総本山仁和寺 松林庵のリノベーション事例

世界遺産に登録されている仁和寺境内にある松林庵は、昭和12年に寄贈された歴史ある町家。老朽化により近年使われていなかったこの建物を、昔ながらの趣を残しながら宿泊施設へと改修しました。埋蔵文化財指定エリアにあるため掘削工事ができないなど、難易度の高い条件下で既存の意匠や梁等を活かしつつバリアフリーにも対応する現代にふさわしい建物へと変貌させました。

築年数 82年
施工期間 334日
工事面積 159.97㎡(48.48坪)

ご要望&解決 住友林業の施設リノベーションではこのように解決しました

ご要望

  • 埋蔵文化財指定エリアなので、法令に準拠した工事をお願いしたい
  • 風情を残したまま現代にふさわしい建物に

解決

  • 耐震補強の際に、地盤を掘らずにコンクリート基礎を新設
  • 希少な梁などを残し、昔ながらの町家の趣を残した

オーナー様の声

着工から完工まで4カ月弱のスケジュールで全館リノベーションをしていただきました。施設と住居を兼用していることに考慮をお願いしながらの工事になりましたが、関係者の皆様の連携もよく、最後まで安心してお任せできました。

年の瀬にリニューアルオープンし、さっそく予約をいただくなど、幸先良いリスタートになりました。お客様から「部屋に入った瞬間に見た海が、額縁に収まっているかのようで素敵でした」と感想をいただいたときは、本当にうれしかったです。

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