
住まいの断熱性能に問題があると、特に冬は居室と温度差のある廊下や浴室などで急な血圧上昇が起こり、循環器疾患を招きやすくなります。
床や天井など住まいの内装に木を適度に使うことで、見た目や香りがもたらすリラックス効果により、熟睡感が深まるという調査結果があります。
日本の家の断熱基準は徐々に厳しくなっています。その結果、国土交通省のデータによると日本の家の95%が1999年改正の次世代省エネルギー基準の断熱性能を満たしていません。驚くことに39%の住まいは無断熱です。海外に目を向けると、例えばイギリスでは健康リスクを考えて断熱性の低い住宅には改修・解体命令が出されることもあります。
住まいの断熱性能が低いと、特に冬は居室と廊下、浴室などで室温が異なり、住宅内を移動する際の急激な温度変化により「ヒートショック」のリスクが高まります。特に入浴時は、寒い脱衣所では血圧が急に上昇し、湯船につかれば今度は血圧が急低下。意識が朦朧とする危険性があります。
住まいを断熱リフォームしたことで、起床時に家庭での血圧が「高血圧」と診断される数値よりも低くなったという調査結果があり、冬季の室温と健康には密接な関係があることがわかります。長寿大国の日本だからこそ、健康的に長く生きていくために住まいの断熱リフォームをおすすめします。
心と身体の健康のことを考えると、家の中で「どれだけリラックスできるか」というのも重要なポイントです。内装に木を使用することで、見た目や香りによって自律神経の状態が安定することなどによりリラックス効果が高まります。その効果は睡眠とも深い関係があり、眠りにつくまでの住環境も就寝時の精神状態に影響するので、寝室だけでなくリビングなどにも適度に木を用いた内装にすることがおすすめです。
木質化率とは、住まいの内装にどれぐらいの割合で木を使用しているかを表します。国土交通省の調査によると、木質化率50%の部屋が最も睡眠効率(熟睡している時間の割合を測定)が良かったというデータがあります。木質化率50%の例としては、床と天井に木を使った空間です。木質化率0%や100%の場合はどうなったかというと、睡眠効率は低下するという結果になったようです。適度に内装を木質化することで安眠が得られ、健康にも良い影響があると言えます。
住友林業ホームテックでは、建物の綿密な調査を実施した上で、各部屋の使用頻度や生活動線、また予算などを十分におうかがいし、より満足度の高いリフォームプランをご提案します。また、断熱後の温度変化予想値の提示なども行っています。リフォームを検討されている方は、ぜひお気軽にご相談ください。
住友林業ホームテックは、住友林業グループの会社でリフォーム事業を専門分野としています。住友林業グループの調達力を背景に、無垢のフロア材をはじめ、建具、天井など、個性豊かな樹種の魅力を活かしたリフォームプランをご提案。断熱リフォームと合わせて、長年住み慣れた住まいを心地よく健康的な美しい住まいへと再生させます。