特別対談

知る人ぞ知る家具
「sphere」
その誕生を語る。 〈後編〉第8話 2025.2.21

ブラッシュアップは続く

進化を続けるsphere

副島

スフィアのシリーズは、当初ダイニング、ソファなどからスタートして、後からセンターテーブルやテレビボードを増やしていきました。
一つのLD空間をスフィアでまとめていただけるという環境を、1年半から2年かけて整えました。

川村

同じ曲線のコンセプトで続けてきましたね。

副島

その他にも、チェアに無垢の板座のものを追加したり、ソファをツートンカラーで提案できるようにしたり。お客様からのご要望も受けて、変えてきています。

川村

板座を追加したのは、若いお客様が増えてきて、張り地の汚れの問題も出てきたからでした。板座タイプのチェアを追加したというだけじゃなくて、板座と布地タイプのシート部分を後から交換できるようにして。

副島

そうですね。シート部分を交換しやすいのも特徴ですから。

川村

お客様の要望というのももちろんだけれど、
アイテムを増やしたり、色を変更したり、ブラッシュアップすることで商品の鮮度を落とさないことも大事だと思います。

副島

どうしても同じものを扱っていると、送り手側が飽きてくるところがありますから。

川村

お客様にとっては、初めて出会う商品なんだけれど、なかなかね。

副島

ダイニングについては、この9月(注:2024年)にブナの木のバージョンを発売したんですよ。それは、今までと違い、カラーがブラックなんです。
ナチュラルな木の空間に、ブラックの家具を組み合わせて、お互いに引き立て合うようなインテリアを実現できます。

川村

一つのシリーズでこんなふうに進化させていくということは、あまりないですよね。

副島

ないですね。シリーズ全体が生産中止になってしまうこともありますし。

川村

人気が続いているから、そういうことができる。息の長いシリーズになりました。

副島

思い返せば、当時としては、それまでになかったことをいろいろやりました。
ソファのシートのクッションが、ハード仕様とソフト仕様を選べるのも、スフィアの発売当時は、あまり他にやっているメーカーはなくて。そこは私の方からこうしたら、と提案しました。

川村

そうだったね。

副島

ソファの背もたれクッションも、後から、表面と裏面で少し硬さが異なるように変えたんですよ。

川村

クッションの表裏を変えると、硬さが変わるということ?じゃあ今日はお客さんに合わせて柔らかくしようとかできるの?それは知らなかった(笑)。

副島

そういう細かいことが、実はいっぱいあるんですよ。説明しきれない(笑)。

川村

カリモクさんの社内の皆さんも、スフィアが最初に出た時は、「え?」という感じもあったと思うんですよ。

副島

今までとあまりに違うデザインでしたから。
まさに「カリモクらしくない」デザインで。

川村

そこがスタートだったからね。
売り手側にとっても新鮮で良かったと思うんです。

副島

それが今となっては、カリモクの印象といえば「スフィア」となっていますから。
むしろ、一番「カリモクらしい」ものになった。

川村

今や、ですね。開発した身としては本当にうれしいです。振り返ってみても、本当に楽しかったです。

副島

ええ、本当に楽しい開発でした。

<終わり>

スフィアの体感は、
住友林業ホームテックへ

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