靴箱だけじゃもったいない!
玄関収納のポイント
- 監修者
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住友林業クレスト株式会社 営業推進部 主任
石黒 惠
限られたスペースにも関わらず物が多くなりがちな玄関。靴が何足も出しっぱなしになっていたり、趣味のゴルフグッズが行き場無く置かれていたりなど、急な来客時に慌てた経験がある人も多いのではないでしょうか。玄関は家の顔。いつもすっきり片付いた、気持ち良い玄関にする方法をご紹介します。
玄関収納、意外と物であふれかえっていませんか?
玄関はいつもすっきりさせておきたいものですが、なかなか難しいですよね。玄関には家族が毎日使う物が多く、ついつい出しっぱなしにしてしまいがちです。そんな玄関をすっきりさせるために、まずは我が家の玄関には何を置くべきか、整理してみましょう。
今現在、玄関には何が置いてあるのか、改めてリストアップ
玄関は気付くとなんでも置いてしまいがちな場所なので、定期的に何が置いてあるかを把握し直すことが大切です。
例えば、以下のような物が玄関にはよく置かれています。玄関に必要な物、そしてあると便利な物がきちんとおかれているでしょうか。
リストアップ後、玄関に不要なものは処分、もしくは別の部屋へ移動を
特に「長い間使っていないけれど何となく取って置いてあるもの」をチェック。何でも置きがちな玄関には、そのような行き場のないものが集まりがちです。履いていない靴、増えすぎたシューケアグッズ、使っていない傘、出番の少ない工具など、本当に必要なのかを見定め、思いきって処分も検討を。次に買い物をする時の、買うべきかどうかの判断基準にもなりますね。
今は置いていないけれど、玄関に置くとよいものはないか確認
生活導線やライフスタイルから考え、あるとより暮らしがスムーズになるものは積極的に玄関に置くことをおすすめします。例えば外出着をかける場所やバッグの置き場があれば、帰宅後にさっとそこにかけてからリビングに行くことができ、リビングもすっきりします。また、避難用持ち出し袋は、いざという時にすぐに持って出られるよう、玄関に置いておくのも良いアイデアです。
我が家の玄関に何を置くべきか整理できたら、次は、それらをどのように収納するかを考えます。一般的に、収納方法は大きく「クローズド収納」と「オープン収納」の2つに分かれます。
クローズド収納とは、扉付きで中身を見せない収納のこと。靴だけでなくさまざまな物をきれいに隠せて、見た目をすっきりさせることができます。急な来客時にも扉を閉めるだけでよいので安心です。落ち着いた洗練された雰囲気にしたい場合におすすめです。
一方オープン収納とは、扉の付いていない収納のこと。取り出しやすくしまいやすいので、頻繁にものを出し入れする場合や、小さなお子さんがいて、抱っこすると手がふさがりがちになることが多いご家庭などは、こちらの収納がとてもスムーズです。飾り棚のように、見て楽しめるインテリアとしても良いですね。
玄関に置きたいものの数や家族のライフスタイルに応じて、我が家にはどちらが適しているかを選びましょう。
ちなみに、クローズド収納とオープン収納を組み合わせることも可能です。
玄関内に仕切りを設けて、靴を履いたまま行ける収納スペースを作り、玄関からは直接見えない位置に棚板収納を設置します。見せたくない雑多なものはそこにまとめることで、人の視線からは隠しつつも、オープン収納で出し入れのしやすさは確保できます。
例えば、住友林業の家のエントランスクロークでは、「フリーバックシェルフ」という棚板収納を活用しています。棚板幅や棚板の高さを場所や収納するものに応じて自由に変えられるため、非常に便利で人気の高い収納方法です。
改めて、玄関とは何かを考える。
玄関はただ“靴を脱ぐ場所”ではない。
さてここまでは、住んでいる人の目線で玄関収納を考えてきました。しかし、玄関の役割は家族の出入り口だけではありません。その家を訪れる人にとっては、玄関はその家で最初に目に入る空間、その家庭の雰囲気を感じ取ることができる場所でもあります。良いイメージを持つのも悪いイメージを持つのも玄関次第というわけです。
また、住んでいる人にとっても玄関は毎日帰ってくるたびに目に入る空間。仕事や学校で一日頑張って帰ってきた時に目にするのが片付いていない玄関では、ほっと一息つくことが難しいのではないでしょうか。
玄関はただ靴を脱ぐ場所ではありません。お客様に玄関に入った時に「この家は素敵」と思ってもらえる空間に、また、家族が毎日帰ってくるたびに「この家を建ててよかった」と感じられる空間に設えてみてはいかがでしょうか。
例えば住友林業の家の玄関は、来客へのおもてなしの心を表し、我が家への愛着もますます湧くような工夫が、随所になされています。
<床や壁、天井などの樹種をそろえて、統一感のある空間に>
<玄関ホールの壁にアクセントをつけて、空間に華やかな表情をつくりだす>
<手すりは、装飾性も意識したデザインに>
靴を履くとき、重い荷物を持って帰ってきたときなど、ちょっと支えが欲しいシーンで老若男女を問わず便利な手すりも、装飾性を意識することで、縦に配したデザインが目線を誘導し、空間にスタイリッシュなイメージを与えてくれます。一本の樹木のような存在感があるので、インテリアとして溶け込みます。
<昔ながらの下駄箱も、よりスタイリッシュに>
住友林業の家の下駄箱は、収納としての機能だけではなく、木目が流れるような美しい突板扉を使って広がりのある空間をつくりだしたり、LED照明をプラスすることで視覚的に宙に浮いているように見せるなど、空間演出としても活躍します。(「ティフカ(TiFC)」シリーズ)
他の家庭ではどうしている?
玄関スペースの最近の傾向
生活動線やライフスタイルから考えてみて、今の玄関がどうしてもフィットせず使いにくい場合は、リフォームをするという手もあります。最近の玄関スペースの傾向を3つご紹介しましょう。
1.セカンドドレッサーをつける
玄関スペースに手洗い場を設ける家庭が増えています。帰宅してすぐに手洗いやうがいができ、ウイルスや汚れ、花粉などを家の中に持ち込むことを最小限に抑えられます。
2.2WAY玄関にする
通常の出入り口の横に、家族用の出入り口を設ける2WAY仕様の玄関も人気。先ほどご紹介したように、お客様からは見えない位置に棚板収納を設置することで、いつでも「物のない」すっきりとした玄関を保てます。趣味のグッズが多い家庭や、お子さんが小さい家庭などにおすすめです。
3.玄関にディスプレイスペースを設ける
「飾りながら収納」を徹底して実践すれば、多少ものが多くても片付いている印象を与えられます。自転車、趣味のガーデニンググッズ、子どものおもちゃなど、家族のこだわりの品は、ディスプレイするように収納するのもスタイリッシュです。
我が家の顔である玄関。魅力的な空間にランクアップさせると、出掛ける朝も、帰宅時も、気持ちまで明るくなります。空間の使い方ひとつで気分まで変わるのはとても不思議。ぜひ展示場で実際に体感してみてください。
監修者プロフィール
- 住友林業クレスト株式会社 営業推進部 主任
石黒 惠 -
整理収納アドバイザー2級の資格を持つ。
住友林業クレストは、住友林業グループの国内唯一の木質内装建材メーカーとして、お客さまの視点を大切にし、住宅・非住宅の分野に渡り、木質感あふれる商品開発・製造・販売を通し、生活関連事業の発展に貢献しています。