片付かないのは住まいに原因がある?
思い切って収納を考える
- 監修者
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住友林業クレスト株式会社 営業推進部 主任
石黒 惠
「いらないモノは捨てる」「思い出は配る」
そして、私たちの住まいを考える
「片付けてもすぐ散らかる」「モノがしまいきれないほどあふれている」という方は、思い切って、今ある住まいの収納を見直す必要があるかもしれません。考え方や方法をこれまでとちょっと変えてみるだけで、片付けやすい住まいにすることが可能です。 住友林業グループの収納セラピストが、片付けやすい住まいになる方法や、収納のアイデアをお伝えします。
“片付けの意識”が変わると、暮らしも変わる
住友林業グループが片付け方の基本として考えているのが、「いらないモノは捨てる」「思い出は配る」「私たちの住まいを考える」という3つのキーワードです。
まずは、「いらないモノは捨てる」。とはいえ、いらないかどうか少し迷いますよね。そんな時は、「1年以内に使ったかどうか」や「この先、出番があるか」など、自分の今と将来において必要でないモノを見分けましょう。
使わなかったり、出番はなくても、思い出が詰まって捨てられない「モノ」。そうした愛着のあるモノや記念の品などは、飾り棚を置くなど、住まいのよく目にするところに居場所をつくってあげるのがおすすめです。「思い出は配る」とは、思い入れのある品々を必要な方に届けたり、飾ったりすることで新しい居場所を見つけてあげることです。
そして、「私たちの住まいを考える」。つまり、お住まいの収納家具が使いやすいか、片付けやすいかを考えて、暮らしやすい住まいにするための見直しをすることが重要です。そのために、次項からご紹介する「収納のルール」を押さえておくことが近道です。収納のルールを実践して、片付けやすい住まいを目指しましょう。
片付けやすい住まいにする工夫って?
「モノ」の定位置を決めよう
「モノ」の定位置とは、モノの住所を決めることです。「よく使うモノ=よく動くモノ」「あまり使わないモノ=動かないモノ」なので、使う頻度によってモノの住所は違ってきます。片付けやすい住まいにするための「モノの定位置の決め方」STEP1・2を紹介します。
【STEP.1】モノの定位置は「使う場所の近く」がポイント
例えば、靴を脱いだり履いたりするすぐ近くに玄関収納はありますよね。これが「使う場所の近くに収納する」ということです。
玄関収納と聞くと靴の収納を思い浮かべますが、靴以外にも出かける時に必要なカギや帽子などがあります。
印鑑やボールペン、カッターなど、荷物を受け取ったときに使う品を常備しておくのも「使う場所にしまう」の一例です。
また、家の中に持ち込まない、ガーデニング用品、ベビーカー、スポーツ用品、愛犬グッズなどの置き場所も玄関スペースに確保すると良いですね。
玄関収納が充実しているかどうかは暮らしやすさに直結するため、玄関に大型の収納やシューズクロークがあれば、家の中が効率的に片付きます。
玄関収納の使い方 豆知識
通勤などふだんよく使う靴は、出し入れがしやすい玄関収納の56~140センチの高さの棚がベスト。靴はシーズンによって使う頻度が変わることもあるので、ブーツなどに合わせて高さを調節できる可動棚があるとより便利です。また、冠婚葬祭用の靴やシーズンオフの靴などは、高い場所に置くなど、使う頻度に合わせて収めましょう。
靴や傘を玄関にしまうように、モノの定位置は「使う場所の近く」に設けるというのが鉄則です。定位置が使う場所の遠くにあると、出し入れが面倒になり、戻さずそのまま部屋に放置……、なんてことも。
例えばアイロン。定位置が使う場所の遠くにあると、出し入れが面倒になり、戻さず
そのまま部屋に放置……、なんてことも。
「使う場所の近くに使いたいモノがある」という状態を目指すには、普段どんな行動をしているか、住まう人の行動パターンが重要になります。
「アイロンがけはいつもリビングでしている」のであれば、リビングにアイロンやアイロン台をしまう。
「洗面化粧台の鏡を見ながらアクセサリーをつける」のであれば、洗面脱衣室にアクセサリー置き場をつくる。「お風呂からあがったら下着を替えてパジャマに着替える」のであれば、洗面脱衣室に下着とパジャマの置き場をつくる。
このように、ご自身や家族の行動パターンに合わせて決めていきましょう。
【STEP.2】モノの定位置は、「使う頻度」で決めましょう
同じ「使う場所の近く」の収納であっても、使う頻度の高いモノは、取り出しやすいところに置くのがポイント!人が立った姿勢のままでスムーズにモノの出し入れができる高さは、「床から56~140センチ」といわれています。反対に、あまり使わないモノはこれより高いところ、もしくは低いところにしまいましょう。
そして、もう1つポイントとなるのが「奥行き」を有効活用したモノの置き方です。良く使うモノは手前に、あまり使わないモノは奥にしまうと、これだけで出し入れがとっても楽になります。
片付けやすい住まいにする収納動線
モノの定位置は「使う場所の近く」と「住まう人の行動パターンで定位置を決める」という収納の2つの基本ルール。この2つを実践することで、暮らしやすさは格段にアップします。
例えば、玄関付近に手洗いカウンターがあると、家に帰ったときの手洗いの習慣がつきますね。さらに、リビング・ダイニングに繋がる廊下に収納家具があると片付けがスムーズになります。
すっきり片付いたリビング・ダイニングってとても心地の良い空間ですね。でも、やはりリビングは、家族みんなで過ごす場所だからこそモノが溢れがち。家族みんなの共有のモノは、誰にとってもわかりやすい定位置をつくっておきましょう。また、ゲームや本・雑誌、エクササイズグッズなど、リビングで楽しんでいる趣味に関するモノは、大きめのカゴにまとめておくだけで、以前よりぐっと片付いた印象になります。
片付けやすい家にするコツを、ご紹介
「Lasisa WEB」では、片付けやすい家にするために実際の玄関・洗面脱衣室・リビングなど場所ごとの詳細な片付けのコツを今後も発信しています。ぜひご覧ください!
※掲載の写真は、イメージ参考写真です。実際の商品とは異なる部分がございます。
監修者プロフィール
- 住友林業クレスト株式会社 営業推進部 主任
石黒 惠 -
整理収納アドバイザー2級の資格を持つ。
住友林業クレストは、住友林業グループの国内唯一の木質内装建材メーカーとして、お客さまの視点を大切にし、住宅・非住宅の分野に渡り、木質感あふれる商品開発・製造・販売を通し、生活関連事業の発展に貢献しています。