節約しながら家族みんなが快適に!

夏の光熱費をおさえるエアコンの使い方

夏の光熱費をおさえるエアコンの使い方

今年もうだるような暑さの夏がやってきます。ここ数年電気料金の値上げが続いており、「エアコンを使わなければ熱中症になりそうだけど、つけっぱなしだと電気代も気になる…」という方も多いのではないでしょうか。そこで、今回は家族みんなが快適に過ごせるように、上手に節電しながらエアコンを使うコツをダイキン工業株式会社の出崎さんと竹田さんに教えていただきました。

意外と知られていない、節電につながるエアコンの基本的な使い方とは?

意外と知られていない、節電につながるエアコンの基本的な使い方とは?

エアコンのリモコンにはさまざまなボタンがついているものの、実はほとんど使ったことのない機能ばかり、という方も多いのではないでしょうか。本来は使う方の好みや状況に応じて設定を変更したほうが良いのですが、ここでは簡単に節電できるエアコンの基本的な使い方をご紹介します。

1. 節電するなら「自動モード」がおすすめ!

「暑くても28℃にすべき?」「風量は微風にしたほうがいい?」など、エアコンの設定に悩んでいる方もいるかもしれません。そんなときにはまず「自動モード」にしてみましょう。自動モードとは室内温度や屋外温度に応じて、自動で運転モードを選んでくれる機能です。細かい調整をしなくても、エアコンが効率よく快適な室内環境を維持してくれるため、消費電力が少なくて済みます。

また風量の設定をする際も、こちらも「自動」がおすすめ。 そうすることで、冷房時、お部屋が冷えるまでは強風で、その後は微風という具合に、最も効率よく、快適に冷えるよう風量の調整が行えます。

最近の機種では、ボタンひとつでAIが好みの運転を記憶学習し、快適な自動運転ができたり、節電に繋がる自動運転を搭載しているものも出てきました。自動モードは冷えすぎたり冷えにくかったりと効率が悪いと思っていたかもしれませんが、自身の感覚でこまめに温度を変え過ぎてしまう方が、エアコンに負担がかかり、余計に電気代がかかってしまうことが多いため、実は積極的に利用したい機能といえるのです。

2. こまめなスイッチのオン・オフはNG!

多くの電化製品にとって、節電のためには「使わないときはこまめにスイッチオフ」が鉄則です。しかしエアコンは、スイッチを入れてすぐのときなど「部屋をがんばって冷やしている」状態の時に多くの電気を使う製品。一旦設定した温度まで冷やした後、部屋をそのままの温度にキープしておくために使う電気のほうが少なくて済むので、こまめなオンオフをしないほうが節電におすすめなのです。

あくまで目安ですが、夏場の日中に一時的に部屋を空ける場合、30分以内に戻る予定ならエアコンをつけっぱなしにしたほうが節電になります。

3. 実は温度調整の要!室外機の正しい設置方法

エアコンというと室内に風を送る室内機をイメージする方も多いのではないでしょうか。しかし、実は室内機とセットで働く室外機のほうも、節電にはとても重要。節電効果は室外機の設置されている環境によって大きく左右されるのです。

エアコンは、室内の熱を持った空気を室内機が吸い込み、パイプを介して室外機から熱を外へ放出することで室内の温度を下げていますが、夏場、室外機が直射日光や地面からの照り返しにさらされるとその付近はとても高い温度になってしまうため、熱を捨てる効率が低下し、電気を余分に使ってしまう場合があります 。

そのため、一番節電効果の高い設置場所は「風通しのよい日陰」と言えますが、ただそんなに上手く室外機の場所を調整するのは難しいですよね。その場合は、葦簀(よしず)や簾(すだれ)などで日陰を作るのがおすすめです。また、吹き出し口を塞ぐと熱がこもるため、ムダな電力消費につながります。室外機にはカバーをかけず、また、吹き出し口付近やその周辺には、障害になるものを置かないようにしましょう。

4. 2週間に1度はフィルター掃除を!

ほこりのついたフィルターは吸いこむ空気の量が少なくなり、部屋を冷やす力が小さくなるため、温度を下げるのに多くの電気が必要になり、電気代がかかってしまいます。

そのため、こまめにフィルター掃除をすることも、節電のためには重要です。自動お掃除機能がない機種であれば、2週間に1度はフィルターに付着したホコリを取りましょう。ホコリは掃除機で吸い込むか水洗いをすれば取れます。自動お掃除機能が付いている機種の場合でも1年に1度のお手入れが推奨されています。

とにかく蒸し暑さをなんとかしたい…室内を即!涼しくする方法

とにかく蒸し暑さをなんとかしたい…室内を即!涼しくする方法

夏に外出先から帰宅したとき、室内に入った瞬間に蒸し暑さを感じることがあります。そんな時には、空気を循環させることも大事。暖かな空気は上に溜まり、冷たい空気は下に溜まりがちなので、うまく対流を促すことで効率よく室内を涼しくすることができます。

1. 空気の循環に役立つ!サーキュレーターの設置がおすすめ

空気を循環させて冷気を部屋全体に行き渡らせるには、サーキュレーターの使用がおすすめです。サーキュレーターをエアコンの対面に置き、エアコンに向かって風を送ると空気を循環させることができます。もしくは、エアコンのそばに置きエアコンを背にして風を送ると、エアコンから出た冷気を部屋の隅々に届けることができます。

2. 温度を下げるよりも、風量を強くする

暑く感じた時、エアコンの設定温度を下げる前に、風を自分のほうに向けるか、風量を強くすることを試してみてください。体感温度が下がり、同じ温度でも涼しく感じます。また、扇風機を使って体に適度な風を感じることでも同じ効果を得ることができます。

エアコンで使う電気のほとんどは、「温度」を下げる時に使われます。「風量」であれば、強くした際ほんの少しだけ消費電力は増えますが、温度を下げる時に比べると比較にならないくらいわずかな消費電力で済みます。一般的に、設定温度を1℃下げると消費電力は10%上がるといわれますので、涼しくしたいときは、まずは風量を調整してみることをおすすめします。

エアコンの買い替え時はいつ?
新しいエアコンの上手な選び方とは?

エアコンは一度購入すると長く使うことがほとんどです。10~13年程度使用する方が多いというデータもあります。

エアコンは10年使ったら買い替え時!
最新のエアコンは節電効果大

エアコンの寿命は約10年です。たとえばダイキンでは、ルームエアコンの補修用性能部品の保有期間は製造打ち切り後10年としており、それを過ぎると修理対応できない可能性があります。エアコンを扱っている他の企業も、部品の保有期間は概ね10年程度です。

今のエアコンは10年前のエアコンよりも、省エネ性能が向上しています。ダイキンのエアコンであれば、11年前の機種と比較して10~15%節電効果が上がっています。新しいエアコンに買い替えるだけでも節電効果は高くなるといえるでしょう。

暑くなる前にチェックすると安心!試運転の方法

10年以上同じエアコンを使っている場合、急にエアコンの調子が悪くなることがあるかもしれません。真夏になってから故障すると、修理完了までの期間をエアコンなしで過ごすことになるため大変危険です。本格的な夏が始まる前に、ぜひ試運転をして冷房が効くかどうかをチェックしましょう。試運転の方法は次のとおりです。吹き出される空気が吸い込み口の空気よりも10℃程度低くなるかどうかを確認してください。

エアコンの買い替え時はいつ?新しいエアコンの上手な選び方とは?

新しいエアコンを購入するときに確認したいポイント

家電量販店などに行くとさまざまな種類のエアコンが並んでいるので、どれを購入したら良いのか迷う方も多いでしょう。その際にぜひ確認してほしいポイントは次の3つです。

  • 省エネ性能
  • 「清潔」に使えるエアコンかどうか
  • サービス対応

省エネ性能はここ15年で格段に向上しています。電気料金が高い今だからこそ、環境のためにも省エネ性能の高いエアコンにこだわるのはいかがでしょうか。

また、清潔に使えるエアコンであることも大切です。先ほどもお伝えしたとおり、フィルター掃除は2週間に1度行うことを推奨しています。とくにペットがいる家庭では、ホコリやニオイが気になるかもしれません。しかし、実際にはこまめに掃除をするのもなかなか難しいですよね。ダイキンには自動お掃除機能だけではなく、エアコン内部の汚れを洗浄する「水内部クリーン」機能のある機種もあります。家族みんなが快適に過ごせるように、清潔さにもこだわってみてください。

それから、故障の際のサービス対応も重要です。この昨今の夏の暑さでは、故障対応に時間がかかってしまうのは死活問題。アフターサービスに力を入れているメーカーを選ぶととても安心です。

住友林業の家にお住まいの方におすすめしたいエアコン

住友林業の家にお住まいの方におすすめしたいエアコン

住友林業の家は元々断熱性が高く、また調湿性に優れる「木材」を豊富に使っているので、夏も快適に過ごしやすい住宅といえます。また間取りも開放的であり、夏の暑苦しさを感じにくい工夫が随所になされています。そんな魅力を活かしながら、さらに快適な環境に整えられるエアコンとしておすすめしたいのは次の3つのタイプです。

  • 広いリビングにはパワーのあるエアコン
  • 湿度調整が得意なエアコン
  • インテリアに合うおしゃれなエアコン

パワーのあるエアコンを設置すれば、大開口の窓のある広々としたリビングも1つのエアコンで一気に快適な温度に整えられます。

また、湿度調整が得意なエアコンを使うことで、高気密で調質性に優れた住友林業の家ならではの良さを活かしながら、より節電効果を高められるでしょう。例えばダイキンの「うるさらX」では蒸し暑い夏は肌寒さを抑えた除湿ができ、乾燥が気になる冬は給水せずに加湿もできます。

そのほか、最近のエアコンの選び方として、インテリアに合うデザインかどうかも重要視されます。従来のエアコンのような機械的なものだけでなく、色や質感も豊富に。木目調のデザインなどもあり、住友林業の家の木質感のあるインテリアに溶け込みやすく、大変おすすめです。

「risora」
(ダイキン工業「risora」シリーズ)

エアコンを上手に使って、健康で快適に夏を過ごしましょう

昨今、夏は危険な暑さが続くと予想されます。エアコンを使わなければ熱中症になり命の危険もあるでしょう。節電と快適さを両方叶えるためには、上手にエアコンを使うことが大切です。室内の空気を循環させて冷たい空気を行き渡らせたり、除湿機能を使って体感温度を下げたりと、今回ご紹介した方法をぜひお試しください。細かい設定が難しい場合には、自動モードを使えばエアコンが効率よく快適な温度に整えてくれます。
エアコンを上手に使って、この夏も健康で快適に過ごしましょう。

※お気に入りのエアコンが見つかった後は、設置ができるかどうかが次の検討ポイント。例えば、エアコンの配管を壁や天井の中に隠し、外から見えないようにして家の外観を美しく保つ「隠蔽(いんぺい)配管」の住宅の場合は、量販店では工事できない場合もあります。このようにエアコンのご購入や設置に関しましては、専門家によるチェックが安心、確実ですので、ぜひご検討の際は、住友林業ホームテックにご連絡ください。

取材協力・画像提供:ダイキン工業株式会社