INTERVIEW #03
INTERVIEW #03
理想の住まい、暮らしの価値観に寄り添い唯一無二のリフォームを提案する
リフォームエンジニア職
埼玉北支店 主任
高桑 麻美
2016年新卒入社・建築学部 建築デザイン学科卒
PROFILE
大学時代は4年間、飲食店のアルバイトで接客業を経験。お客様の要望に臨機応変に対応する力は、今のリフォームエンジニア職の仕事にも大いに活かされている。

CAREER

2016-2017
工事研修、営業設計研修で支店にて、2年間OJTで業務を学ぶ
2019-2021
埼玉東支店に配属
リフォームエンジニア職を担当
2022-
埼玉北支店に異動
主任に昇格
営業から設計まで担当できる「リフォームエンジニア」に惹かれた
子どもの頃から、家の設計、建築に興味がありました。家族の話では、小さい頃から不動産販売のチラシがあると、間取りを熱心に見ていたそうです。父が土木関係の仕事をしていたので、設計図を見て働く姿に多少影響を受けていたのかもしれません。そういった環境だったことも、建築学部への進学に影響していたことなのかもしれません。就職活動では、「アイデアを形にしていくような仕事がしたい」と思い、住宅メーカーに絞って企業を見ていました。設計の仕事にも興味がありましたが、自分のアイデアを“お客様に提案する”ところまで携わりたいという想いがありました。そんなとき、当社に「リフォームエンジニア」という職種があると知りました。多くの住宅メーカーでは、営業・設計・工事と職種が分かれていますが、「せっかくお客様のニーズをヒアリングして自分を選んでもらったのに、契約したらすぐに引継ぎするのは寂しいな」と思っていました。当社はお客様窓口であるリフォームエンジニア職が営業から設計まで担当することができ、私の理想とする働き方ができると感じました。
ひとつとして同じ間取りはない。
リフォームだから難しく、面白い
リフォームエンジニアの仕事は、お客様のお住まいに対する不便さや不安・不満などをヒアリングするところから始まります。「もっとこうだったらいいのに」という思いを汲み取り、その解決策となるプランを計画・設計し、積算、契約、工事管理職への引継ぎまで担います。工事内容によっては工事管理まで担当することもありますし、引継ぎ後も進捗確認でお電話したり、工事現場の近くに寄った際にお伺いしたりと、完工後の引き渡しまでフォローしていきます。リフォームの難しさは、ひとつとして同じ内容はないところです。お客様は、住友林業で家を建てた方から、新規でお問合せいただく一般物件の方まで幅広いです。リフォーム内容についても、たとえば「キッチンを交換したい」という同じニーズでも、家の間取りやキッチンの形、位置は1軒ごとに異なります。時には「かつて家を建てたときの設計図に沿って解体工事を始めたら、図面にない柱が出てきて、予定通りに進められない」というようなイレギュラーも起こります。その都度、お客様と工事管理職、指定工事店の方と打ち合わせを重ね、臨機応変に動く力が求められます。以前、内装と外装のフルリフォーム案件を担当した際にも、軌道修正すべきことがたくさんあり、対応力を鍛えられました。リフォームは、既存の家を工事するという物理的な制限があることや、そこに長く住まわれてきたお客様の暮らしへの考え方があるからこそ難しいです。だからこそ、お客様と打ち合わせを重ねて描かれた設計図が実際に完成し、達成感や安堵感を共有できたときは本当に嬉しく感じます。「ありがとう」という言葉に、それまでの大変さが吹き飛びます。
「木」を活かした高い耐震技術や豊富な材種が、提案力につながる
私たちの強みは、住友林業が持つ「木」の知識や技術、実績を活かした提案ができるところです。木造住宅の耐震技術の高さや、木材の種類の豊富さに信頼いただけるお客様も多くいらっしゃいます。お住まいの何を重視するかは、お客様の価値観によって異なります。色や雰囲気、耐久性、メンテナンスのしやすさなど、何が叶えば理想の暮らしに近づくのかをお伺いし、ニーズに合った材種を提案します。床材ひとつとっても、ご案内できる木がたくさんあり、設計を考える側もわくわくしますし、「木のことをもっと知りたい」と刺激されます。一緒に働く仲間は、お客様に向き合う仕事柄か、分からないことがあっても、質問をすれば快く答えてくれる方ばかりです。新人時代は、質問することで「みんなの仕事を中断させてしまう」と躊躇することもありました。すると、先輩や上司から「大丈夫?」「何か相談に乗ろうか?」と察して話しかけてくれて、自分がどんなに忙しくても、「どうした?」と気遣うことを忘れない、あたたかな人ばかりです。そういった環境に本当に恵まれているな、と日々感じています。
築100年以上の旧家再生を手掛けたい
リフォームエンジニア職として大切にしているのは、お客様の目線に合わせて話をすることです。お客様のご要望の背景にはどんな問題があるのか、根本まで知ったうえで、ご提案したいと考えています。たとえば、「この部分が不便だから直したい」と言われたときには、「どうしてそう思うようになったのですか?」とお伺いし、ほかの課題や解決策がないかを探っていきます。お客様のこれまでの生活スタイルを大切にしながら、より良く、より新しい暮らしにつなげるためのヒントが会話の中にあると考えています。今後は、フルリフォームの大型案件のほか、築100年以上の旧家のリフォームにも携わっていきたいです。旧家リフォームの特徴は技術的な難易度が上がることや、「祖父母の時代から受け継いだ家を残したい」など、思い入れのあるご相談が多いことです。そうしたプロジェクトに携わるためにも、建築設計の知識をもっと増やし、「高桑さんにお願いしたい」と、お客様から選ばれる存在になりたいです。
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