【News vol.6】やるね!川崎バイオマス発電所
2017年08月10日
【①なかなかやるね!住友林業グループ:川崎バイオマス発電㈱・ジャパンバイオエナジー㈱ 編】
住友林業って何をやってる会社なの?木造一戸建ての住宅メーカーというイメージが強いのではないかと思いますが、実は「木」に関する様々な事業を展開している「木材総合商社」なんです。
ということで、月1回くらいのペースで住友林業グループの「木」に関する事業・取り組み等を今後ご紹介していきたいと思います。
木のプロフェッショナル、環境に優しい「住友林業グループ」の熱い取り組みを今後どんどん、ご紹介したいと思います。
◆第1回目は、住友林業グループの「川崎バイオマス発電㈱」と「ジャパンバイオエナジー㈱」をご紹介します!
◆川崎バイオマス発電㈱とジャパンバイオエナジー㈱は、住友林業㈱が住友共同電力㈱とフルハシEPO㈱と合弁で設立した会社です。
◆所在地は神奈川県川崎市川崎区扇町
◆発電出力は33.000kWで約67.000世帯が1年間に使う電気を供給している「国内初の都市型バイオマス発電所」なんです。
◆発電された電力は、JXTGエネルギー㈱へ売電しENEOS電気を通じてお客様に電力を供給してます!
◆環境にとても優しいCO2フリー電気をつくっています!
バイオマスって? CO2フリー電気って? カーボンニュートラルって? どういう意味?
バイオマスとは、生物資源の量を表す概念で生物由来の有機性資源で化石資源を除いたものをバイオマスといいます。
バイオマスから得られる(電気もそうです)エネルギーをバイオマスエネルギーと呼んでいます。
又、CO2フリー電気とはCO2を排出せずに発電された電気の事なんです。
まさに環境に優しい発電所・・それが「バイオマス発電」なんです。
では、なぜCO2フリーなのか・・・・
それは、この発電所は木造建物等の建築木質廃材を細かなチップにしてそれを燃焼させ、電気をつくる発電所なんです。
木の生育期は、皆さまご承知の通りCO2を(二酸化炭素)取り入れ、O2(酸素)を排出します。
その住宅の材料として使用された木材が役目を終わり解体され木質産業廃棄物としてこの発電所に隣接するジャパンバイオネナジー㈱に中間処理業者からトラックでたくさん運ばれてきます。
もちろん住友林業グループにて解体排出された木質産業廃棄物も持ち込まれているんですよ。
ここで木質チップを生産しそのチップを燃焼させ発電タービンを稼動させて電気をつくります。
植物由来の木質バイオマスを発電所で燃焼させるとCO2(二酸化炭素)が排出されますがこれは大気中から樹木が吸収したC(炭素)が大気中に戻るだけなので大気中のCO2濃度には影響を与えない!この考え方がカーボンニュートラルです。
では、2つの工場をご紹介します。(2017年 7/13に見学してきました)
◆電気をつくる川崎バイオマス発電所と木質チップをつくるジャパンバイオエナジーは隣接してます。(神奈川県川崎市川崎区扇町)
◆バイオマス発電所の画像です。 ウーン思っていたより断然大きい! 迫力満点!
◆下記の画像は、住宅を解体した際に発生した産業廃棄物がバイオマス発電所隣接のジャパンバイオエナジー社に集めらているのです。
その廃材を破砕し木質チップ(発電燃料)をつくります!
◆このチップを燃焼させ電気をつくります。画像は、すべて燃焼用の木質チップです! 木造建物から排出された木質産業廃棄物からつくっています。
*イラスト提供 川崎バイオマス発電㈱
バイオマス発電所って環境にとても優しい発電所なんですね。
川崎市以外に北海道の紋別市,苫小牧市、青森県八戸市でもバイオマス発電所(こちらは主に間伐材を燃料にしています)が活躍中又は建設中です。
住友林業グループっていろいろやっているんですね。
次回もいろいろ取材して皆さまに住友林業グループの取り組みをご紹介します!!
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