◆ワンポイント リフォーム実例 Vo.6◆ 〜取れない柱を個性的に〜
2020年09月04日
みなさんこんにちは!
リフォームエンジニアの小野寺です!
広いLDKに変えたい!
...でも取れない柱があると言われた... 間取りの変更は諦めるべき?
そんな方、いらっしゃいませんか?
今回は木造住宅でよくある、撤去できない柱を活かした
実例をご紹介させていただきます。
先ずは、図面からご紹介。
こちらは工事前と工事後の平面図です。
もともとは、和室と台所が壁で区切られていた間取り。
和室の使い道がなかった為、広くて使いやすいLDKを新たにご希望されていました。
ところが計画をしていく中で、建物のバランス上 撤去出来ない柱が
空間の真ん中に残ってしまい...
そこで、逆に柱を活かした空間に出来ないかと考え
写真のようなご提案をさせて頂きました。
床材に合わせ既存の柱には専用のカバー材を巻いて、統一感のある色合いに。
実際に取れなかった柱は1本だけでしたが、デザイン上バランスが悪かった為
あえて飾り柱を設けて3本にしました。
さらに柱上部の天井には、段差を設け木板を貼って豪華な仕上げに。
間接照明も入れました。
リビング側はこんな感じです。
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畳のリビングスペースとダイニングが程よく区切られ、個性ある空間になりました。
お客様にも大変喜んでいただきました。
壁の中には、こんな補強をしています。(別のお部屋です)
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写真右側の装置は、『制震ダンパー』といって弊社でご提案している商品です。
建物にかかる地震の揺れを吸収・低減させて、建物の損傷を防ぎます。
開放的な広い空間を作る為には、しっかりとした補強計画が必要です。
完成してしまうと見えなくなってしまう部分ですが
より長く、建物をお使い頂く為に必要な工事ですね。
住友林業ホームテックでは
デザイン、使いやすさ、構造補強のバランスを考慮したご提案をさせていただきます。
是非ともお気軽にご相談ください!!