2019年版・住まいの実態調査【三重県編】住まいに関する不安や困りごと

三重県在住の方で、住まいの不安や困りごとがある方は68.6%!

住まい研究所

F1が開催される鈴鹿サーキットをはじめ、忍者発祥の地と言われる伊賀エリアなど魅力あるスポットが数多く存在する三重県。お伊勢参りで有名な伊勢神宮あり、国内外から多くの参拝者が足を運ぶこの地域に住んでいる方々は、住まいに関してどのような不安や困りごとを抱えているのでしょうか。

日々暮らしていると、日常生活に追われて住まいの細々とした不満に目をつぶって生活している人は少なくありません。自分が住んでいる住まいが、意外に不便なこと、こうだったら良いな...と思うこともたくさんありますよね。

そこで今回、各都道府県の方々に住まいの不安や困りごとに関してのアンケート調査を行い、その結果を皆様にお届けしたいと思います。

今回は、三重県に住んでいる30~60代の世帯主の男女を対象に、住まいの不安に関するアンケートを実施しました。その結果からわかったこと、住宅の不満を解消するリフォーム事例などをご紹介します。

1.三重県在住の方の住まいの将来の不安や困りごと

三重県在住の方は、住まいの将来に対してどの程度不安を抱えているのでしょうか。

まずは、「あなたの住まいで将来を考えた場合の不安、不満、困りごとを教えてください。」という質問の結果について見ていきましょう。住まいの将来に対して不安を抱えている方々の割合は次のようになりました。

住まいの将来に対して不安を抱えている方は68.6%となっており、約7割の方が該当しています。

不安や困りごとを掘り下げてみると、具体的に不安を感じているところはそれぞれ異なり、地域は同じでも住まいによって不満や困りごとは変わってくることもわかりました。特に、戸建て・マンションの建物種別では大きな違いがみられました。

次のデータは、戸建てとマンション・アパートに分けて、将来の不安や困りごとを調べた結果です。

戸建て
1位:玄関の段差(18.2%)
2位:浴室や浴槽が使いにくい(17.0%)
2位:断熱性がない(17.0%)

マンション・アパート
1位:部屋が狭い(47.1%)
2位:リビング・キッチンが狭い(35.3%)
3位:部屋数が少ない(29.4%)
3位:浴室や浴槽が使いにくい(29.4%)

戸建て住宅に住んでいる方では、「玄関の段差」「浴室や浴槽が使いにくい」「断熱性がない」という不安や困りごとが多かったのに対して、マンション・アパートに住んでいる方は、「部屋が狭い」「リビング・キッチンが狭い」「部屋数が少ない」「浴室や浴槽が使いにくい」という不安や困りごとが多い結果となりました。

戸建ての1位である「玄関の段差」が18.2%であるのに対し、マンション・アパートの1位である「部屋が狭い」は47.1%と約半数の方が不安だと回答し、戸建ての1位と2倍以上ポイント差をつけています。

また、戸建てとマンション・アパートでは項目も異なり、「浴室や浴槽が使いにくい」という点だけが同じで、その他は全く異なります。

2.アンケート結果からわかったこと

戸建てにお住いの方々の不安や困りごと

戸建て住宅に住んでいる方の不安や困りごとを見ると、玄関の段差に対する不満率が最も高いですが、マンション・アパートと比べると、突出した不安や困りごとがない結果となりましたが、これには三重県の住宅事情が強く関係していると考えられます。

三重県は全国的にみても、戸建て住宅の割合が大きく住宅の7割以上が戸建てになっています。また、戸建てのうち約75%が持ち家であることを考えると、戸建てに住んでいる方はある程度、満足できる住宅に住んでいると言えるのではないでしょうか。

ただ、玄関の段差や浴室・浴槽の使いづらさに関しては、建築当初とは状況が変わり、不満が出てきているのだと考えられます。

断熱性について考える前に、まずは「あなたの住んでいる地域で、住みづらい時期を教えてください。」という質問の回答を見ていきましょう。

2月と8月が住みづらい時期として多い結果となりましたが、2月に関しては50%以上の方が住みづらいと感じています。

三重県は、様々な地形が入り組んでおり、地域によって気候特性は異なりますが、平野と沿岸部を除くと冬の寒さが厳しい地域が多くあります。上野盆地や鈴鹿山麗に加え山地では積雪を記録することも少なくありません。

断熱性に関しては、こうした三重県の気候が大きく関係していると考えられます。

マンション・アパートにお住いの方々の不安や困りごと

一方、マンション・アパートに住んでいる方の不安や困りごとを見ると、部屋やリビング・キッチンが狭いという不満が多く、住環境に関する不満が多いことがわかります。

マンションやアパートではどうしても個々の家庭に合わせた設計が難しくなる広さため、「部屋数が少ない」「部屋が狭い」という不安や困りごとが多くなったと考えられますが、この結果は三重に限ったことではありません。

しかし、部屋が狭いと感じている方の割合は全国でみても三重が最も高いです。これは、持ち家比率の高さが影響していると考えられ、戸建て住宅を見慣れている方にとっては、マンション・アパートのような部屋数の少ない住居は、実態以上に狭く感じられるのかもしれません。

3.不満を解消した三重県のリフォーム事例

リフォーム・リノベーションは、住まいの不満を解消するための1つの方法です。

住まいの不満を解消して住みやすく変えたケースとして、三重県のリフォーム事例を紹介します。

【三重県 H邸】

築年数51年の戸建て住宅でしたが、水まわり(キッチン、浴室・バス、洗面)、居間(リビング・ダイニング、洋室(寝室・子供部屋など)、和室)、外回り(外壁)、その他(玄関・ホール)をリフォームした事例です。築年数が古くても住みやすい住まいに変えることができます。

4.住まいの不満をリフォーム・リノベーションで解消

リフォームには、台所・トイレ・浴室などの水まわり、玄関の収納など、気になる部分だけを行うものから、間取りなどを変更する大々的なものまで様々です。

予算や目的に応じて適切なリフォームを行うことで住まいの不満を解消できます。

例えば、寒さの厳しい時期に浴室の冷え込みやヒートショックが気になる場合は、浴室乾燥機を付けるだけでも、十分な対策を取ることができます。

5.まとめ

今回は、三重県特有の住まいの不安や困りごと、そうした不満を解消するリフォーム事例を紹介しました。

三重県は、持ち家比率が高いこともあり、戸建て住宅に対しては特定の項目に不安や困りごとが集中するということはありませんでした。一方で、マンション・アパートの不満としては、「部屋が狭い」という項目に全国で最も高いポイントが集まりました。

リフォーム事例のように、現在の住まいに不満を抱えている方は、リフォーム・リノベーションが不満を解消する1つの方法です。もし住まいに不満があったら、リフォーム・リノベーションを考えてみてはいかがでしょうか。