庭と大和天井が息づく220年の旧家
先人の意匠を活かし、次の世代へ受け継ぐ住まいに

OAK
オーク・ナラ

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全面リフォーム

実例概要

建物種別 旧家
築年数 約220年
リフォーム面積 179.41㎡
概算費用 5000万円台
家族構成 ご夫婦
  • 記載している内容はリフォーム当時の情報であり、リフォームの費用・工期は、お住まいのエリアや工事の内容などによって大きく異なります。あくまで目安としてお考えください。

庭を望むLDKへ間取りを変更
大和天井が旧家の趣を引き立てる

築約220年のTさま邸を全面リフォーム。旧家特有の大きな段差や床の傷みが暮らしの負担となる中、ご両親が同じ敷地内の別棟へ移り、旧家を受け継いだことがきっかけでした。「先祖から受け継いだ家をこれからも大切に残したい」という想いから、建替えではなくリフォームを選ばれました。
もとの間取りでは、ダイニング・キッチンが北西にあり、南側の庭を日常的に眺めにくい配置でした。そこで、南の庭に面する場所へLDKを移し、LDKのどこからでも庭を見渡せるようになりました。大きな窓には黒いサッシを採用。庭の緑を絵画のように切り取り、美しく眺められる空間に仕上げています。

リビング・ダイニングでは、既存の低い天井を取り払い、天井裏に隠れていた大和天井をあらわしに。220年の歳月を重ねた梁や床板がそのまま現れ、旧家ならではの趣が空間を引き立てます。同時に天井高が3.5mまで広がり、大空間が生まれました。床材には住友林業グループオリジナルのオークブラックを採用。黒い天井や梁の色味と調和し、落ち着きのある和モダンな空間となりました。

既存材を活かして旧家の記憶を継承
動線と設備を整え、暮らしやすい住まいに

LDKには薪ストーブを設置しました。ストーブまわりの床と壁には、防火対策としてタイルを施工。グレーのタイルが、オークブラックの床材とも自然に馴染んでいます。耐火壁のむこう側は書斎スペースとして活用しています。

今回のリフォームでは、欄間や柱、梁など、旧家が受け継いできた既存材を可能な限り残しました。なかでもリビング・ダイニングに隣接する和室は、天井や床の間、違い棚をそのままの形で保存。壁はLDKの和モダンな雰囲気に合わせて塗り替え、畳にはグレージュ系の和紙畳を採用しました。年月を重ねた造作が、現代の暮らしの空間に自然と溶け込んでいます。

暮らしやすさを高めるため、動線も見直しました。玄関を入って右手に新たにパントリーを設け、玄関・パントリー・キッチンをつなぐことで、リビングを経由せずに買い物帰りの荷物を運べるようにしています。また、玄関正面には床の間を新設。もともと玄関の框と式台として使われていた桜材を、塗装せず元の色のまま活かしました。背面にはダークグリーンの和紙クロスを合わせ、桜材の色味が引き立つ落ち着いた空間に。旧家の記憶を受け継ぐ、印象的な玄関となっています。

お客様より

築約220年の歴史と家族の思い出がある家なので、極力使えるものは再利用してもらいたいと思っていました。そのうえで、「庭を眺めながら暮らせるようにしたい」「薪ストーブを置きたい」といった希望にも応えていただきました。リフォーム後は、子どもたちが帰ってくる頻度も増えました。この家を継いでほしいと押しつけるのではなく、「ここならまた来たい」「一緒に過ごしたい」と自然に思ってもらえる場所になったことがうれしいです。これから先も、家族が自然と集まり、次の世代へつながっていく住まいになったと感じています。

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