滋賀県在住の方はライフスタイルに合った生活空間を叶えたい

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「将来はこんな家に住みたい」「ここを○○のようにリフォームしたい」など、住まいに対して思い描く理想は人それぞれではないでしょうか。一方で、「○○が壊れそう」「ずいぶん年季が入ってきた」など、今すぐリフォームしたい箇所もあるかと思います。

そこで、各都道府県の方々に住まいのこだわりや実現したいリフォーム、今すぐ改善したい箇所に関してアンケート調査を行いましたので、その結果を皆様にお届けしたいと思います。

今回は、滋賀県に住んでいる30~60代の世帯主の男女を対象に実施した、アンケート結果とそこからわかったことをご紹介します。

1.厳しい冬も温まれるようにお風呂にこだわる世帯が多い

まずは、「あなたが住まいに関してこだわりがあるところは何ですか?」と質問した回答をみていきましょう。

(戸建て)
1位:間取り (29.3%)
2位:お風呂 (26.7%)
2位:キッチン(26.7%)

(マンション)
1位:間取り (34.5%)
2位:お風呂 (24.1%)
2位:断熱性 (24.1%)

戸建てにお住まいの方、マンションにお住まいの方で結果を分けていますが、両方で間取りを選んだ方が1番多い結果となりました。

2位以下を見てみると、戸建てではお風呂とキッチンが26.7%で同率2位、マンションではお風呂と断熱性が24.1%で同率2位となっています。

このことから、滋賀県にお住まいの方は生活スペースの構成と、お風呂という温まれるくつろぎの空間にこだわりを持っていることが伺えます。

滋賀県は琵琶湖を中心に4つの地域に分けられますが、そのうち湖北地域と湖西地域では日本海側気候の特徴を持っており、大部分が特別豪雪地帯や豪雪地帯に指定されています。

そのため、滋賀県民の方は厳しい冬でも温かく過ごせるようにバスルームにこだわりを持っている世帯が多いのかもしれません。

2.滋賀県在住の方の理想のリフォーム

次に、「あなたが住んでいる住まいを理想の住まいにリフォーム・リノベーションする場合、どこをどんな風に変えたいか詳しく教えてください。」と質問した回答をみていきましょう。

こちらは自由回答のため、抜粋したものをご紹介していきます。

個別リフォーム系の回答

(戸建て)

  • 裏庭にサンルームをつくりたい。
  • 洗面所に窓がないので、窓をつけて明るくしたい。

バリアフリー系の回答

(マンション)

  • 子供がよく部屋の段差で躓くので段差をなくしたい。

全体リフォーム/リノベーション系の回答

(戸建て)

  • 家族構成が変化したので、夫婦二人生活のライフスタイルにあった間取りにしたい。
  • 親と同居することになるので、お互いが使いやすい生活空間づくりをしたい。

(マンション)

  • 子どもが増えた時に、間取りが足りないので、部屋を割るか、ダイニングも快適に暮らせるように改善したい。
  • トイレに手洗いをつけたい。風呂の床を冷たくないものにしたい。

3.今のライフスタイルに合った生活空間を手に入れたい

ここまでは住まいに対するこだわりや理想のリフォームについてみてきましたが、5年以内にリフォームするとしたら、どういったリフォームを考えているのでしょうか。

そこで、「現在の住まいに対して5年以内にリフォーム・リノベーションなどで改善をしたい箇所はありますか?賃貸住宅にお住いの方は、仮に改善できるとしたらどこを改善したいかをお答えください。」と質問した結果とその回答理由を確認していきましょう。

(戸建て)
1位:キッチン(14.7%)
2位:お風呂 (13.3%)
2位:断熱性 (13.3%)

(マンション)
1位:お風呂 (24.1%)
2位:トイレ (17.2%)
2位:遮音  (17.2%)

アンケートの結果、戸建て、マンションの両方でお風呂・トイレ・キッチンなどの水回りを中心にTOP3に選ばれていますが、回答の理由は次のようになっています。

(戸建て)
1位:住まいのいたみを直す、きれいにする  (31.7%)
2位:間取り、収納、設備などを使いやすくする(17.1%)
3位:住宅の維持管理をしやすくする     (14.6%)

(マンション)
1位:住まいのいたみを直す、きれいにする  (25.0%)
1位:間取り、収納、設備などを使いやすくする(25.0%)
3位:省エネルギー性能の向上        (18.8%)

使用頻度の高い水回りのリフォームニーズが高いことからもわかるように、戸建てとマンションの両方で「住まいのいたみを直す、きれいにする」という理由が1位となりました。これらは、滋賀県に限った話ではなく、他の都道府県でも多く見られる傾向です。

しかし、間取りや収納、設備を使いやすいものに変えたいというニーズも多いのには、滋賀県特有の背景が関係しているかもしれません。滋賀県では4、50年前に建てられた高経年住宅の数が増えており、間取りや収納が現代の生活にフィットしていないことが考えられます。

比較的地価の安い滋賀県は、大阪府や京都府の通勤通学圏内であることから、住宅の需要が高い県です。そこで、1970~1980年代に多くの公営住宅が建設されましたが、今では老朽化が進んでいる住宅も少なくありません。

築古の住居では間取りや収納スペースの配置、設備の使い勝手が現代のライフスタイルにマッチしていないことが多く、不満が大きくなっていることが想像できます。

4.解放的なリビングを叶えたリフォーム

滋賀県在住の方に、住まいのこだわりや理想のリフォーム、直近5年でリフォームした箇所についてアンケートを取った結果をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

住まいに対してこだわりや住みたいと思う理想はありつつも、将来ではなく直近5年のように、現実的な設問になると今困っていることや利便性を求める方が多いようです。

実際、なにかが故障してから買い替えやリフォームを検討される方も少なくありません。

しかし、これから住み続けていく住まいでは、理想とする住まいの形を実現するために、まとめてリフォーム/リノベーションをしてしまった方が、トータルで見ると安くなるケースがほとんどであり、住みたいと思える家で暮らすことができます。

この機会に、改善したい個所ではなく、「どんな家に住みたいか?」を考えてみてはいかがでしょうか。

最後に、滋賀県で理想の住まいを手に入れたK邸の事例をご紹介します。

築30年の戸建てにお住まいのKさんは、二世帯用の住宅にしたい、収納力をアップさせたいとの想いや、外壁の老朽化にも不安があったためリフォームをされました。

対面式のキッチンにして広々としたリビングを実現され、他にも水まわり(キッチン、トイレ、洗面)、居室(リビング・ダイニング、洋室(寝室・子供部屋など))、その他(玄関・ホール)などをリフォームした事例になります。