誰もが高齢になると筋力や感覚が衰えて、住み慣れた自宅であっても、少しの段差でつまずいたり、何気ない動作でバランスを崩しやすくなります。
高齢者の家での事故を予防し、介護が必要になった際は介護が必要な方、介護をする方双方が安心して快適に暮らしていけるバリアフリーリフォームをご提案します。

バリアフリーリフォームの必要度をセルフチェック
我が家のバリアフリーチェック6項目
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段差でよくつまづく
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部屋の出入り口が狭い
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階段の上り下りがつらい
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手すりがほしくなることが増えた
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浴室の床が滑りやすく転びそうになった
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車いすや介護が必要になるかもしれない
チェック項目の1つでも当てはまる場合は要注意です。
バリアフリーリフォームが大切な理由
国民生活センターの調査によると、65歳以上の高齢者の事故の8割近くが住宅内で起きています。ケガが最も多いのは「居間」。次に「階段」「キッチン・ダイニング」と続きます。
ケガは転倒や転落、段差でのつまずきなど、歩行時に多く発生しています。誰もが高齢になると筋力や感覚が衰えて、住み慣れた自宅であっても、少しの段差でつまずいたり、バランスを崩しやすくなります。家での事故を予防するためには、家の中の危険をなくすバリアフリーリフォームが有効です。
ケガの発生場所

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※出典:国民生活センター「平成25年 医療機関ネットワーク事業からみた家庭内事故ー高齢者編ー」
「事故発生場所65歳以上の場合」
家庭内でのケガの発生場所

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※出典:国民生活センター「平成25年 医療機関ネットワーク事業からみた家庭内事故ー高齢者編ー」
「事故発生場所詳細(屋内)65歳以上の場合」
住友林業のバリアフリーリフォーム
当社では、「高齢者からお子さままで、家族ひとりひとりにとって、快適で安全な住まいであること」「これから先もずっと、暮らしやすい住まいであること」をコンセプトに、バリアフリーリフォームをご提案します。
住友林業のバリアフリーリフォーム
住友林業のリフォームでは、いつまでも住み慣れた自宅で快適に暮らしていただけるよう、以下の3つをポイントに、家族みんなが住みやすいバリアフリーリフォームをご提案します。
POINT 01 事故を予防
つまずきや転倒をなくす
- 段差の解消
- 移動時のつまずき、転倒を防ぐため、日常生活空間の床を段差のない空間にします。
- 暗さの解消
- 視力の衰えなどによる夜間のつまずきを防ぐため、階段などに人感センサー付き照明を設置します。
- 床の滑りやすさの解消
- 雨で濡れた玄関や浴室の床など、滑りやすい部分は、滑りにくい素材に変更します。

POINT 02 自立を支援
生活動線を意識した設計
- スロープや手すりの設置
- 玄関などの段差がある部分をスロープにしたり、階段部分に手すりを設置し、出入りや移動をサポート。
- 水まわりの工夫
- 浴室やトイレ、洗面などは、車いすや体が不自由でも使いやすいように手すりの設置や高さを調節します。
- 玄関の拡張
- 車いすを利用する場合は、玄関や室内の出入り口を拡張。ドアを引き戸にします。

POINT 03 負担を軽減
介護する方にも優しい家づくり
- 廊下やドア幅の拡張
- 廊下やドアなどは、車いすが通りやすく、また介護しやすいように、幅を拡張します。
- 介護スペースの確保
- トイレなどで車いす利用者の介護が必要な場合、方向転換や切り返しのためのスペースを確保します。
- ホームエレベーターの設置
- 2階建、3階建の住まいの場合、上下階の移動を楽にするため、ホームエレベーターの設置を検討します。

補助金の活用で実質負担額を軽減
バリアフリーリフォームをする場合、減税制度や補助金をうまく活用して負担額を減らしましょう。
バリアフリーリフォームした方の感想
実際にバリアフリーリフォームした方から、こんな声をいただいています。
リフォームのきっかけ
両親が建てた家だが、高齢の母親のためにバリアフリーにしたかった。
「昔の家なので各所に段差があり、階段の勾配がきつく、暗かった。階段の配置を変えて明るくなり、勾配もゆるやかになったので上り下りが楽になった。手すりの設置などには補助金を利用できた。また、間取りを変更して介護も家事もしやすくなった」((築40年・50代))
リフォームのきっかけ
病気で倒れた高齢の父親の介護のため、バリアフリー化を考えるようになった。
「立派な柱や梁など、日本家屋の良さを残しつつ、バリアフリーになって歩きやすく、動線も改善されて使い勝手がとても良くなった。断熱もしっかりしたのでより住みやすくなった 」(築80年・60代)
リフォームのきっかけ
入院中の主人が自宅で生活できるよう、車椅子が通れたり、介護がしやすい家にするため。
「玄関ホールから繋がる廊下幅を約2倍に拡張。物置だった場所に主人用の部屋をつくり、窓側から直接出入りできるスロープのアプローチも新設。トイレは車椅子のまま入れるようにし、バスルームも介助しやすい広いタイプに。当初は主人がいない中でのリフォームを不安に思ったが、どんな小さい疑間にも丁寧に対応してくれて、レスポンスがとにかく早く、要望をみんな叶えてくれた」(築50年・50代)
バリアフリーリフォーム事例
介護が必要なお母様の生活を優しくフォローする住まいに改修
ご高齢のお母様が心身共に健やかでいられるよう、自然素材を採用したバリアフリーの空間にリフォーム。玄関ホールやLDKのフローリングは、木肌と木目の美しいウォルナットの無垢材に。壁には調湿機能や消臭効果もある自然素材の塗り壁材を採用しました。







高知県 I様邸
■建物種別:戸建て ■築年数:44年 ■構造:在来木造 ■工事面積:113.53㎡ ■工期:163日


バリアフリーリフォームの注意点
「段差解消」だけでない危険回避のバリアフリー
住まいの中の小さな段差は、高齢者や体が不自由な方にとって大きな危険です。段差解消はバリアフリーの基本ですが、さらに滑りにくくしたり、ぶつかりそうな角の部分に丸みを持たせるなどの工夫で、家庭内の事故を未然に防ぐことができます。

手すりは使い勝手を考えた設置を
玄関やトイレなどの手すりの最適な位置や向きは、使う方の身体の状態や利用目的によって変わってきます。例えば、段差を昇り降りする場合、降りるときは横に配置した手すりに手をついて体重をかけ、昇るときは縦に配置した手すりを引っ張るように体を持ち上げると楽です。利用される方と目的をお伺いし、最適なプランをご提案します。

握力の低下など機能の変化を考慮
高齢になると、指先の力が弱くなり、つまんで回したり、指先で引っ張る作業などが難しくなります。ドアや収納扉の取手などは、大きくしっかり握れて力の入りやすいものにするなど、身体機能の変化に考慮したものを選びましょう。

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