実はエコな木。日本製の「割り箸」を使うメリットとは?|住友林業のリフォーム公式ホームページ。木質感にこだわったリフォーム・リノベーションなら住友林業のリフォームへ。

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実はエコな木。
日本製の「割り箸」を使うメリットとは?

割り箸の良さが見直されはじめている

日本人にとって親しみ深い割り箸。木を使って作られた箸のため、以前は森林を破壊する、木の無駄遣いになるのでは…と懸念されていました。しかし、現在では割り箸を使うことによってもたらされる、環境、経済的な効果が徐々に見直されています。今回は、割り箸を使うメリットについてご紹介していきます。

割り箸を使うメリットは?

割り箸は木からできているため、大量の割り箸を使うと森林破壊につながるのでは…と考えてしまいがち。ですが、もともと割り箸は日本において資源を有効活用するという目的で作られたもの。そして、割り箸を使うことで次のメリットが生まれます。

  • 01.間伐材を有効活用できる

    割り箸は、もともと吉野杉の端材から生まれたもので、現在も、端材や間伐材などを使って作られています。間伐材とは、木が密集し過ぎないために間引かれた木のこと。日本製の場合、割り箸を作るために間伐材を使うことが多く、有効活用していると言えます。

  • 02.国内の森林を継続的かつ経済的に支えられる

    割り箸には多くの木材を必要とするイメージがありますが、実は決してそうではありません。本来は捨てられるはずの端材や間伐材を有効活用しているため、森林の手入れや山村の経済を活性化することにもつながり、割り箸を普及することで国内の森林を継続的かつ経済的に支えることにもなるのです。

  • 03.「事をはじめる」という意味を持つ

    割り箸を割ったときのあの「パキッ」という音に、なぜだか清々しい気持ちになることはありませんか?割り箸を使うということは、私たちの心に響く意味があるのです。
    割り箸を割る事には、祝い事、神事など事をはじめるという意味が込められているそうです。そのため、日本人にとって大切な場面では、真新しい割り箸が使われてきました。割り箸を割るという行為には、このような日本特有の文化的、儀式的な意味合いもあるのです。

暮らしに身近な「木」にも想いを馳せて

今回ご紹介したように、日本製の割り箸には資源を有効活用できる、森林を支えることができるというメリットのほかに、昔から受け継がれてきた文化的、儀式的な役割もあるのです。皆さまも、割り箸を使うときには改めてそのようなことにも想いを馳せてみてはいかがでしょうか。