2019年版・住まいの実態調査【岡山県編】住まいに関する不安や困りごと

岡山県在住の方で、住まいの不安や困りごとがある方は73.5%!

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山陽道の中央に位置し、東は兵庫県、西は広島県に隣接する岡山県。南は瀬戸内海を臨んで四国に、北は山陰地方と接しており、 中四国地方の交通の要衝として古くから重要な位置にあります。この地域に住んでいる方々は、住まいに関してどのような不安や困りごとを抱えているのでしょうか。

日々暮らしていると、日常生活に追われて住まいの細々とした不満に目をつぶって生活している人は少なくありません。自分が住んでいる住まいが、意外に不便なこと、こうだったら良いな...と思うこともたくさんありますよね。

そこで今回、各都道府県の方々に住まいの不安や困りごとに関してのアンケート調査を行い、その結果を皆様にお届けしたいと思います。

今回は、岡山県に住んでいる30~60代の世帯主の男女を対象に、住まいの不安に関するアンケートを実施しました。その結果からわかったこと、住宅の不満を解消するリフォーム事例などをご紹介します。

1.岡山県在住の方の住まいの将来の不安や困りごと

岡山県在住の方は、住まいの将来に対してどの程度不安を抱えているのでしょうか。

まずは、「あなたの住まいで将来を考えた場合の不安、不満、困りごとを教えてください。」という質問の結果について見ていきましょう。住まいの将来に対して不安を抱えている方々の割合は次のようになりました。

住まいの将来に対して不安を抱えている方は、73.5%と非常に多いのが特徴です。中国・四国地方では最も多い割合となっています。

不安や困りごとを掘り下げてみると、具体的に不安を感じているところはそれぞれ異なり、地域は同じでも住まいによって不満や困りごとは変わってくることもわかりました。特に、戸建て・マンションの建物種別では大きな違いがみられました。

次のデータは、戸建てとマンション・アパートに分けて、将来の不安や困りごとを調べた結果です。

戸建て
1位:断熱性がない(29.2%)
2位:玄関の段差(19.4%)
3位:リビング・キッチンが狭い(18.1%)

マンション・アパート
1位:部屋が狭い(46.2%)
2位:部屋数が少ない(34.6%)
3位:リビング・キッチンが狭い(23.1%)

戸建て住宅に住んでいる方では、「断熱性がない」「玄関の段差」「リビング・キッチンが狭い」という不安や困りごとが多かったのに対して、マンション・アパートに住んでいる方は、「部屋が狭い」「部屋数が少ない」「リビング・キッチンが狭い」という不安や困りごとが多い結果となりました。

2.アンケート結果からわかったこと

戸建てにお住いの方々の不安や困りごと

戸建て住宅に住んでいる方の不安や困りごとを見ると、全体的にバリアフリー対応への不安が多と考えられます。

岡山県に限ったことではありませんが、高齢化が進む中で、増え続ける高齢者のライフスタイルに、老朽化した住宅では対応が難しくなってきていることが要因の1つと推測できます。

リビング・キッチンの狭さについては、可住地面積の狭さが関係していると関係していると考えられます。岡山県は森林面積が県土の約7割を占め、可住地面積割合は31.2%と全国平均の32.9%を下回っており、水回りなどに十分な広さを取れないという事情が伺えます。

また、最も不安の大きかった「断熱性がない」に関しては、地域の気候が大きく影響しているようです。ここで、「あなたの住んでいる地域で、住みづらい時期を教えてください。」という質問の回答を見てみましょう。

瀬戸内海に面する岡山県は温暖な気候というイメージがありますが、実際は中国山地を有する北部の冬は、降雪が多く広戸風という冷たい風が吹きおろし、厳しい寒さになります。
また、夏は、2014年の気象庁年報による都道府県別最高気温では33.2度を記録し、全国7位。沖縄県よりも暑くなる日も珍しくありません。

「断熱性がない」という不安や困りごとは、こうした気候的な土地柄が関係していると言えそうです。

マンション・アパートにお住いの方々の不安や困りごと

一方、マンション・アパートに住んでいる方の不安や困りごとを見ると、部屋数の少なさや部屋の狭さが圧倒的に多いことが分かります。

マンション・アパートは、戸建てに比べると気密性が高いことから、断熱性に関しての不安や困りごとは少ない結果となりました。

戸建てと同じように、可住地面積が狭いという事情の他、マンションやアパートではどうしても個々の家庭に合わせた設計が難しくなる広さため、「部屋数が少ない」「部屋が狭い」という不安や困りごとが多くなったと考えられますが、この結果は岡山に限ったことではありません。

3.不満を解消した岡山県のリフォーム事例

リフォーム・リノベーションは、住まいの不満を解消するための1つの方法です。

住まいの不満を解消して住みやすく変えたケースとして、岡山県のリフォーム事例を紹介します。

【岡山県 G邸】

築年数30年の戸建て住宅の水まわり(キッチン、トイレ、洗面)、居間(リビング・ダイニング、和室)、外まわり(外壁)、その他(玄関・ホール)をリフォームした事例です。築年数が古くても住みやすく変えることができます。

4.住まいの不満をリフォーム・リノベーションで解消

リフォームには、台所・トイレ・浴室などの水まわり、玄関の収納など、気になる部分だけを行うものから、間取りなどを変更する大々的なものまで様々です。

予算や目的に応じて適切なリフォームを行うことで住まいの不満を解消できます。

例えば、室内の段差が気になる場合は、敷居自体を撤去するリフォームが最も有効ですが、段差に見切り材を取り付けるだけでも、安全性は向上します。

5.まとめ

今回は、岡山県の住まいの不安や困りごと、そうした不満を解消するリフォーム事例を紹介しました。

岡山県では、可住地面積の狭さから部屋の広さに不満が生まれ、増え続ける高齢者に老朽化した住宅が対応できず不便さを感じていることがわかりました。また冬の厳しい寒さ、夏の過酷な暑さが、断熱性への不満につながっています。

現在の住まいに不満を抱えている方は、事例のようにリフォーム・リノベーションが不満を解消する1つの方法です。将来の為に住まいのリフォーム・リノベーションを考えてみてはいかがでしょうか。