンという水回りがTOP3となりましたが、回答の理由は次のようになっています。

(戸建て)
1位:住まいのいたみを直す、きれいにする    (42.9%)
2位:間取り、収納、設備などを使いやすくする  (16.7%)
3位:高齢期の生活の安全・安心や住みやすさの向上(11.9%)

(マンション)
1位:間取り、収納、設備などを使いやすくする  (35.0%)
2位:住まいのいたみを直す、きれいにする    (30.0%)
3位:介護をしやすく、受けやすくする      (15.0%)

使用頻度の高い水回りのリフォームニーズが高いことからもわかるように、戸建てとマンションの両方で「住まいのいたみを直す、きれいにする」という理由が30%以上獲得する結果となりました。これらは、奈良県に限った話ではなく、他の都道府県でも多く見られる傾向です。

しかし、同項目が戸建てでは2位以下に26.2ポイントもの差をつけ、マンションでは僅差で2位となっているように、住まいのいたみを直してきれいな住まいにしたいという要望が特に多いのには、既存住宅の需要が高まっているという背景があることが考えられます。

奈良県住生活基本計画によると、現在、奈良県にある住宅ストックのうち購入時に中古住宅だった物件の割合は15%ですが、2013年に限ってみてみると取得された物件の実に31%が中古住宅であることがわかりました。

中古住宅では築年数が経過しているものが多く、いたみの状態が現れるのが早い傾向にあるため、リフォームで損傷部分を直したい、きれいに直してより住みよい空間にしたいと考えられている方が多いことが想像できます。

4.三世帯がうきうきして過ごせる住まいにリフォーム

奈良県在住の方に、住まいのこだわりや理想のリフォーム、直近5年でリフォームした箇所についてアンケートを取った結果をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

住まいに対してこだわりや住みたいと思う理想はありつつも、将来ではなく直近5年のように、現実的な設問になると今困っていることや利便性を求める方が多いようです。

実際、なにかが故障してから買い替えやリフォームを検討される方も少なくありません。

しかし、これから住み続けていく住まいでは、理想とする住まいの形を実現するために、まとめてリフォーム/リノベーションをしてしまった方が、トータルで見ると安くなるケースがほとんどであり、住みたいと思える家で暮らすことができます。

この機会に、改善したい個所ではなく、「どんな家に住みたいか?」を考えてみてはいかがでしょうか。

最後に、奈良県で理想の住まいを手に入れたI邸の事例をご紹介します。

二世帯のご家族でお住まいでしたが、ご両親が同居することになったためより住みやすい家にしたいという想いがあり実際にフルリフォームされました。

今回のリフォームで毎日うきうきして過ごしているというIさんですが、家族用とお客様用で玄関を分ける、LDKをつなげ家族が集まれる空間を作るなどのこだわりを実現しました。その他にも水まわり(キッチン、洗面)、居室(リビング・ダイニング、和室)、その他(玄関・ホール、収納)、など全面的にリフォームした事例になります。

【参照サイト】

奈良県住生活基本計画