性能提案

地震に備える
巨大地震に備えて。
長く住むためには、老朽化した部分を補修・補強するだけではなく、総合的な耐震性能の向上が必要不可欠です。
『温故知新』のリフォームでは、旧家のリフォームの豊富な施工データを蓄積して分類分析し、旧家再生技術の体系化を進めています。
今後30年以内に
震度6以上の地震が起こる可能性は高い。
巨大地震では多くの建物が損壊・倒壊し、命や暮らしを脅かします。日本政府も近い将来の巨大地震の発生の切迫性を指摘しており、住まいの耐震性能の向上が急がれています。
1981年以前の住まいは
耐震診断をおすすめします。
建築基準法の「耐震基準」は、これまで大地震が発生するたびに見直されています。1981年以前に建てられた住宅は、「震度6強の地震で倒れない」という現行の耐震基準を満たしておらず、耐震性能が充分でない場合があるため、まずはご自宅の耐震診断をおすすめします。
『温故知新』が制震補強を提案する理由。
伝統構法で建てられた旧家は基礎がなく、玉石( 礎石)の上に柱を立て、その柱が建物を支えています。
垂直な太い柱と、柱に水平に通す梁や貫(ぬき)、差鴨居などが固める骨組みで、地震による力が加わると、木特有のしなやかさで柱が折れるのを防ぎつつ、すべての材の接点が抵抗要素となり、地震の力を吸収して粘り強く耐力を発揮します。そのため、『温故知新』では【J S C A 限界耐力計算】※ で
「地震の揺れを吸収する能力」を評価し、耐力壁やエネルギー吸収ダンパーを提案しています。
※一般社団法人日本建築構造技術者協会が監修する伝統構法の特徴を活かすことができる耐震性能の新しい評価手法
揺れに耐える強さを。

建物全体を支える基礎や、柱と柱の間に設置する筋かい、耐力壁などで建物の骨組みを揺れに耐えるよう強化し建物が倒壊するのを防ぎます。地震対策の基本となる考え方です。
揺れを吸収するしなやかさを。

建物の骨組みに制震装置を設置し、振動エネルギーを吸収させることで建物の揺れを軽減します。また、繰り返しの揺れにも効果的で、地震による被害を減らします。
豊富な実績を基に独自開発した旧家専用の耐震・制震技術。
住友林業のリフォームでは、一邸一邸の現況に合わせて、旧家専用に開発したオリジナル技術を駆使することで、より多くを残しながら、より安心に暮らせる旧家再生を実現します。
オリジナル耐震技術

本来、高コストな真壁の耐力壁化を低コストで実現する「剛節ビーム耐力壁」など、コストや工期を抑えながら耐震性を向上させる様々な耐震技術を開発。お客様のご要望に応えながら将来の安心を支えます。
オリジナル制震技術

伝統構法の建物は、地震時に変形しても倒壊しにくいという特徴があります。「エネルギー吸収ダンパー」はこの特徴を活かして旧家専用に独自開発した制震技術。旧家再生の多くの実績から生まれた技術です。

快適な住まいへ
夏は涼しく、冬は暖かい家に。
旧家に暮らす人の悩みで多いのが、すきま風と寒さ。
『温故知新』のリフォームでは、天井や床、壁の状況を把握し、
断熱性を向上させる最適な断熱プランを提案します。
夏の暑さ、冬の寒さを我慢していませんか。

高齢者の熱中症の半数以上は
室内で発生!
熱中症といえば、夏の屋外で発生するものと思われがちですが、65歳以上の熱中症による救急搬送者の約5割が、室内で発生しています。
東京消防署管内・65歳以上・発生場所別
※出典:東京消防庁「発生場所別の熱中症による救急搬送人員65歳以上」(2023年6月〜9月)

室内の寒暖差が、命にかかわる
「ヒートショック」を引き起こす!
急激な室温の変化で血圧が上下し、心臓や血管などの疾患が起こることをヒート ショックといい、入浴時の事故が多くなる一因です。浴室で不慮の事故で亡くなる高齢者は、交通事故死亡者数の約2倍! ※1
※1:「交通事故死の約2倍?!冬の入浴中の事故に要注意!(2024年)」(政府広報オンライン) (https://www.gov-online.go.jp/useful/article/202111/1.html)

寒い部屋は血圧を上昇させる!
室温が20℃から10℃に低下すると、血圧は上昇。
高齢者になるほどその影響は大きくなります。
※出典:国土交通省スマートウェルネス住宅等推進調査事業 断熱改修等による居住者の健康への影響調査中間報告(第3回)

寒い部屋に住む人は、
健康リスクが高い!
右のグラフは室温18℃以上の暖かい部屋と、18℃未満の寒い部屋に住む人の健康診断結果の数値を比較したものです。※2寒い部屋に住む人は、暖かい部屋に住む人に比べて心電図の異常所見が1.9倍など健康リスクが高い傾向です。
※2:国土交通省{断熱改修等による居住者の健康への影響調査中間報告(第3回)} 2019年1月24日
「残して活かす」という
設計技術力。
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温故知新の実例をご覧ください。