2019年版・住まいの実態調査【愛知県編】住まいのこだわり

愛知県在住の方はリフォームで住まいの修繕を希望

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中部地方の県では最も人口が多く、日本全国で第4位の人口を有する愛知県。人口200万人超の名古屋市を筆頭に、豊田市や岡崎市、一宮市など30~40万人の人口を擁する都市が多いこの地域に住んでいる方々は、住まいに関してどのようなこだわりを持っているのでしょうか。

「将来はこんな家に住みたい」「ここを○○のようにリフォームしたい」など、住まいに対して思い描く理想は人それぞれではないでしょうか。一方で、「○○が壊れそう」「ずいぶん年季が入ってきた」など、今すぐリフォームしたい箇所もあるかと思います。

そこで、各都道府県の方々に住まいのこだわりや実現したいリフォーム、今すぐ改善したい箇所に関してアンケート調査を行いましたので、その結果を皆様にお届けしたいと思います。

今回は、愛知県に住んでいる30~60代の世帯主の男女を対象に実施した、アンケート結果とそこからわかったことをご紹介します。

1.愛知県在住の方は間取りや収納にこだわりがある

まずは、「あなたが住まいに関してこだわりがあるところは何ですか?」と質問した回答をみていきましょう。

(戸建て)
1位:間取り (29.9%)
2位:キッチン(20.9%)
2位:収納  (20.9%)

(マンション)
1位:間取り (50.0%)
2位:キッチン(35.3%)
3位:リビング(29.4%)

戸建てで1位を獲得したのは間取りとなりました。次いで、キッチン、収納が20.9%と同ポイントで並ぶ結果となっています。

一方、マンションでも間取りが1位で、他の回答に14.7ポイントも差をつけています。2位も戸建てと同様にキッチンとなっていますが、3位にはリビングが選ばれました。

このことから、愛知県にお住まいの方は生活スペースの区切りや過ごしやすさにこだわりを持っていることが伺えます。

「愛知県住生活基本計画2025」によると、愛知県は他の大都市圏と比べると、戸建て住居の割合が高く住戸面積も広いため、間取りや収納にこだわることができる世帯が多いのかもしれません。

2.愛知県在住の方の理想のリフォーム

次に、「あなたが住んでいる住まいを理想の住まいにリフォーム・リノベーションする場合、どこをどんな風に変えたいか詳しく教えてください。」と質問した回答をみていきましょう。

こちらは自由回答のため、抜粋したものをご紹介していきます。

個別リフォーム系の回答

(戸建て)

  • 典型的な日本家屋なので 段差をなくし お風呂が冬に寒すぎるので ユニットバスにしたい
  • キッチンが古いので動線や収納も使いやすくしたい

(マンション)

  • 部屋への廊下を広くしてプライバシーが守れる導線を確保したいです。
  • お風呂が二階なので一階にもってきたい

バリアフリー系の回答

(戸建て)

  • 老後に段差を無くしたい
  • 将来的に階段の登り降りが辛くなるだろうから、エレベーターが有れば嬉しい

(マンション)

  • 高齢になった時に備えて、寝室の和室を洋室に変更してベッドに対応できるようにしたい
  • バリアフリーで 使いやすい収納があること

全体リフォーム/リノベーション系の回答

(戸建て)

  • 壁と床と窓を防音構造にして、子どもの騒音を気にせずに生活したい。お風呂をもっと広くして子どもと一緒に入ってもゆったり入れるようにしたい。ウォークインクローゼットに備え付けの棚をつけたい。
  • 駐車場の砂利をコンクリートにして門を付けたい。ベランダを透明な壁で部屋にして雨の日でも洗濯物が濡れないようにしたい。

(マンション)

  • 家の半分を建て替えした際に二つに分かれてしまったので残り半分と繋いで部屋数を増やしたい
  • 子供が大きくなったタイミングでリビングの雰囲気を変える。窓を変える。上階の騒音問題を解決したい。

3.築年数が経った住宅をリフォームできれいにしたい方が多い

ここまでは住まいに対するこだわりや理想のリフォームについてみてきましたが、5年以内にリフォームするとしたら、どういったリフォームを考えているのでしょうか。

そこで、「現在の住まいに対して5年以内にリフォーム・リノベーションなどで改善をしたい箇所はありますか?賃貸住宅にお住いの方は、仮に改善できるとしたらどこを改善したいかをお答えください。」と質問した結果とその回答理由を確認していきましょう。

(戸建て)
1位:お風呂 (25.8%)
2位:トイレ (21.2%)
3位:キッチン(18.2%)

(マンション)
1位:お風呂 (45.5%)
2位:トイレ (33.3%)
3位:キッチン(27.3%)

アンケートの結果、戸建て、マンションの両方でお風呂・トイレ・キッチンという水回りがTOP3となり、続く4位も水回りの洗面がランクインしていますが、回答の理由は次のようになっています。

(戸建て)
1位:住まいのいたみを直す、きれいにする    (47.2%)
2位:間取り、収納、設備などを使いやすくする  (22.2%)
3位:高齢期の生活の安全・安心や住みやすさの向上(8.3%)
3位:地震に対する安全性の向上         (8.3%)

(マンション)
1位:住まいのいたみを直す、きれいにする    (26.1%)
1位:間取り、収納、設備などを使いやすくする  (26.1%)
3位:高齢期の生活の安全・安心や住みやすさの向上(21.7%)

使用頻度の高い水回りのリフォームニーズが高いことからもわかるように、戸建てとマンションの両方で「住まいのいたみを直す、きれいにする」という理由が1位となりました。これらは、愛知県に限った話ではなく、他の都道府県でも多く見られる傾向です。

しかし、戸建てでは住まいのいたみを直したいという回答が2位の2倍以上の得票率となっており、愛知県では特に住まいのいたみを修理したいというニーズが強いことがわかります。これには、愛知県で高経年の住宅が増えていることが背景にあると考えられます。

「愛知県住生活基本計画2025」によると、分譲マンションにはなりますが、新規供給戸数は、1994年をピークに減少傾向にあり、今後はピーク時に建てられた建物の老朽化がはじまります。

一般的に築年数が経過すると、雨風で外壁・屋根が痛む、水回りの部品が故障するなどのトラブルが出やすくなり、住まいのいたみに対する不満が大きくなっていることが想像できます。

4.お気に入りの庭を活かした全面リフォーム

愛知県在住の方に、住まいのこだわりや理想のリフォーム、直近5年でリフォームした箇所についてアンケートを取った結果をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

住まいに対してこだわりや住みたいと思う理想はありつつも、将来ではなく直近5年のように、現実的な設問になると今困っていることや利便性を求める方が多いようです。

実際、なにかが故障してから買い替えやリフォームを検討される方も少なくありません。

しかし、これから住み続けていく住まいでは、理想とする住まいの形を実現するために、まとめてリフォーム/リノベーションをしてしまった方が、トータルで見ると安くなるケースがほとんどであり、住みたいと思える家で暮らすことができます。

この機会に、改善したい個所ではなく、「どんな家に住みたいか?」を考えてみてはいかがでしょうか。

最後に、愛知県で理想の住まいを手に入れたR邸の事例をご紹介します。

立地も良く、間取りも気に入った中古住宅を購入してお住まいでしたが、フルリフォームをしてこだわりの家に住みたいという想いや、耐震・設備の古さにも不安があったため実際にフルリフォームされました。

もともと気に入っていた庭をそのまま活かし、水まわり(キッチン 浴室・バス トイレ 洗面)、居室(リビング・ダイニング 洋室(寝室・子供部屋など))、その他(収納)、など全面的にリフォームした事例になります。