INTERVIEW #06
INTERVIEW #06
法律、コンプライアンスの観点からお客様のご要望にお応えする
業務企画職
総務部 係長
木村 啓吾
2018年キャリア入社・行政書士事務所より転職
PROFILE
大学時代は「地域活性化」をテーマに研究。前職の行政書士事務所で、建築業許可などの許認可関係のコンサルタント業務を担当し、個性豊かな人材が集まる建設業界で働き続けたいと転職を決めた。

CAREER

2018-2019
北関東エリア、北信越エリアの総務担当として埼玉支店に配属
2020-2022
本社の総務・法務担当に異動し現在に至る
若いうちから意見を言い合える風土に惹かれた
前職の行政書士事務所では、建設業許可、宅建業免許など、許認可関係のコンサルタント業務を行っていました。建設業のスペシャリストの皆さんと接する機会が多く、ものづくりにプライドを持つ姿が格好よかったです。転職を志した理由は、そうしたものづくりをする方々を、事務作業面でサポートできる仕事がしたかったからです。前職のときから、リフォーム市場の広がりを感じており、なかでも当社の事業拡大の将来性を感じていました。採用面接などで社員の方と話していると、年次や肩書にとらわれず意見を言い合う風土が感じられ、働きやすそうな点も魅力でした。会社の規模が大きくなると、身動きがとりにくくなる組織は少なくありませんが、当社では、今もみんなどんどん手を挙げて意見を出し合っています。こうした点は、入社前の印象から変わっていません。
社内の相談ごとや悩みを整理し、解決していく
現在は、本社の総務・法務として、内部統制、リスク管理、コンプライアンス領域を中心に担当しています。法律が改正されると、会社として対応すべき業務が発生し、社内での運用ルールが必要になります。法律の文言を当社の実務に落とし込み、全社員に理解してもらうために、分かりやすく簡潔な説明で周知しています。たとえば、道路交通法が改正され、社用車を使う当社もアルコールチェック義務化の対象になりました。社員の誰がチェック対象になり、管理は誰が担当し、チェッカーの購入や交換などをどう進めるのか。こうした細かな仕組みを整えていくのも総務の役割です。そのほかにも、個人情報管理に関してミスが起こらないような仕組みをどう徹底していくべきかなど、できるだけ専門用語を使わずに、全社員に分かりやすい表現で、社内の仕組みを変えていくことを進めています。総務には、各支店で働く担当者から毎日いろいろな相談が寄せられます。年間5~6万件の契約があり、リフォームの範囲もさまざま。お客様のご要望も多岐にわたり、トラブルが発生することもあります。その際は、担当者からお客様の声を教えてもらい、法律面やコンプライアンスの観点から、会社としてどんな対応ができるかを整理していきます。時には、お客様に納得いただけるよう「合意書」を作成し、対応可能な範囲を誤解が生じないようまとめることもあります。リフォームエンジニア職に「この部分はきちんとお客様に説明しましょう」などと助言することも少なくありません。悩みが解決して晴れやかな表情になる様子に、いつもほっとします。
お互いの専門知識を尊重し、
持ち寄って総動員させていく
住友林業ホームテックには、設計や工事監理の専門知識を持った技術者が多くいます。リフォームエンジニア職も建築士の資格を持っている方が多く、お互いが得意とする分野を尊重し合いながら仕事を進めています。社内では、分からないことを教え合うカルチャーが浸透し、打ち合わせスペースで議論が白熱している様子も日常の光景です。自分が知らないことは、知っているスペシャリストに気軽に相談でき、聞かれたことに丁寧に教えてくれるメンバーが多くいます。お客様の大切な家を残し、活かしていくリフォームの仕事には、さまざまな商材の知識、段取りでの知見が欠かせません。各担当者がそれぞれの専門知識を持ち寄り、総動員させるパワーが、お客様からの信頼につながっているのだと思います。
形が残る建設業だから、
会話も残っていく
本社総務は、さまざまな部署の方と関わり合いながら、課題解決に向けて動いていく仕事です。対応すべき法律の多さや、初めて受ける相談ごとに頭を悩ませることもありますが、自ら調べて学んでいこう、という気持ちで前向きに取り組んでいきたいです。さらに今後は、会社の組織運営や管理について定めた「会社法」の知識も広げ、より組織づくりの根幹に関わる仕事も手掛けていきたいと思っています。建設業の魅力は、形としてものが残るところにあります。私は直接、家に携わっているわけではありませんが、リフォームエンジニア職から「アドバイスいただいた案件は、今こうなっています」「あのときは本当に助かりました」と報告を受けることもあります。形が残るものだからこそ、会話も長く記憶されていくのがうれしいです。
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