2019年版・住まいの実態調査【北海道編】住まいに関する不安や困りごと

北海道在住の方で、住まいの不安や困りごとがある方は66.7%!

住まい研究所

47都道府県の中で最大の面積を持つ北海道。津軽海峡を挟んで本州の北側にあり、日本海、太平洋、オホーツク海に囲まれているこの地域に住んでいる方々は、住まいに関してどのような不安や困りごとを抱えているのでしょうか。

日々暮らしていると、日常生活に追われて住まいの細々とした不満に目をつぶって生活している人は少なくありません。自分が住んでいる住まいが、意外に不便なこと、こうだったら良いな...と思うこともたくさんありますよね。

そこで今回、各都道府県の方々に住まいの不安や困りごとに関してのアンケート調査を行い、その結果を皆様にお届けしたいと思います。

今回は、北海道に住んでいる30~60代の世帯主の男女を対象に、住まいの不安に関するアンケートを実施しました。その結果からわかったこと、住宅の不満を解消するリフォーム事例などをご紹介します。

1.北海道在住の方の住まいの将来の不安や困りごと

北海道在住の方は、住まいの将来に対してどの程度不安を抱えているのでしょうか。

まずは、「あなたの住まいで将来を考えた場合の不安、不満、困りごとを教えてください。」という質問の結果について見ていきましょう。住まいの将来に対して不安を抱えている方々の割合は次のようになりました。

住まいの将来に対して不安を抱えている方は、66.7%と7割に近い結果となりました。

不安や困りごとを掘り下げてみると、具体的に不安を感じているところはそれぞれ異なり、地域は同じでも住まいによって不満や困りごとは変わってくることもわかりました。特に、戸建て・マンションの建物種別では大きな違いがみられました。

次のデータは、戸建てとマンション・アパートに分けて、将来の不安や困りごとを調べた結果です。

戸建て
1位:断熱性がない(20.6%)
2位:浴室や浴槽が使いにくい(16.2%)
3位:敷地内(外部)の段差(11.8%)
3位:トイレが使いにくい(11.8%)
3位:換気や通気が悪い(11.8%)

マンション・アパート
1位:浴室や浴槽が使いにくい(24.3%)
2位:リビング・キッチンが狭い(21.6%)
3位:換気や通気が悪い(18.9%)

戸建て住宅に住んでいる方では、「断熱性がない」「浴室や浴槽が使いにくい」「敷地内(外部)の段差」「トイレが使いにくい」「換気や通気が悪い」という不安や困りごとが多かったのに対して、マンション・アパートに住んでいる方は、「浴室や浴槽が使いにくい」「リビング・キッチンが狭い」「換気や通気が悪い」という不安や困りごとが多い結果となりました。

2.アンケート結果からわかったこと

戸建てにお住いの方々の不安や困りごと

戸建て住宅に住んでいる方の不安や困りごとを見ると、雪国ならではの気候によるところが大きいと考えられます。

日本で最も寒い北海道は、高気密高断熱住宅が普及していますが、それでも浴室やトイレといった水回りの冷え込みは強く、「断熱性がない」「浴室や浴槽が使いにくい」「トイレが使いにくい」という声に繋がっていと考えられます。

また、高気密高断熱住宅では外の空気が逃げにくい設計のため、換気や通気が悪くなりやすい傾向にあります。室内でストーブを焚くのであればなおさらです。

また、建築時は断熱性能の高い住宅であっても20年を過ぎると、劣化が進みリフォームが必要になります。冬場は湯船と浴室の寒暖差で血管に負担がかかり、心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こす恐れもあり、不安が大きいのもうなずけます。

ここで、「あなたの住んでいる地域で、住みづらい時期を教えてください。」という質問の回答を見てみましょう。

夏に涼しく住みやすい北海道は、12月から2月までが住みづらいという回答が圧倒的でした。通気が悪い住宅に住んでいると、冬場でも結露からカビなどが発生します。降雪や寒さに加え、そういった諸問題も起こりやすい季節なのでしょう。断熱性と換気・通気性能は必須と言えます。

マンション・アパートにお住いの方々の不安や困りごと

一方、マンション・アパートに住んでいる方の不安や困りごとを見ると、戸建てと同じように浴室や浴槽が使いにくい、換気・通気が悪いが上位に入っています。

マンションやアパートでは、どうしても部屋数や部屋の広さが限られてしまうため、全国的に上位を狭さに関する不満が占めている中、珍しい結果となりました。それだけ北海道の冬が寒いことが伺えます。

3.不満を解消した北海道のリフォーム事例

リフォーム・リノベーションは、住まいの不満を解消するための1つの方法です。

住まいの不満を解消して住みやすく変えたケースとして、北海道のリフォーム事例を紹介します。

【北海道 I邸】

築年数30年の戸建て住宅でしたが、水まわり(キッチン、浴室・バス、トイレ、洗面)、居間(リビング・ダイニング、洋室(寝室・子供部屋)、和室)、外まわり(外壁、外構(庭)・バルコニー・エクステリア)、その他(玄関・ホール、収納)をリフォームした事例です。

このように、築年数が古くても住みやすい住まいに変えることができます。

4.住まいの不満をリフォーム・リノベーションで解消

リフォームには、台所・トイレ・浴室などの水まわり、玄関の収納など、気になる部分だけを行うものから、間取りなどを変更する大々的なものまで様々です。

予算や目的に応じて適切なリフォームを行うことで住まいの不満を解消できます。

例えば、浴室や脱衣所の寒さに耐えかねる場合は、浴室暖房乾燥機を設置すると快適性が格段にアップします。高気密の窓サッシに変更するだけでも室内の断熱性を高めることができます。

5.まとめ

今回は、北海道特有の住まいの不安や困りごと、そうした不満を解消するリフォーム事例を紹介しました。

北海道では、厳しい寒さから断熱性が求められ、冷え込む浴室やトイレに不安を感じている方が多いことが分かりました。また、外に空気を逃しにくい高気密高断熱住宅ならではの「換気や通気が悪い」という悩みを沢山の方が抱いているようです。

現在の住まいに不満を抱えている方は、事例のようにリフォーム・リノベーションが不満を解消する1つの方法です。将来の為に住まいのリフォーム・リノベーションを考えてみてはいかがでしょうか。