2019年版・住まいの実態調査【石川県編】住まいのこだわり

石川県在住の方はライフスタイルに合わせてリフォームを意識

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北陸3県の1つで、日本海のほぼ中央部に位置している石川県。石川県は加賀と能登の2つの地方に大別でき、加賀地方の金沢は「兼六園」「金沢城」「東山ひがし」といった日本の歴史の美しさを味わうことができる観光名所となっており、能登地方は和倉温泉のある七尾や朝市で有名な輪島などの都市が点在しています。この地域に住んでいる方々は、住まいに関してどのようなこだわりを持っているのでしょうか。

「将来はこんな家に住みたい」「ここを○○のようにリフォームしたい」など、住まいに対して思い描く理想は人それぞれではないでしょうか。一方で、「○○が壊れそう」「ずいぶん年季が入ってきた」など、今すぐリフォームしたい箇所もあるかと思います。

そこで、各都道府県の方々に住まいのこだわりや実現したいリフォーム、今すぐ改善したい箇所に関してアンケート調査を行いましたので、その結果を皆様にお届けしたいと思います。

今回は、石川県に住んでいる30~60代の世帯主の男女を対象に実施した、アンケート結果とそこからわかったことをご紹介します。

1.狭い敷地を活かした間取りにこだわりがある

まずは、「あなたが住まいに関してこだわりがあるところは何ですか?」と質問した回答をみていきましょう。

(戸建て)
1位:間取り   (35.2%)
2位:キッチン  (16.9%)
2位:収納    (16.9%)
2位:採光    (16.9%)

(マンション)
1位:その他   (47.1%)
2位:バリアフリー(29.4%)
3位:間取り   (23.5%)
3位:遮音    (23.5%)

戸建てでは、35.2%で間取りが1位となり、2位以下に18.3ポイントもの差をつける結果となっています。次いで2位には同率でキッチン・収納・採光の三項目がランク入りしています。

一方、マンションではバリアフリー、遮音と戸建てでは見られなかった意見も見られましたが、間取りと答えた世帯が23.5%と、戸建てと同じく間取りにこだわりをお持ちの方が多いことがわかります。

このことから、石川県にお住まいの方は生活空間の設計や過ごしやすさにこだわりを持っていることが伺えます。

石川県の面積は4,186km²と東京都の2倍以上ありますが、森林面積が6割以上を占めており人の住むことが出来る可住地面積では東京を下回っています。そのため、住宅を建てることが出来る平地に人気が集まり、広い敷地を確保することが難しいのです。

その結果、建築面積が狭くなり、限られた空間を活かすために間取りにこだわって過ごしやすい住まいを作られる世帯が多いのかもしれません。

2.石川県在住の方の理想のリフォーム

次に、「あなたが住んでいる住まいを理想の住まいにリフォーム・リノベーションする場合、どこをどんな風に変えたいか詳しく教えてください。」と質問した回答をみていきましょう。

こちらは自由回答のため、抜粋したものをご紹介していきます。

個別リフォーム系の回答

(戸建て)

  • キッチンを広げて共同作業し易くする。
  • リビングを動きやすい広い間取りにしたいです。

(マンション)

  • 水回り。

バリアフリー系の回答

(戸建て)

  • 両親が高齢になってきたため、バリアフリーや風呂等を快適にしたい。
  • 高齢期を迎え、減築と居間の隣にトイレを設置するなどの見た目ではない大胆なバリアフリーを考えたい。

全体リフォーム/リノベーション系の回答

(戸建て)

  • 階段を間が開いているものにして、インテリアの一部にしたいし、全体的にくらいので、窓を増やしたい、一階にウォーキングクローゼットほしい。
  • 子供が独立したので、子供部屋をシアタールームに変更している。今後、防音設備を設置したい。

(マンション)

  • 水栓をすべてハンドル式にしたい。
  • キッチンのシンクを新しくリフォームして、床暖房で冬場も寒さを感じないようにしたい。

3.現在の生活ニーズに合わせた住宅にリフォームしたい

ここまでは住まいに対するこだわりや理想のリフォームについてみてきましたが、5年以内にリフォームするとしたら、どういったリフォームを考えているのでしょうか。

そこで、「現在の住まいに対して5年以内にリフォーム・リノベーションなどで改善をしたい箇所はありますか?賃貸住宅にお住いの方は、仮に改善できるとしたらどこを改善したいかをお答えください。」と質問した結果とその回答理由を確認していきましょう。

(戸建て)
1位:お風呂 (22.5%)
2位:外壁  (15.5%)
3位:間取り (14.1%)

(マンション)
1位:お風呂 (29.4%)
2位:キッチン(29.4%)
3位:トイレ (11.8%)
3位:窓・扉 (11.8%)
3位:断熱性 (11.8%)
3位:遮音  (11.8%)

アンケートの結果、戸建て、マンションの両方でお風呂・トイレ・キッチンという水回りを中心に票を集めていますが、回答の理由は次のようになっています。

(戸建て)
1位:住まいのいたみを直す、きれいにする    (40.0%)
2位:高齢期の生活の安全・安心や住みやすさの向上(15.0%)
2位:間取り、収納、設備などを使いやすくする  (15.0%)

(マンション)
1位:住まいのいたみを直す、きれいにする    (44.4%)
1位:間取り、収納、設備などを使いやすくする  (44.4%)
3位:住宅の維持管理をしやすくする       (11.1%)

使用頻度の高い水回りのリフォームニーズが高いことからもわかるように、戸建てとマンションの両方で「住まいのいたみを直す、きれいにする」という理由が1位となりました。これらは、石川県に限った話ではなく、他の都道府県でも多く見られる傾向です。

しかし、こだわりでも上位にランクインしていた間取りや収納、設備を便利なものに変えたいという意向が多いのには、高経年住宅の増加という背景が考えられます。石川県では昭和40~50年代に多くの住宅が建設され、築30年以上が経っている住宅が多いのです。

先述の通り人が住める平野部が少ない石川県では、金沢都市圏に相次いで公営住宅が建てられましたが、大半が昭和40~50年代に竣工されたもので現代の生活ニーズとはかけ離れた間取りや設備になっている住宅も数多く見受けられます。

そのため、今のライフスタイルや家族構成に合わせて住まいをリフォームしたいと考える方が多くなっていることが想像できます。

4.暖かく開放感のある空間にリフォーム

石川県在住の方に、住まいのこだわりや理想のリフォーム、直近5年でリフォームした箇所についてアンケートを取った結果をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

住まいに対してこだわりや住みたいと思う理想はありつつも、将来ではなく直近5年のように、現実的な設問になると今困っていることや利便性を求める方が多いようです。

実際、なにかが故障してから買い替えやリフォームを検討される方も少なくありません。

しかし、これから住み続けていく住まいでは、理想とする住まいの形を実現するために、まとめてリフォーム/リノベーションをしてしまった方が、トータルで見ると安くなるケースがほとんどであり、住みたいと思える家で暮らすことができます。

この機会に、改善したい個所ではなく、「どんな家に住みたいか?」を考えてみてはいかがでしょうか。

最後に、石川県で理想の住まいを手に入れたY邸の事例をご紹介します。

退職後のセカンドライフを考えてリフォームを決めたYさんですが、明るく開放感のある空間にしたいという想いや、寒さ・バリアフリーにも不満があったため実際にフルリフォームされました。

バリアフリーにもしつつ暖かく開放感のある空間を実現されましたが、その他にも水まわり(キッチン、浴室・バス、トイレ、洗面)、居室(リビング・ダイニング、洋室(寝室・子供部屋など)、和室)、その他(玄関・ホール)など全面的にリフォームした事例になります。